君と時計と嘘の塔 第一幕 (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
3.85
  • (31)
  • (63)
  • (44)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 579
感想 : 51
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940054

作品紹介・あらすじ

大好きな女の子が死んでしまった――という悪夢をみて起きた朝。
高校の教室に入った綜士は、ある違和感を覚える。
唯一の友人である一騎が、この世界から「存在が消されている」という事実にひとりだけ気付くのだ。綜士の異変を察知したのは、『時計部』なる部活を作って時空の歪みの真相を追いかける千歳先輩と、破天荒な同級生の雛美。
3人はこの世界で起きているタイムリープの謎を解こうと奔走をはじめる!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 誰しも過去に戻って人生をやり直したいと思う瞬間があるのではないかなーと思う。
    この物語の主人公綜士もそのひとり。
    大切な人の死を回避させるためにタイムリープが繰り返される。
    けれどその代償は大きいものでその度に自分に近しい親友や家族が1人ずつ消えていってしまう。
    物語には綜士の協力者となる時計部部長の千歳先輩ともうひとりのタイムリーパー雛美が登場する。2人共なかなかな変人だけどいいキャラですw
    第一幕ということでまだ沢山の謎があるしラストも衝撃的な終わりだったので続きが気になるー(。>_<。)

  • 君と時計と噂の塔一幕(講談社タイガ)
    著作者:綾崎隼
    発行者:講談社
    タイムライン
    http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
    この世界から「存在が消されている」という事実に一人だけ気付くのだ。時計部なる部活を作って時空の歪みに真相を追いかける物語。

  • 大好きな女の子が死んでしまった…という悪夢を見た朝から、すべては始まった。高校の教室に入った綜士は、ある違和感を覚える。唯一の親友がこの世界から消え、その事実に誰ひとり気付いていなかったのだ。綜士の異変を察知したのは『時計部』なる部活を作り時空の歪みを追いかける先輩・草薙千歳と破天荒な同級生・鈴鹿雛美。新時代の青春タイムリープ・ミステリ、開幕!

  • 無駄なものほど人生の彩りだろ。役に立たない感じが愛おしい

  • 綾崎先生作品の主人公とは思えないクズさだったな綜士くん!
    芹愛ちゃんがコレほんとは綜士くんのこと意識してたってオチやったらほんま綾崎節やんなあ・・・って思うよ・・・。
    そして千歳パイセンの圧倒的CV石田彰感はすごい。
    緑葉LOVEの私としては、雛美さんが嫌いじゃないわ・・・・・・。ワガママ嘘つきかわいい・・・・・・。
    これ4部作なんですね!!?うわ~~~~どんなんなるんや・・・そしてそんな気はしてたけどお母さん・・・お母さん・・・あれは高校生にはトラウマすぎるやろ・・・・・・。
    ジュブナイルだな~~~SFだし・・・・・。『未来線上のアリア』のときも思ったけど綾崎先生すぎょい・・・。

  • タイトルに惹かれたので購入。
    タイムリープもののSFミステリ。全て新作シリーズものというのがタイガの売りだが、ここまで完全に『つづく』だとは思っていなかった。先が気になるので2巻も買う予定。

  • 【時々、このレビューは何のために書いているのかと疑問に思う】

    これを読んで読みたいなぁと思う人は本当にいるのだろうか。作者や作品に関わった人が読者の反応を見るためだけのものじゃないのか。そんなふうに思う。

    面白いけれど、また続きものだった。正直僕はいろんなことが杜撰だと思う。大体こーなるだろうなと思うとおりにことが進むので、この調子で宝くじでも当たらないかなと思った。

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1160283

  • 主人公の綜士は幼馴染みの芹愛に好意を抱いている
    でも小学生の頃に起こしたある事が原因で芹愛と話す事は愚か彼女の視界にすら入れない
    高校で親友を得てそれなりな日常を過ごしていた彼だが、ある日日常が一変する

    「夕方に駅で芹愛ちゃんが死んだの」

    愛しい彼女の死の翌日、綜士はなぜか一カ月前にタイムリープする
    学校に行くと親友がいない
    存在が元からなかったかのように

    前半は説明だけど、とにかく綜士のキャラが好きになれない
    芹愛にした事は許せないし、今こうなったのも自業自得
    おまけにストーカースレスレの事をしているちょっと気持ち悪い主人公
    嫌悪感抱くけど後半は少し応援したくなる

  • タイムリープ・ミステリー。
    時の揺れ、「時震」の現象を追う三人の高校生。
    タイムリープのきっかけは「絶望」。
    大事な人が消えていく中で、後悔し続けながら好きな人を守れるのか。
    性格の違う三人の関係性が絶妙。
    面白い!最後の絶望まっしぐらな感じの引きが凄い。

    第二幕「搭の雨」へ

全51件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

2009年に第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞し『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。「花鳥風月」シリーズ、「ノーブルチルドレン」シリーズなど、メディアワークス文庫にて人気シリーズを多数刊行するほか「命の後で咲いた花」などの単行本も刊行。講談社タイガでも「君と時計と」シリーズ(全4巻)を刊行。恋愛青春小説の書き手として10代20代女性読者から多くの支持を集めている。

「2021年 『セレストブルーの誓約 市条高校サッカー部』 で使われていた紹介文から引用しています。」

綾崎隼の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×