- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062940641
作品紹介・あらすじ
三年間眠ったままの婚約者を目覚めさせてほしい。困り果てた女性からの依頼。恋人が倒れた時、傍らには持ち主を不幸にすると噂される人形があった。制作者は、アーネストの生家、アルグライト家の異端児にして非業の死を遂げた人形師、ジェラール・アンティーニ。事件は人形の呪いのせいなのか? 死者が遺した想いを読み解き、生者の心を救い出す「霊媒探偵」シリーズ最新作!
感想・レビュー・書評
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夢と現実の違いとは何か?
天然と人工物。リアルとバーチャル。自分と他者。人は何故、区別したがるのか?
富の谷と呼ばれる閉ざされた地。そこでは新しい生き方がはじまっていた。
富の谷。「行ったが最後、誰も戻ってこない」と言われ、警察も立ち入らない閉ざされた場所。そこにフランスの博覧会から脱走したウォーカロンたちが潜んでいるという情報を得たハギリは、ウグイ、アネバネと共にアフリカ南端にあるその地を訪問した。
富の谷にある巨大な岩を穿って造られた地下都市で、ハギリらは新しい生のあり方を体験する。知性が提示する実存の物語。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイガより前にノベルスで出ているシリーズ。順番的にはノベルスからなんだけれど、先にこっちから読んでも読める。
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眠り姫、とは絶妙な例え。
それで本当に寝てしまうのか、と思うところはあるものの。
2022.11.14
183 -
前作の「水の杜の人魚」から
引き継がれている部分が多いので
そっちを先に読む方がアーネストの心境の変化
なんかが分かってより面白いと思います。
今回の事件も悲しい事件でしたが
依頼者の女性が強い。
安くて素敵な女性でとても好感の
持てるキャラクターでした。 -
三年間眠ったままの恋人を起こしてほしい、という依頼。
またしても人形繋がり、という状況ですが
目覚めないのもそこに関係があるのかどうか。
なかなか推理小説のような展開に、最後はなってました。
確かに、言葉の端々にヒントは存在していたのですが
気が付かず、そのまま…。
過去はあれですが、今回比較的穏やかな状況で
終わったような気もします。
主人公と探偵に、何か起こったわけでもないですし。
精神的にはあれですけど。
人の話はきちんと聞いて理解しましょう、という
落ちになっているのやも知れません。 -
なぜか頭に入らない。もうこのシリーズはいいかなと思ったものの、次回作は出会いのお話しらしいので読みたい。