- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062938891
作品紹介・あらすじ
再建は投資家のためじゃない。
従業員のためなんだ!
問題山積の飲食店チェーンに飛び込んだ
元エリート銀行マン。
のしかかる七つの試練に、どうなる第二の人生!?
順調にメガバンクの出世コースを歩ん
できた樫村徹夫は、送別会の帰り道
「あんたの人生、七味とうがらし」と、辻
占師に不吉で不可解な言葉をかけられる。
深みある人生にするか、辛すぎて酷い味に
なるかは自分次第。吸収合併を機に、飲
食店チェーンのCFOに抜擢された樫村
は、綻びだらけの企業を再建できるのか?
感想・レビュー・書評
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銀行マンが飲食ビジネスの社長になって
企業再生に奔走する話。
展開とか、ラストの大円団的なこととか、
そういう部分は好きな内容でした。
強いて言えばタイトルかなぁ。
こういう作品のタイトルは難しいと思う。
だから、仕事系作品は
島耕作とか主人公の名前が
タイトルに使われるのかもなって思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「人生、七味とうがらし」
うらみ、いやみ、つらみ、ひがみ、ねたみ、やっかみ、そねみ。この七味で、人生に深みが出るのか、ただただ辛く酷い味になるかは己次第。
順調にメガバンクの出世コース歩んできた東大出身のエリート。そんな最中、メガバンクの吸収合併を機に、飲食チェーンのCFOに抜擢される。
しかしその実態はフランチャイズを拡大し過ぎ、権利金で資金繰りを自転車操業という綻びだらけの会社。そんな企業を再建すべく東奔西走する。
企業は現場で働く従業員たちのものという、触りだけ耳にすると随分と形骸化された表現だが、そこは江上氏の手腕。
爽やかな読了感を得られるが、現実はよ...と憂いを帯びる気がしてならない。
小説の醍醐味か。 -
読みやすかった。
半沢直樹的なストーリーで分かりやすく嫌な奴が出てきて、最後に勧善懲悪なストーリー。
少し都合が良いかなと感じでしまった。 -
ラストはできすぎだがすごい好き。そのために仕事をしている。
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テレビドラマで見た。後半一気に駆け上がった。
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誠意は必ず通じている。何が成功で何が失敗かは誰にもわからない。ただ誠意をつくすこと…
人生、七味唐辛子、うらみ、つらみ・・・も何がスパイスで何ご辛いかもわからない。結局は自分次第かな。 -
読みやすく引き込まれる内容だけど
これだけ銀行ものがもてはやされちゃうと辟易意味。主人公が真面目すぎ。隙があってダメダメな人との対比が露骨だったかな。 -
人間くささがプンプンして、主人公になったつもりで読みいってしまいました
著者プロフィール
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