- 講談社 (2015年10月20日発売)
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感想 : 32件
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784062940009
作品紹介・あらすじ
心に傷を抱えた大学生の春近は、眠れない冬の日の深夜、公園に散歩に出かけた。「二月三日は、『不眠の日』です」。そこで彼に話しかけたのは、ひまわりのような笑顔を浮かべる、人妻のひまりさんだった。もふもふの白い毛並みのサモエド犬・有海さんを連れた彼女とともに、晴追町に起こる不思議な謎と、優しい人々と触れあううちに、春近はどんどんひまりさんに惹かれていき……。……。
心に傷を抱えた大学生の春近は、眠れない冬の日の深夜、公園に散歩に出かけた。「二月三日は、『不眠の日』です」。そこで彼に話しかけたのは、ひまわりのような笑顔を浮かべる、人妻のひまりさんだった。もふもふの白い毛並みのサモエド犬・有海さんを連れた彼女とともに、晴追町に起こる不思議な謎と、優しい人々と触れあううちに、春近はどんどんひまりさんに惹かれていき……。
みんなの感想まとめ
心に傷を抱えた大学生の春近が、冬の深夜に出会った人妻のひまりさんとその犬、有海さんとの交流を描いた物語は、優しさとほのぼのとした日常の中に潜む小さな謎を楽しむことができる作品です。ひまりさんは春近にと...
感想・レビュー・書評
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──どんな姿をしていても、有海さんが、わたしの旦那さまです。
人生このかた20年人妻ばかりを好きになってきた青年春近が冬の日の深夜、公園で出会ったのはもふもふの白い毛並みのサモエド犬、有海さんを連れた、ひまりさんだった。
有海さんは彼女の夫なのだという。
晴追町でささやかな謎と優しい人々に触れ合い、大いなる謎を隠した人妻に振り回される春近の明日はどっちだ?的なほのぼの日常、ミステリかな?
文学少女以来に久しぶりに読みました、野村美月。
と言って6年も前の本ですが。表紙が志村貴子だったので目に止まりまして。
思春期を皆殺しにするようなあの頃とは違って優しく淡い物語でした。ずっと読んでいたいような、心を柔らかくしてくれるお話でした。
ずっと読んでいた作家さんからしばらく離れたりすると、その間に書かれたお話に触れてこなかった人生が、触れ続けていたらの仮定の人生と分岐した気がしてちょっと切なくなってしまいます。本を読むということは選択の連続です。
次も読もう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブクログの献本で頂きました。ありがとうございます。
大学生の春近くんは、1人暮らしを始めて慣れないころに、人妻で夫は学術調査で犬とふたり暮らしのひまりさんと出会って、少し逞しくなる、というお話です。
志村貴子さんの装画が、これ以外にないというくらいのピッタリの絵柄で、この作品の雰囲気を見事に表しています。
日常の謎ときと聞いていたので、もっと厳密、鮮やかなモノを想像していたら、ちょっとした賢く優しいお姉さんならば、簡単に解けるようなゆるゆるのものでした。
タイガ文庫の想定読者は、多分相当若い人たちを充てていると思うんだけど、この水準でいいのかな?と思ってしまいました。
2015年11月14日読了 -
いや、もちろんめぞん一刻を思い出しましたよ(笑)
けど、あちらの総一郎さんは本物のワンちゃんだったけど、こっちは?だからなあ〜。
正直、春近くんに目があるとは思えない。
これはやっぱりかなわない恋物語なのだろうか?
でも、野村さんの物語で主人公がそれってあまりないからなあ、
どうなんだろうね?
それにしても有海さんが犬になった(?)経緯が気になる。
やっぱり民俗学の研究で古代の遺跡やら探検してそういう呪いにあったんだろうか?
入ったら変身する温泉とか(笑)
それとも晴追町の守り神のワンちゃんの乗移り?
でもなぜ、七夕?
この謎、次巻で解けるのかなあ。
内容的にはいつも通り、いくつもの切ない恋物語が語られて、うまく行くことも、いかないこともあるのだけど、やっぱり個人的にはハッピーエンドなお話が好き。
なので、先輩と夜理子さんの話がいい。
あと、ひまりさんの方言がめっちゃかわいいんですけど!
女の子の方言って、うん、良いねえ。 -
どんな条件だから人を好きになるのか…じゃなく。
好きな人だから愛するのだな…って思う、ふんわりしたファンタジー。
人妻のひまりさんと大学生の春近は理解しあってるけど結ばれません。でもそれは春近が学生だからじゃなくて、ひまりさんの旦那様とひまりさんが愛し合ってるから。
じゃあ…ここに描かれる、成就しにくいカップルのような恋をしてしまったら、さらっと綺麗に諦められるのかな。
春近の、あなたの幸せを祈ります。
って言葉は、ひまりさんより似合う相手が未来に
出てくるから…そう思うとちょっと胸が痛いです。 -
既婚の女性と知り合ったからって、なかなかその人を表現するときに「人妻」って言葉は使わないような気がします。
彼の場合、その言葉を使う時点で、その存在に特別な思いを抱いているということなのかもしれません。
特定の属性の人が好きというのは、その属性に対して魅力を感じているのか、好きになった人がたまたまその属性だったのか。
前者の場合は、結局「じゃあ誰でもいいんじゃん?」ってなっちゃうし。
特定の属性の人に魅力を感じるのだけど、その中でも特にその人柄に魅了された時に好きになる。
ってことなのかな。
そんな彼の気持ちをひまりさんが分かってるってことは、有海さんもわかってるってことで。
何があったか分からないですが、その心境や如何にですね。 -
第二希望の大学に通うため、月途中で引越しした主人公。
寝つけず散歩に出れば、真夜中にもかかわらず
犬を散歩している女性と遭遇した。
連続短編…でいいのでしょうか?
