君と時計と嘘の塔 第一幕 (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 488
感想 : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940054

作品紹介・あらすじ

大好きな女の子が死んでしまった――という悪夢をみて起きた朝。
高校の教室に入った綜士は、ある違和感を覚える。
唯一の友人である一騎が、この世界から「存在が消されている」という事実にひとりだけ気付くのだ。綜士の異変を察知したのは、『時計部』なる部活を作って時空の歪みの真相を追いかける千歳先輩と、破天荒な同級生の雛美。
3人はこの世界で起きているタイムリープの謎を解こうと奔走をはじめる!

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな女の子が死んでしまった…という悪夢を見た朝から、すべては始まった。高校の教室に入った綜士は、ある違和感を覚える。唯一の親友がこの世界から消え、その事実に誰ひとり気付いていなかったのだ。綜士の異変を察知したのは『時計部』なる部活を作り時空の歪みを追いかける先輩・草薙千歳と破天荒な同級生・鈴鹿雛美。新時代の青春タイムリープ・ミステリ、開幕!

  • 無駄なものほど人生の彩りだろ。役に立たない感じが愛おしい

  • 綾崎先生作品の主人公とは思えないクズさだったな綜士くん!
    芹愛ちゃんがコレほんとは綜士くんのこと意識してたってオチやったらほんま綾崎節やんなあ・・・って思うよ・・・。
    そして千歳パイセンの圧倒的CV石田彰感はすごい。
    緑葉LOVEの私としては、雛美さんが嫌いじゃないわ・・・・・・。ワガママ嘘つきかわいい・・・・・・。
    これ4部作なんですね!!?うわ~~~~どんなんなるんや・・・そしてそんな気はしてたけどお母さん・・・お母さん・・・あれは高校生にはトラウマすぎるやろ・・・・・・。
    ジュブナイルだな~~~SFだし・・・・・。『未来線上のアリア』のときも思ったけど綾崎先生すぎょい・・・。

  • タイトルに惹かれたので購入。
    タイムリープもののSFミステリ。全て新作シリーズものというのがタイガの売りだが、ここまで完全に『つづく』だとは思っていなかった。先が気になるので2巻も買う予定。

  • 【時々、このレビューは何のために書いているのかと疑問に思う】

    これを読んで読みたいなぁと思う人は本当にいるのだろうか。作者や作品に関わった人が読者の反応を見るためだけのものじゃないのか。そんなふうに思う。

    面白いけれど、また続きものだった。正直僕はいろんなことが杜撰だと思う。大体こーなるだろうなと思うとおりにことが進むので、この調子で宝くじでも当たらないかなと思った。

  • 4部作の序盤。
    以前に1部だけ購入したが、続きが気になるけど手元にないのもな……と思い、全部揃えてから読み始めた。正解。

  • 好物の時間物。まだ一巻なので先はわからないけど、いろいろ期待させる展開でした。

  • おもしろい。

  • 「自分を守るために嘘をついたから」
    自分の地位を守るため。
    この年頃だとクラスでの自分の立ち位置やスクールカーストを気にする者にとっては、重要な出来事だったろうな。
    ただ彼が自分の本当の気持ちに気付くのが遅すぎたせいで、もう彼女に気持ちを伝えるどころじゃないだろうな。

    「赦されるには重過ぎて」
    消えた友人と時間軸のズレ。
    これだけの事を地震の直後に確認した彼は相当頭の回転が早く、こんな事がなければ確実に留年などしていなかったろうな。
    時間軸のズレから起きたとはいえ、人一人が消えたという事実をどうやって見つけるのだろう。

    「哀しい未来の輪郭を」
    同じ時を歩む人。
    時間軸のズレどころか、自分が気付かぬうちにタイムリープしていたなど誰が気付くだろうか。
    彼女は何度も経験したあげく、何度も大切な人の死を見て何度も大切な人が消えていった苦しみを一人で抱えていたなんて強い人だな。

    「すべての痛みを受け止めて」
    偽りの言葉の裏には。
    彼と彼女どちらの言葉を信じるべきか分からないが、確かな事は彼女の言葉に幾つか偽りがある事だけだな。
    自分は時間軸のズレしか気付いていなかったはずの先輩が、どうしてここまで彼女の生死に拘るのか気になるな。

    「隣り合うこの世界は今も」
    失敗した先にあった未来。
    自殺などしないと公言し何処も不自然な様子のなかった彼女が、何故あの時自ら足を踏み出したのだろう。
    彼女は家族が次々とと言っていたが、彼の元から消えたのは友人の前にも居たのかもしれないな。

  • 想い人が死ぬと同時にタイムリープが発生し、改変後の世界では自身の周囲にいる最も親しい人間が消失するというアイディアは興味深い。失敗が許されず、親しい人間をまるでシューティングゲームのような残機としてカウントするのは面白いが、作品全体に漂うのは不協和音のような陰鬱さとウエットな感情が先走るばかりで、いまいち緊迫感や残酷さには欠けると思った。歪んだ関係はこの作者の持ち味なのであろうが、主人公には感情移入できず、タイムリープして想い人や親友を救うことに切迫した感情を感じないのもまた事実だ。やはり独りよがりな面が鼻についてしまって、高校生はまあこんなものなのであろうが、それにしてもその自分語りの多さが作品全体の足を引っ張っているように感じてしまう。また設定したルールがエグいわりには、タイムリープに付き物の理不尽さや残酷さも感じず、選択の重要性も現時点では無い。不意の事故で亡くすのと何も変わりがないように思ってしまった。オチも予想通りといえば予想通り、主人公の心に食い込んでいた親が消失したわけだが、これなら友人二人のどちらかが消滅したほうが面白かったように思う。同じくタイムリープしたヒロインはともかく、変わり者の先輩が例外というのはいただけない。まあ次巻以降に持ち越しのネタなのかもしれないが、第一巻の時点ではほぼ想定内の出来事ばかりで驚く部分はなかった。

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著者プロフィール

2009年に第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞し『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。「花鳥風月」シリーズ、「ノーブルチルドレン」シリーズなど、メディアワークス文庫にて人気シリーズを多数刊行するほか「命の後で咲いた花」などの単行本も刊行。講談社タイガでも「君と時計と」シリーズ(全4巻)を刊行。恋愛青春小説の書き手として10代20代女性読者から多くの支持を集めている。

「2021年 『セレストブルーの誓約 市条高校サッカー部』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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