虚人の星 (講談社文庫)

  • 講談社 (2017年12月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784062938419

作品紹介・あらすじ

外交官から首相秘書に抜擢された新一は、七つの別人格に苦しむスパイでもあった。その新一が仕える世襲総理松平定男は、凡庸な極右との前評判を覆し、米大統領をも黙らせる名演説で世間の度肝を抜く。しかし彼の内部にも奇妙な変化が現れて……。二重スパイと暴走総理は日本の破滅を食い止められるのか?


三代目極右総理VS.売国奴スパイ
国難を回避できるのはどっち??

「一押しの面白い小説だ」佐藤優氏
「現代日本の危機を描いた傑作」白井聡氏


外交官から首相秘書に抜擢された新
一は、七つの別人格に苦しむスパイ
でもあった。その新一が仕える世襲総理
松平定男は、凡庸な極右との前評判を覆
し、米大統領をも黙らせる名演説で世間
の度肝を抜く。しかし彼の内部にも奇妙
な変化が現れて……。二重スパイと暴走
総理は日本の破滅を食い止められるのか?

みんなの感想まとめ

現代日本の危機をテーマにしたこの作品は、外交官から首相秘書に抜擢された新一が抱える七つの別人格と、彼が仕える世襲総理・松平定男の成長を描いています。松平は、凡庸な極右との評判を覆す名演説を行い、米大統...

感想・レビュー・書評

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  • 初読み作家

  • 7人の人格がいるレインボーマン。
    のび太とドラえもんの総理大臣。
    なんともぶっ飛んだ話なんだけれど、社会背景は至ってまともで深刻、この国を憂う。
    実は本質は至ってまじめな話なのである。

    といいながら、うまく表現できない自分がもどかしい・・・。

    装丁が綺麗。文庫本も同じ?

  • 実は初めての島田雅彦。特に理由はないのだけれど、今までなぜか読む機会が訪れなかった。

    最初はもやもやさせられるのだけれど、途中からはエンタメ的な流れになって、ページを繰る手が止まらないくらい。
    でも話が盛り上がってくるにつれ、不安も覚えはじめる。期待される話の流れに対して、残ページ数が足らない気がするのだ。大団円の長ぜりふは、おそらく作者がいちばん言いたいことだと思うのだけれど、その後の展開がなく終わるので、読後感も結局は中途半端なまま。村上龍ならここから第2巻まで話をふくらませるだろうに、トム・クランシーなら1話4巻物で大河ドラマ化するだろうに、実に惜しい(笑)

    余談ながら、解説を書いている某「政治ジャーナリスト」もいただけない。何が「私の四半世紀の政治経験に照らしても、微塵たりとも違和感はない。」だ。総理大臣と官房長官が同時に訪米するということ自体に、違和感ありまくりだろ。と、ツッコミ入れてこの稿終わります。

  • 庶民の星と政府の松平という二軸で進む序盤は、設定だけ見ればかなり刺激的だと思うんだが、国家レベルの緊張感を扱う題材のわりに語り口は妙に軽く、随所のパロディ引用がかなりノイズ。意図的な外しだと思うのだが、緊迫感を育てるより先に集中力を削ってくる場面が多かった。人物配置も、名前だけは印象に残る一方で、感情の積み上げや関係の説得力は薄め。大きな話を動かしているはずなのに、会話や展開のつながりが唐突で、ずっと結局何が山場なんだかわからない迷子感。ほんでラストはマジで終わってる。ここまで引っ張った要素に対して、決着の描き方が雑で、説明も余韻も足りない。読者が受け取るべきカタルシスも、苦さとして回収されるべき後味もなく、ただ置いていかれる。挑戦的というより未整理、余白というより放置に近い読後感で、正直かなり深く失望した。

  • とても示唆に富んだ作品。
    やはり島田雅彦の村上龍の影響が一番か。これがあったから『パンとサーカス』が生まれた。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/731303

  • 外交官から首相秘書に抜擢された新一は、七つの別人格に苦しむスパイでもあった。その新一が仕える世襲総理・松平定男は、凡庸な極右との前評判を覆し、米大統領も黙らせる名演説で世間の度肝を抜く。しかし、彼の内部にも奇妙な変化が現れて…。二重スパイと暴走総理は、日本の破壊を食い止められるのか?第70回毎日出版文化賞受賞作品。

  • まずは文章が好きです。
    なんの話か全く予測せずに読みましたが、解離性の人格!スパイ!などなど盛りだくさんで、政治に対する恐怖もリアルで本当に楽しく読み進めることができました!
    やっぱり島田雅彦は面白い!

  • 日本を取り巻く国際状況を著者の見解でぶった切ったビジネス書。物語として読むのではなく、国際関係、今後の展開そして日本が取るべき態度の参考文献として読むべき本。

  • 日本がスパイ天国だなんて話は虚構でもなく、恐らくは事実だろう。昨今の政治家の立ち居振る舞いを見ても、いったいどの国の国会議員なんだと思われる人間も多数見受けられ、それを支持する国民。そう言った日本の状態を的確に表した、近未来Sci-Fi小説だ。
    軍靴の響きが聞こえるのも、そう遠い未来ではないのかも知れない。
    のび太、頑張れ!

  • もしも、ニッポン中枢の人格が乗っ取られたら? 外交官から首相秘書に抜擢された新一の実の顔は、七つの別人格に苦しむスパイ。一方彼が仕える世襲総理松平定男にも、ある日奇妙な変化が現れる。二重スパイと暴走総理は、日本の破滅を食い止められるのか?

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著者プロフィール

作家

「2018年 『現代作家アーカイヴ3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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