銀髪少女は音を視る ニュクス事件ファイル (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 110
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940245

作品紹介・あらすじ

警察を脅かす難事件――少女探偵は、二転三転する真実を見抜けるか!?

恩人の元警官が毒殺され、第一発見者となった道明寺一路巡査。
仇を討とうとする彼の前に、銀髪の美少女・音宮美夜が現れる。
音や声に色が視える共感覚を持つ彼女は、警察の手には負えない難事件専門の探偵・ニュクスだった。事件を追う二人に、犯人を名乗る人物は推理ゲームを挑み、新たな被害者が生まれてしまう!
二転三転する真実の果て、一路が目にする衝撃の結末とは……!?

感想・レビュー・書評

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  • 銀髪の美少女探偵ニュクスは、人の声を色として判別することができる共感覚を持っている。そのニュクスに殺人をほのめかして推理ゲームを挑んでくる犯人。筋の運びにわくわくしないし、どんでん返しもありきたりかなあ。音宮美夜(ニュクス)と道明寺一路巡査の造形が細やかなようなのだが、でもねえ作り物臭さを感じちゃうんだよねえ。物語に入り込めなかった。

  • デビュー作の完成度と比べると、どうしたって見劣りしてしまう。共感覚がもっとストーリーに絡んできて欲しかった。これまでのシリーズとの関連が明言されていないのも、もやもやするし。これはこれでライトに読みやすく仕上がってはいるので、別物と考えて読むのがいいのか。

  • 音宮美夜シリーズ第3弾?
    ある殺人事件の犯人が、難事件専門の探偵である美夜を指名して推理ゲームを仕掛けてくる。被害者と親しかった巡査を相棒に、美夜は犯人に迫っていくが…
    今作から講談社ノベルスからタイガに変わったせいか、美夜のキャラが変わってる気がするし全体的にラノベ寄りな感じになっている。美夜の武器である共感覚も使われてはいるが、今までと比べると地味かも。
    第1作目も全面改稿されたようだし(未読)、今後はこの路線でいくのだろうか。

  • 共感覚者が出会う確率ってそうそうないよね、と思いつつ、どんな感覚なのか想像するのは楽しい。

  • 劇場型犯罪者ジェネシスが、警察に代わって難事件を解決する探偵ニュクスに人の命を盾にとったゲームを仕掛けるタイムリミットミステリ。天祢涼の初期シリーズ、音宮美夜が6年ぶりのカムバック。過去作との関連も曖昧に新たな相棒、新たな設定が盛り込まれ、本格的に仕切り直してきた印象です。相変わらずの伏線量で読者を納得させられるレベルにあるものの『キョウカンカク』という前例を鑑みると共感覚の活かし方にどうしても既視感が芽生え、毒気の抜かれた縮小再生産に感じてしまう面も。想定読者層の異なるノベルスからタイガへの移籍は思った以上に難しく、悪手だったかもしれません。

  • 真犯人よりも、矢萩警視監の黒さが気持ち悪い。

  • 04/04/2016 読了。

    待ってた、キョウカンカク音宮シリーズ!
    今回は一路君が相棒。初めて、警察官ですかね。

    やっぱり好きだなぁ・・・・。
    続くような終わり方だったので続刊希望!

  • 滅茶苦茶サクサク読めました。
    ページ数も少なめ。
    無駄な文面が少なくて、テンポよく話が進みます。
    でも真相はやはりアレ関連なので、ちょっと「やっぱりか」というのもありましたし、怪しい人はいたので……
    先が読みやすかったのが難点。
    あと真犯人を見つけた後の展開は今までの美夜シリーズを読んでいないとあまり分からないかも……
    真犯人の結末も微妙……
    期待値上げすぎたかな……

  • 普通のラノベのミステリ。読みやすい。

  • このシリーズ好きだわ。
    っていう感覚になる作品でした。
    美夜危うさとぶっ壊れそうな探偵と事件の謎めいた感じと、真実は意外に社会派が現れる。軽く読めるけど、意外に重たい物語で現実を描いている佳作ですね。

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著者プロフィール

1978年生まれ。メフィスト賞を受賞し、2010年『キョウカンカク』で講談社ノベルスからデビュー。近年は『希望が死んだ夜に』(文春文庫)、『あの子の殺人計画』(文藝春秋)と本格ミステリ的なトリックを駆使し社会的なテーマに取り組む作品を繰り出し、活躍の幅を広げている。

「2021年 『Ghost ぼくの初恋が消えるまで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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