美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星 (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940016

作品紹介・あらすじ

十年前に一度だけ見た星を探す少女――私立指輪学園中等部二年の瞳島眉美。彼女の探し物は、学園のトラブルを非公式非公開非営利に解決すると噂される謎の集団「美少年探偵団」が請け負うことに。個性が豊かすぎる五人の「美少年」に翻弄される、賑やかで危険な日々が幕を開ける。青春ミステリーの新機軸!

感想・レビュー・書評

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  • これまで読んだことのない作家さんで斬新な内容を読みたくて選んだ西尾維新の美少年探偵団シリーズ、人が死なないミステリー。序盤は雰囲気をつかむのに苦労したけど、登場人物のキャラ立ち、ミステリーの方向性が分かった途端に一気読みでした。アニメチックだけど、江戸川乱歩・怪人20面相と少年探偵団のオマージュ的内容でそれを知っているので、さらに楽しめた。依頼人・瞳島眉美の面倒くさそうだけど愛嬌のあるパーソナリティは飽きがこなかった。また、5人少年探偵団の特殊能力には笑った。シリーズ3冊は積んでいるので、早く読みたい。⑤

  • 西尾維新先生の作品の中でも非常に読みやすくて面白いシリーズです。アニメから入って小説を購入しました。西尾維新先生の作品はどれも素晴らしいですが、全巻購入は今までになかったです。だけど美少年シリーズは全巻購入しました。あとは届いた連絡を待つだけです。アニメも続編が出るのを心待ちにしています。

  • ブクログさんよりいただきました。
    ありがとうございます。

    読み始めてあまりの荒唐無稽さにツイツイ意識が逸れてしまう。
    読み進めるのに時間がかかったけれど、あちこちに仕掛けられた「少年探偵団」の欠片に、荒唐無稽さこそ「少年探偵団」だったとハッとする。
    ヘリコプター、変装、市街を走るリムジン、それを追う自転車小僧。
    タイトルも暗黒星だった!

    10年前に見た星を探し続ける瞳島眉美。
    学校の屋上で星を探していた彼女が出逢い、連れて来られたのが学園で秘密裏に活動する謎のグループ「美少年探偵団」のアジトだった。
    美術の指輪創作。
    美声の咲口長広。
    美脚の足利飆太。
    美食の袋井満。
    そして、美学を語る団長の双頭院学。

    なんと言うか、児童書なのかなあ。
    シリーズだそうなので、麗人二十面相との美学を賭けた対決が繰り広げられるのかな。
    関係ないけど、ルパン三世のテーマが頭をぐるぐる回ってる。
    背中で泣いてーる、おとこのーびーがくー。
    とにかく今回、最後の最後で、だから彼が「小五郎」なのか!とすっかりやられた気持ちに。
    もちろん、彼女の名前もやられたけども。
    少年探偵団ファンはついついニヤニヤしてしまうだろう。ということでストーリーよりも江戸川乱歩ファンの喜びで★3。

  • 西尾維新さんの新シリーズ!!しかもイラストがキナコさん!しかも美少年に探偵ときた!!これは絶対ハマる!!!

    と思ってました。
    が。
    期待が大き過ぎたのか…西尾維新にハマっていた時期から私の好みが変わってしまったのか…ページ数が少ない割に一気読みするわけでもなくとりあえず最後まで読んだ…といった感じ。
    面白くないわけではなく、読みやすいですが、『ん!?あれ!?もっとパンチ効いてなかったっけ!?』と思ってしまっいました…。なぜだ…。

    キナコさんのカバーイラストもすごく嬉しかったのですが、読んでいてイメージするキャラクターと微妙にズレがあり…ちょっと不完全燃焼気味です。うーむ…西尾維新さんは美少年より美少女描写の方が楽しそうなようなもごもご
    続編もう決まっているので、ひとまず2巻を読んでみようかな…と考え中です。期待!

    雰囲気としてはCLAMP学園探偵団とホスト部足したようなそんなような。興味ある方参考にしてください。一冊の中に短編3つとかでも面白そう。

  • 番長から生徒会長までタイプの違う学園の有名人が集う美少年探偵団!それぞれの特技を生かして軽やかに依頼を解決するのを楽しんだけど、星を探すという依頼とか真相判明してからの活劇ぶりとか、漫画的で充分派手なのになんか温いと思うのは他のシリーズの人外っぷりに毒されているせいか?でも他も一話目は大人しかった記憶あるなー。

  • 美少年ばかりが集まった探偵団…魅力的だけれども、若い時に読んでいたらもっと入り込めただろう。これぞライトノベル!といった感じ。
    私は、きっと若者向けの読みやすい感じなんだろうなと思いながら読んだので、突拍子もない展開なんかも楽しく読めた。

  • 2作目から読んじゃったので、とりあえず1作目も読んどこう。

    ヒョータのビジュアルが、嬉しくなるほど肉感的。そうだよ、細いだけの脚に美は感じない。いいねいいねー。

    まゆみちゃんが眼鏡を忘れる度に、目の寿命が縮む設定超怖いわー。なんで気軽に忘れてんねん、この子。日常生活に支障きたすやろ。

    3作目は読まなくてもいいやー。

  • さすが、西尾維新。
    完全にエンターテイメント。

    1、2時間あれば読める手軽さ、強烈なキャラクター、荒唐無稽でありながら小説としてはなんかリアル?と錯覚する展開、ベタで王道、しかしあっといわせる場面もあり。

    一生心になんか残らない。
    とりあえず今、面白い。

  • このたび講談社タイガなる新たなシリーズが発足し、その記念プレゼント企画に応募して当選した。このシリーズが狙う読者は2~30代というが、偽りなく年齢を示して応募したのだ。学園モノってことで、星に夢見る少女と、彼女の夢の実現を請け負う5人の美少年たち。宇宙をテーマの片隅に、闇社会もちらつかせ、超能力まがいな要素も折り込みつつ、舞台は中学校の美術室。どっかの海岸やリムジンの車内でのシーンもあるけど、基本、場面も登場人物も広げず、少年少女6人の個性で描ききっている。ま、そう言うこと。

  •  突拍子もない言動で依頼人を振り回す一癖も二癖もある美少年たちの活躍を描いた、青春サスペンスコメディ。『有閑倶楽部』とか『花より男子』とか、少女漫画を小説にしたらきっとこんな感じ。
     デビュー前に編集者から「少女漫画を読め」と助言されてそれを実践し、糧にした過去を吐き出したらこうなったような、漫画で読みたいくらい、とにかく少女漫画テイストに溢れている。
     畳み掛けるような驚きと笑いと急展開の連続で、短いながらもライトで読み易い。ちなみに一番驚かされたのは本編よりも250頁の所。依頼人と一緒に「ええ!?」と大声を出してしまうくらい驚いた。
     ライトノベル方面での西尾維新初心者向けかな。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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