- 本 ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062938846
作品紹介・あらすじ
心の動くところから、しゃぼんの虹のようにたくさんの色が生まれてくる。読むたびあたたかい色に包まれるイラスト満載のエッセイ集。
感想・レビュー・書評
-
感じたまま綴られたかのようにも思わせられる文章、しばらく読み進めては冒頭の詩に戻ると、生活の中で見落としていた日常の美しさに気付かされ学ばせてもらえたような…
"抽象的なまま整理しないでほうり出し"(引用) だなんて。本当に美しい… 感動。
未読本の書棚の中からふと手にしたこの本、詩歌を味わえるようになりたいなと思っていたまさに今読むべき本であった気がする…
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
色とりどりの色にふんわり包まれているような気持ちになれる本。
日常の思い出と、いろんな色のエピソード。
この世界にある色たちが愛おしくなってくるエッセイ集でした。 -
"怒りの正体は悲しみなんだって"
が
一生心に残る
人づてにきいた言葉が伝ってきた。
紅茶のシーンもとても好き -
おだやかでやさしいきらきらした本
身近な人が1月頃に貸してくれた。
表紙とタイトルから、前向きで明るい太陽のような本だと予想していた。
ここ数ヵ月、落ち込みがちで、感情を上下させたくなく、なるべく静かにすごしたかった私は、この本は明るくてまぶしくて読んだら疲弊するんじゃないかと思って、手をつけられていなかった。
今日は比較的明るさも受け入れられるような気持ちだったのと、そろそろ返却したほうがよさそうな時期が迫ってきたので、ついに読むことにした。
冒頭から、すっと心に染みて、暖かさがゆっくりと広がる感じ。
読み終えた。
勝手な主観と裏腹な内容に、ぐっとひきこまれた。
私は本を選ぶとき、よく装丁や表紙やタイトルで選ぶが、
第一印象以外のところにも目を向けると出会いが広がるなあと思った。
この本に、おーなりさんに出会ってほしい、友人がいる。
LINEで情報を送っておすすめしようかと思ったけれど、
プレゼントすることに決めた。これはそういう本だ。
早く届けたいな。 -
心がかなしいところから抜け出せずにぐるぐるしてしまうとき、いつもおーなり由子さんの本に救ってもらっています。おーなりさんのように豊かな心で世界を見ることが出来たら素敵。その視線の行方をほんのすこし見せてもらえた気分で読了しました。ざわざわしていた心がいつのまにか落ち着きを取り戻している。何気ない日常を色とりどりに輝かせることが出来るのは自分次第だと改めて気づかされます。
-
普段見ている景色や生活の中で感じる音や空気、出会う人たち
色んなものに対して、特別に、大切に思える本でした。こんな風に色と素敵な言葉で表せる作者さんはきっと素敵な方なんだと思います。 -
木のような、水のような
教科書に載っていてぎゅんと惹かれた 出会えてよかった -
「幸福な質問」で著者を知り、心が暖かくなったので気になったこちらを読みました。
詩のような温かい本で、感情については学ぶことがたくさんありました。怒りは悲しみというのはなるほどなあと感じましたし、日頃自分が生きていく日常で色を感じ、心豊かに過ごしたいと思いました。 -
思い出を色として捉える行為
私は自然とそうしていた、ただその事を頭の中だけにしまっていたせいで気づくことができなかった。
そしてこの本は特別な友達から贈って貰ったもの。仲直りの印に受け取ったもの。多分この先も大切な1冊となってゆくだろう。 -
小学生くらいの頃に、前の文庫本で読んだ本。
何となく思い出して、また購入して読んでみた。
イラストも綺麗で好きだったので、新しく増えていたのも良かった。
心がほわっとする、不思議な感じの文章。
きっとまた、時々思い出して読みたくなるような本。
寝る前に少しずつ読むのが楽しかった。
著者プロフィール
おーなり由子の作品





