パノララ (講談社文庫)

著者 : 柴崎友香
  • 講談社 (2018年1月16日発売)
4.33
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  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062938433

作品紹介

28歳のわたし・田中真紀子は友人のイチローに誘われて、彼の家に間借りすることになった。けれどもその建物は、コンクリート三階建て・黄色い木造二階建て・鉄骨ガレージの3棟が無理矢理くっつけられた変な家。そしてわたしは、ガレージの上の赤い小屋に住むことに。全裸で現れる父親を筆頭に、個性派揃いのイチローの家族たち。ヘンテコな家でおかしな生活が始まった。そんなある日、イチローから「たまに同じ一日が二度繰り返される」という不思議な経験を打ち明けられる──芥川賞作家が描く未体験パノラマワールド!

パノララ (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 自分の中の色んなものが渦巻いて言葉にできない、
    こんなに読むのを止めれなかった小説は久しぶりで
    僕の中でちょっと衝撃的な一冊になりました。

  • 「ループする時間を描くことによって、ループしない人生のかけがえのなさに光をあてる。どんなに昨日と同じ日常でしかないと思っても、やっぱり特別な今日なんだ。」
    という感想を持ちたかったのだけど、ループするのが特別な日になっていて、そう簡単に予定調和な感想は持たせてもらえない。
    タイトルのパノラマ撮影は読後にニヤリとしてしまうウマさがある。レンズの歪みと、異なる時間を一枚の写真に閉じ込めることによって生じる歪み、その時空の歪みと整理のつかない気持ちの歪みがうまくシンクロした物語になっている。

  • 新しい町に住むと知らない路地を歩いたり、日常でなかったものが当たり前になっていく。顔見知りもできたりして、自分の人生の一部になっていく。都心の風景は他とは違う速度で変わり続けるから同じではないけれど、そこにいたことで救われたりもする。

  • 芥川賞作家が描く、未体験パノラマワールド!

    友人のイチローに誘われ、奇妙な家にある赤い小屋を間借りすることになったわたし。個性派ぞろいの彼の家族たちと生活していると、「たまに同じ一日が二度繰り返される」とイチローから打ち明けられて……。

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