僕と死神の白い罠 (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 150
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940405

作品紹介・あらすじ

黒い噂の絶えない名家に生まれたがゆえ、命を狙われ続ける運命を背負った孤高の少年・海堂凜。そして彼をあらゆる危機から救い出し守り抜く使命を担うボディガードの永瀬。見えない糸で繋がれた二人の絆は、異邦の美青年二人組の出会いと、永瀬の「素顔」に疑念を抱く刑事の存在により複雑に絡み合っていく。笑顔の裏の陰謀、そして永瀬の隠された過去が少しずつ明らかになり……。

感想・レビュー・書評

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  • 【未確定な未来を自分の価値観だけで決めつけていたら】

    そういえば続きものだったと自身で書いた過去作のレビューを読んで思わず苦笑した。

    講談社タイガへの恨み辛みが長々と、当時は講談社タイガ全巻読破しようと思っていたので、そのせいもあったと思う。もちろん今はそんなふざけた目標は掲げ下ろしてしまったけれど。

    ラノベよりも悪いラノベだと一蹴した第一弾に続いた第二弾はだいぶ雰囲気が変わったように思う。だからといって特筆するほど新しさがあるわけではないけれど、少なくとも最後までちゃんと読むことができた。

    次があるのかわからないし、買うかもわからないけれど、今はそこまでタイガに期待しているわけでもないので、タイミングが合えばまた読みたいと思う。

    所感の中の余談だがカバー裏のあらすじが的外れのように感じた。もっと中身に沿ったものがいいと思う。


  • 物語が動いた風だが、確か次巻で完結じゃなかったっけか・・・?

  • 執事や永瀬さんに休息やなんかがあるのかしら?と思っていたら、それが垣間見えました。ただ永瀬さんはさっぱりでしたが。素朴な疑問。たった1人で24時間体制で凜を警護してて、いつトイレに行ったり眠ってるんだろ?人造人間だからトイレ行かなくていいとか?

  • 凜と永瀬が出会ったカトゥラムの王族の公子と従者の企みや友人と泊まる舞浜。小学六年生でありながら凜には遊楽の隙もなく常に危険が付き物で孤高で、スマートで頼もしい永瀬との確かな絆に胸がきゅんとする。博士の爪のラズベリー色という美味しそうな表現や凜が好むレモンフレーバーのアールグレイが遊び心のある華やぎ。

  • 2冊目。

  • 永瀬さんかっこいい

  • 無口なボディーガードが11歳のご主人様をお守りする系なんだけど、ご主人様が「僕は悪意に囲まれて育ったから」っていったり揺るがないようでボディーガードや部下を「楯」とか「駒」扱いさてることを「そう考えるということは君がそう思っているからだ」って指摘されて狼狽えるところがシコ……(口が滑った)……スキ

    ハラハラドキドキの興奮度はないけど、淡々としているようでしていない凜くんの機微を物語のスパイスと捉えれば私は十分満足できる味でした。

    ところでシリーズの第2巻ということを知らずに読んでしまった。

  • 故意にしろ偶然にしろ事件事故を引き寄せる小学生。ボディーガードは前作より人間離れ度は控えめか。テンポよく進んで面白い。

  • シリーズ第2作。
    海棠に近づく、異国から来た二人の主従の意図は、冒頭から想像が付く。一方、永瀬の正体を疑う公安刑事も接触してくる。また、海棠家の情報が漏れている気配もあり、油断ができない・・・・ということもなく、安心して読める。凜が割とまっとうな気持ちをもっているし、永瀬も有能だしで、読後感がよい。

  • 某別シリーズ(陰陽屋さん)の少年が徹底的に明るく脳天気なのに対して、こっちの主人公の少年は徹底的に人を疑い、裏まで読む参謀タイプ。
    SPの永瀬の過去も小出しにでてきましたし、次巻も楽しみ。
    伊澤さんが良いキャラで大好きだ~。

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著者プロフィール

らいとすたっふ小説塾をへて、2005年に『警視庁幽霊係』でデビュー。テレビドラマ化もされた『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』や、『タマの猫又相談所 花の道は嵐の道』など、数多くの人気シリーズを刊行している。

「2017年 『僕と死神の赤い罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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