鬼の蔵 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 276
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940535

作品紹介・あらすじ

『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』の著者が描く、哀しい怪異譚――。

山深い寒村の旧家・蒼具家では、「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えられている。
広告代理店勤務の高沢春菜は、移築工事の下見に訪れた蒼具家の蔵で、人間の血液で「鬼」と大書された土戸を見つける。
調査の過程で明らかになる、一族に頻発する不審死。
春菜にも災厄が迫る中、因縁物件専門の曳き家を生業とする仙龍が、「鬼の蔵」の哀しい祟り神の正体をあきらかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 蔵の中にいて、無駄口は叩かずぶっきらぼうだがよく見ると端正な顔に鍛えた体。ってどう見ても大典太さんじゃないですか〜。
    安易に恋愛要素を入れずこのままの路線で進んで欲しい。

  • よろず建物因縁帳 第1弾。
    猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズが面白すぎたので購入。
    小野不由美さんのゴーストハントシリーズと、北森鴻さんの
    蓮丈那智フィールドファイルを思い出させるような話。
    怪異と因習と原因の追究と独特の解決。
    ●●師って結構ツボなんですが、今回は曳き家師。
    そんなものが存在していたとわぁ~!
    初回は、旧家・蒼具家の独特の儀式と言い伝え。
    床下に貼られた200年ほど前の因縁物件の印。
    主人公春菜と隠温羅流導師の仙龍に雷助和尚と小林教授
    そして仙龍の会社の新人コーイチを加えて原因を探る。
    もうこれ大好きです。

  • 初内藤さん。
    書店でシリーズがズラッと並んでてつい。

    ぶ厚い小説を見ると読まずにはいられない(京極さん大好物)私にとって、講談社タイガは「薄っ!!」そして「振り仮名多い!!」ラノベ感が拭えない~と思いつつ、やはり中身は大好きなネタが満載。
    鬼、蔵、隠れ鬼、神社、民俗学、怪異、怨霊、不審死・・・・この1冊の中にギュッと詰め込まれている。

    『盆に隠れ鬼をしてはいけない――。それが山深い寒村に佇む旧家・蒼具家の掟。広告代理店勤務の高沢春菜は移築工事の下見ため訪れた屋敷の蔵で、人間の血液で「鬼」という文字が大書された土戸を発見する。調査の過程で明らかになるのは、一族で頻発する不審死。春菜を襲いはじめた災厄を祓うため、春奈は「因縁切り」を専門とする曳き家・仙龍に「鬼の蔵」の調査を依頼する。』

    主人公・高沢春菜(はな)も作中で言ってたけど「キャラが濃い」。実はすごい経歴の持ち主であるコーイチが気になる。口調は「・・・・す」「・・・・んすよ」と軽くてイラッとするけど、ドラマ化でもしようものなら人気が出そうな気がする。

  • 藤堂比奈子シリーズの著者のホラーシリーズ第1弾。
    寒村の旧家の移築工事の調査から、一族の不審死、寒村の哀しい過去が浮かび上がる。
    曳家とオカルトの組み合わせはしっくりくる。キャラは典型的なラノベ風だが、怪異の描き方がしっとりとしたホラーでなかなかよかった。

  • 面白かった。次巻へゴー

  • その土蔵の土戸には、夥しい血で「鬼」という文字が

    したためられていた。


    怨霊の封印が解け、恐ろしくも切ない物語が始まる。

    広告代理店につとめる春奈と、謎の曳き師、仙龍のコンビが旧家、蒼具家にまつわる因縁を断ち切る。


    ワタシは怖がりである。

    ホラー小説は、どちらかというと、苦手なほうだし、まして、ホラー映画は殆ど見ない。

    今回のように、たまたま読んだとしても、夜はいやだ。

    明かりを避けた薄暗い部屋の隅には、何かがうずくまっているような気がするし、自分の背中側の気配が気になる。


    この作品は、「猟奇犯罪捜査斑」シリーズの流れで手に取った次第である。

    広告代理店の営業担当である高沢春奈は、奥深い山村の道の駅建設計画に名乗りをあげる。

    だが、その村の旧家、蒼具家の土蔵から文化財が出たということで、土蔵をまるごと移転するという話に。

    下見に出かけた春奈は、因縁物件専門の曳き家師、仙龍という男と知り合う。

    土蔵に入った春奈は、その土戸に大書された「鬼」という血文字を見せられる。

    さらに、床下には謎めいた印が入った札が貼られている。

    調べるうちに、蒼具家には、盆に「隠れ鬼」をしてはいけないという禁忌があることもわかってくる。


    「鬼」とは何なのか、そして、血で書かれた理由、禁忌の意味するものは。

    旧家、土蔵、血文字、封印の札と、ホラーの舞台装置満載。やぁ~、ゾクゾクします。


    春奈のキャラが負けん気の強い、結構強烈なもので、なんだかなぁと思って読んでいったけど、仙龍との息があってきたところから、強烈キャラも気にならなくなった。

    そして、春奈にも、何やら力があることも示唆されてはいるが、どんな力なのか、発揮された様子はないのだが…。

  • 伝承が強く残る村の中の因習、蔵の中の封印。
    鼻っ柱は強いけど、抜けているところや
    弱さもある女主人公と、その相手をするイケメンキャラ。

    ホラーとしても小説としても、
    売れるべき要素をきっちりと押さえた一冊。

    雰囲気に浸って怖がるホラー小説と
    ライトな雰囲気のトーンは本来アンマッチだと思うけど
    本作に限って言えば喧嘩していない。

    2作目を読みたい。

  • 講談社タイガのプレゼントで当たった1冊。
    ちょっと気になっていたシリーズなので、当たって良かった。面白かったので続きも買おうと思う。

  • おどろおどろした雰囲気たっぷりのホラーミステリ。民俗学的な要素も楽しめます。ライトなレーベルだと思って読んでいたけれど、けっこう本格的に怖い作品でした。
    続く不審死、土蔵の扉に記された血文字、ひっそりと施された封印、謎めいた言い伝え、と道具立ては充分。一族の隠された秘密が徐々に明らかになっていくのにもどきどき。うわあああ、こういう展開好きだわー。
    そしてその因縁を解きほぐす方法も、ホラーでありながら論理的で、このあたりはきっちりミステリという感じがします。しかしそれにしても、こういう結末になるとは。読後感は穏やかでした。さて、このシリーズは続くようなので、次にも期待です。

  • ブクログのキャンペーンで当たったので。
    田舎を舞台にしたホラーが好きなので期待して読みましたが、少し物足りなかったです。もっと怪奇について掘り下げて欲しかったです。話がサクサク進むのはいいのですが、いまいち話に入り込めませんでした。

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著者プロフィール

2月20日生まれ。長野県長野市出身、在住。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。ほかの著書に『ON』につづくシリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』、スピンオフ『パンドラ 猟奇犯罪検死官・石上妙子』『サークル 猟奇犯罪捜査官・厚田巌夫』、「よろず建物因縁帳」シリーズ、『夢探偵フロイト』など。『きっと、夢にみる 競作集〈怪談実話系〉』にも参加している。

「2020年 『PUZZLE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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