臨床真実士ユイカの論理 文渡家の一族 (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 244
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940269

作品紹介・あらすじ

言葉の真偽、虚実を瞬時に判別できてしまう。それが臨床真実士と呼ばれる本多唯花の持つ障害。大学で心理学を学ぶ彼女のもとに旧家の跡取り息子、文渡英佐から依頼が持ち込まれる。「一族のなかで嘘をついているのが誰か鑑定してください」外界から隔絶された天空の村で、英佐の弟・慶佐が殺された。財閥の継承権も絡んだ複雑な一族の因縁をユイカの知と論理が解き明かす!

感想・レビュー・書評

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  • タイガにまほろが参戦の新シリーズ。
    著者も発売前に「『ぐるりよざ』以来のロジックミステリ」と自己解釈している通り、本格ミステリの枠内目一杯で繰り広げられるパズラー。
    起承がやや駆け足気味で、あれよあれよという間に解決編に突入してしまったのは残念だが、解決編の探偵っぷりは斬新で見もの。
    特に、何重にもなった真相が次々明かされていく展開でも、後に進めば進むほど衝撃度が高まっていく感触は、いうほどなかなか味わえない。最初の謎解きまでは先読みできたが、以降は本格を堪能できた。本編ラストなど、本当に思いもよらない。
    個人的には、舞台設定はより重厚で、キャラ設定は今回よりは軽めの、『ぐるりよざ』のが好みだが、ロジック偏重のシリーズとして、次も期待。
    4

  • シャカミス読書会課題本として。まほろ作品特有の癖はあるもののやはり謎の作り方は天才的。
    論理学を直接ミステリに導入するために、言葉の客観的真偽と主観的真偽を判定する障害を特殊設定的に盛り込むという世界観は面白い。挑戦状が差し込まれるミステリでもあり、フェアな伏線やヒントが仕込まれているので、謎解きを楽しむこともできる。
    冒頭でしっかりと家系図を把握できるわかりやすさも謎解きへのフェアさにこだわりを持っていることを感じさせる。
    読書会で論理的に危うい箇所があることが判明したが、しかしトータルで見て謎と解決の質は高い。
    機械的な舞台と設定ではあるが、しっかり魅せるところは魅せる、シリーズの一作目としての面白さも感じた。

  • 言葉の真偽を瞬時に判別できる本多唯花。彼女のもとに旧家の跡取り・文渡英佐から一族のなかで誰が嘘をついているのか鑑別してほしいという依頼がくる。実は、一族が住む隔離された村で英佐の弟・慶佐が殺されていて…
    一族の跡取りとか隔離された村とか私の好きな設定なんだけど、集中して読まないと論理でこんがらがってしまいそうになりました(^^;)

  • 面白かった。
    気を抜いて読んでいると、たちまちわからなくなり、緊張感を持って読破。
    なるほど。そーゆーことかぁ。

  • 2017.9.7読了 107冊目

  • 初まほろ先生。著者の特徴なのか、タイガならではなのかはわからないけど、キャラクターが立ってて、良かった。
    あと、かなりロジック積むんですね。分かるかっと鉛筆投げて、解決編に進みました。
    次々と分かっていく真相に度々驚きました。

  • 言葉の真偽、虚実を判別できる特技(障害)を持った少女ユイカ、外界から完璧に隔絶した村で生きる財閥一族などわくわくする設定のミステリ。一族の一人が殺されたことで、「嘘をついているのが誰なのか」を鑑定するためにユイカたちは村を訪れる…
    主人公の能力の設定がちょっとややこしく、それを用いた真偽の判定という探偵術は少々読むのが面倒だったが、壮大な舞台と驚きの真相、たたみかける解決編はなかなかよかった。

  • 臨床真実士の設定とそれを活かした論理思考による怒濤の解決編。肝心の論理に抜けや強引に感じられるところがあるのが玉に瑕だけれど、全体としては悪くない。

  • 眠いと全く頭に入ってこないので必死で読みました。
    挑戦状絶対無理だよぅ。真相まさかでした。
    唯花が晴彦を必要とする理由に人間らしさを感じて怒涛の論理にも耐えられます。

  • 装画担当

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著者プロフィール

東京大学卒。リヨン第三大学法学部第三段階専攻修士課程修了。元警察官僚。2007年『天帝のはしたなき果実』でデビュー。以後続く「天帝シリーズ」は、高校生、大学生を中心に熱狂的なファンを獲得。他著作に『絶海ジェイル』『背徳のぐるりよざ』『その孤島の名は、虚』など。

「2021年 『監殺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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