完全版 日本婦道記(上) (講談社文庫)

  • 講談社 (2018年4月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784062938860

作品紹介・あらすじ

戦中、戦後に渡り書き継がれた名作「日本婦道記」。直木賞辞退作としても知られる金字塔、その31篇を網羅した完全版、初の文庫化。武家の体面を保つために自らはつましい生活を送くる女。その死によって初めて明らかになるその生活を描いた『松の花』や『髪かざり』『風鈴』などの連作短編集。山本周五郎の作品の根幹を成すテーマである、「慎ましく生き、苦しみ、働く」という姿勢を貫く、傑作小説集。


戦中、戦後にわたり書き継がれた名作「日本婦道記」。直木賞辞退作としても知られる金字塔、その31篇を網羅した完全版、初の文庫化。武家の体面を保つために自らはつましい生活を送くる女。その死によって初めて明らかになるその生活を描いた『松の花』や『髪かざり』『風鈴』などの連作短編集。
山本周五郎の作品の根幹を成すテーマである、「慎ましく生き、苦しみ、働く」という姿勢を貫く、傑作小説集。

みんなの感想まとめ

日本の美と女性の生き様を描いた本作は、戦中から戦後にかけての混乱期を背景に、著者が描く31篇の短編から成り立っています。特に『松の花』や『髪かざり』などの作品では、武家の体面を守りつつもつましく生きる...

感想・レビュー・書評

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  • 日本の美を描く金字塔、31篇を網羅し初の文庫化!

    太平洋戦争の最中に始まる連載「日本婦道記」。戦中・戦後の混乱期を通し、著者が描き続けた日本人の姿、生き方とは。傑作「松の花」や名作「萱笠」など、直木賞辞退作としても知られる本作、三十一篇を網羅。

  • 良妻賢母、夫唱婦随などという古い言葉が自ずと浮かんでくる短編集。主人公は女性の鑑とも呼ぶべき人々ばかりで説教臭さも感じるが、時代小説の都合良さがよく出ている王道的作品。

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著者プロフィール

(やまもと・しゅうごろう)
1903~1967。山梨県生まれ。小学校を卒業後、質店の山本周五郎商店の徒弟となる。文芸に理解のある店主のもとで創作を始め、1926年の「文藝春秋」に掲載された『須磨寺附近』が出世作となる。デビュー直後は、倶楽部雑誌や少年少女雑誌などに探偵小説や伝奇小説を書いていたが、戦後は政治の非情を題材にした『樅ノ木は残った』、庶民の生活を活写した『赤ひげ診療譚』、『青べか物語』など人間の本質に迫る名作を発表している。1943年に『日本婦道記』が直木賞に選ばれるが受賞を辞退。その後も亡くなるまで、あらゆる文学賞の受賞を拒否し続けた。

「2025年 『山本周五郎[未収録]時代小説集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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