主人公は人妻ばかりを好きになる人物で
今回好きになった人妻の夫は白い犬と同じ名前。
知り合った大学生(女子)は、かなりの年上好き。
なかなかに、皆様かみ合わない方向を向いてます。
が、それゆえに、被らないという素晴らしさ?w
途中で出てくる園長先生は、だからこそ、なのか
愛情方向に突起するものがないな、と。
小さく悩んでいる事でも、相手にとっては大事な事。
もしかしたら、侮辱しているかも知れないという事を
ちゃんと考えないといけません。
…しかし、旦那様は本当に…本当に???w -
表紙とタイトルで気になっていましたが、うやむや、なっていたら偶然図書館にありました。
とても優しくて素敵な物語ですね~。ひまりさんに有海さん、春近君…名前から私好みです。 -
恋愛ものでしたか…。
表紙通りに、とても優しい物語。
女性の読者のほうが好きそうな印象。
有海さんをモフモフしたい。 -
「文学少女」シリーズの方の新作の恋愛ファンタジー。読んでいてまず頭に浮かんだのは「めぞん一刻」。白い犬(有海さん)=「惣一郎さん」ひまりさん=「響子さん」、春近=「五代」そんなイメージ。久し振りに読み応えのある恋愛ものに出会えた気がします。有海さんの秘密も気になる。続きもあるので機会があれば読んでいきたいと思います。
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ひまりさんの人のよさにほっこり。春近くんの真っ直ぐさも眩しい。それにしても有海さん、一体何者なんだ!?まだまだ謎がたくさん隠れていそうで、物足りない。
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百年分の幸福。
それは、人の一生分をたやすく満たすほどの圧倒的な幸福だ。だから恋人たちは寄り添い、唇をあわせるのだ。百年分の幸せをこの瞬間享受するために。
恋は、いつか壊れるかもしれない。
情熱は、いつか冷めるかもしれない。
それでも、この五月二十三日のキスの日に寄り添いたい人。
百の言葉を尽くすより、たった一度のキスで伝わることがある。
(P.213) -
この度ブクログの献本で戴きました、ありがとうございます。遅くなりました。
東京の端晴追町で起こる、日常のささやかな謎がベースとなる物語。主人公の木村晴近が、大学二年生から一人暮らしを始めた晴追町で、新たな出会いを重ねていくほんわかストーリー。
キャラクターがとても個性的だが、それに重ねるように晴追町がとても魅力的に映る。「古いけど新しい町」、そんな良い町があるなら住みたいなぁ、と思ってしまう。
登場人物一人ひとりの思いがずっしりと詰まっていて、どの人も深い思いがにじみ出ているから、とても暖かい気持ちになる。特にひまりさんが晴追町と旦那さんについて語る場面は、読んでいるこちらが幸せな気分になってしまうほどだ。
個人的には巴崎と春近の関係はとても微笑ましくて、巴崎の辛いようで、でも切なる願いはぜひとも叶えて欲しいと思う。
最初から最後まで綺麗に人の暖かさに包まれている作品だった。とろとろプリンの意味すら深く感じられた。
以下余談、後付けで出て来たという春近だが、冒頭の一節を除いて、春近の一人称のほうがすっきりする気がした。また彼が周囲からの「スかしている」と見える感じがわからず、最初から優しい少年にしか見えなかった。
この度は良い出会いをありがとうございました。続刊があれば楽しみにしています。 -
有海さんを抱きしめたい
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『めぞん一刻』的なものを想像してましたが、ファンタジーですかね…
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yk
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【収録作品】はじまりの物語 眠れない春近が、犬を連れた人妻と朝を迎えること/第一話 大学のサークルに入会した春近と、そこで知り合った巴崎さんの愛情物語/第二話 幼稚園の怖くて大魔王な園長先生の話/第三話 春近の先輩の彼女が吸血鬼になった話/第四話 春近とひまりが、つかのま接近する話/そして、続いてゆく物語 春近が帰省し、有海さんが一晩だけ帰ってくる話
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僕が出逢った人妻は、謎と笑顔が似合う人でした。「文学少女」シリーズの著者が描く、優しい町の幸せと不思議。
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ほんわかしてる。
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ブクログさんにプレゼントしていただきました初めて読むジャンルかも。軽いですねえ。こういう作品を入り口にして、たくさんの人が小説に親しんでくれたらな、と思います。
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著者プロフィール
野村美月の作品
