異端審問ラボ 魔女の事件簿3 (講談社タイガ)

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  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940542

作品紹介・あらすじ

千鳥と鶫、鳶の変わり者研究者たち三人が、この世界の禁忌『封じられた過去』へ近づくほどに、周囲で発生する不穏な事件。
<遺跡を暴くと呪われる>という言葉をなぞるように、考古学研究所の発掘作業中に一人の人物が忽然と姿を消し、さらに鳶には密売容疑がかけられる。友人の嫌疑を晴らすため、千鳥たちは危険な捜査に乗り出すが……。世界の真実が明かされる第三弾!

感想・レビュー・書評

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  • SF。シリーズ3作目。
    違和感だらけの世界観で、なかなかハマっていなかったシリーズだが、今作で世界の秘密が明らかになり、スッキリ。
    なかなかのインパクトでした。
    続編は出ていないようだが、完結?
    区切りは良いように思う。

  • 失望と同時にあこがれを抱いた過去、1人足りない帰路
    そして、隠されていた真実。

    何故主人公がその仕事を目指していたのか。
    一体何があったのか。
    これは確かに失望します。
    そして憧れます。
    自分達の事を棚に上げてこちらを糾弾する存在に
    一体誰が素直になれるというのか。
    ここで、どういう人との関係が繋がりました。
    あらびっくり、な状態。
    だからこそ、の1巻からの動き?

    まるで都市伝説、な2話目。
    だから前巻のあれに…という状況でした。
    しかしこれ、本当に気のせいだったら怖かったですが。
    そして、ようやく明かされる最初。
    理由が明かされてなかったのは、このためだったとは。

    そしてすべてが分かる3話目。
    まさかの真実、まさかの現実。
    それは確かに隠したい。
    そしてようやく、副題の意味が分かりました。
    出る杭は打たれる。
    出ている、と気がつかれないようにしなければ。
    正義感のままではなく、賢くしゃがみこまねば…。
    しかしまさか、不遜がそうやって誕生したとは。
    紡ぐべき機能だからこそ、まだ存在していたのかも?

    2話目と3話目に、食べ物登場。
    ゼリーは、味がなければ変な感触の水、かと。
    タイタン、が何か分かりません。

  • 世界の謎が解明される。
    千鳥の洞察力と直感力は改めてすごいと感心。
    今までの伏線がつながった。

  • 鳶と鶫の漢字がどっちがどっちだかわからなくなることが…。この世界の秘密って隠しておくようなこと?

  • 今回はあれかな、もしかしてだけど豆打?

  • 世界の謎が見えて楽しくなってきました。
    相容れないように見えた互いの正義も、謎が解けるごとに近付くようで嬉しい。
    皆で楽しみながら進化していって欲しい。
    料理にかかわる人が増えたのでにまにましてます。

  • 2017/01/23

    SFっぽくなってきたぞ!

  • シリーズ最新作。
    ストーリーにかなり大きな動きがあった。
    面白いのは、ディストピアを舞台にしており、この大きな動きで世界の根底が覆された……というのに、何処か呑気で穏やかであること。かなりユニークではないだろうか。

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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