探偵が早すぎる (下) (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 430
レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940801

作品紹介・あらすじ

一族から命を狙われる一華に訪れる正念場――亡き父の四十九日。

犯人たちが仕掛けるチャンスは、お寺での読経時、お墓での納骨時、ホテルでの会食時の三回。このどこかで、もしくはすべてで、一華を殺すための計画が実行に移される!
繰り出されるのは、奇想天外な物理トリック、驚天動地の密室トリック、前代未聞の消失トリック、絢爛豪華な暗殺トリック……。そしてついに動き出す空前絶後の大仕掛け!

事件を未然に防ぐ、人を殺させない探偵は、一華を守り切れるのか!?
「ではお嬢様……いざお父上の、弔い合戦と参りましょうか」

かつてないトリックの数々が炸裂する、井上真偽の真骨頂!

感想・レビュー・書評

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  • 上下を一気に読んでしまった。
    ドラマは見ていないが、面白かった。
    橋田の正体は、そうか、そう来たか。

  • あっという間に読了してしまい、寂しい。また橋田に会いたい!

  • 次々と企てられる殺害計画を未然に見抜き阻止する展開がテンポ良く、サクッと読めました。しかし、その分、各キャラクターの掘り下げが少ないとも言えて、物足りなさを感じてしまったのも事実。
    資産を狙う親族も個性的だったし、千曲川がトリック返しを行う姿をもっと見たかったし、資産を受け継いでも庶民感覚が抜けない天然の一華の魅力も十二分に伝わってきたと言えない感じがするので、もっと登場人物のをじっくり味わいたかった。そこが満たされたなら、星5つだった。

  • よくまあこんなにもトリック(方法?)を考え付くなあという感じだが、そこはやはり井上真偽だからなのか。
    読後感はそれほど悪くないので、少年少女向けに良いのか?

  • 上巻が面白かったので期待したのだけど、、、
    暗殺側メインなので、毎回依頼人との馴れ初め語りと自己紹介が面倒くさかった。どうせ見抜かれてすぐ退場するのが見えてる雑魚だから余計に。まだ上巻のように1話1話丁寧ならまだしも。
    殺害方法はトンデモか大雑把。天后の毒も崩壊も予想がついてしまう。トリックが小粒感。

    家政婦が○○○という奇っ怪なオチはなくてもよかったな……技の継承がどうとかいってたけど、具体的には謎だし探偵で十分じゃないかな。
    橋田のファーストネームは明かされないままだったけど、ドラマではアッサリと。こだわりがあったわけではないのかな。

    呼んですぐレディ・イザベラが来た、というのは出過ぎかと。近くで張らせていた伏線がないし。
    残念なのはこれまで華を飾ってきた探偵が、最後の最後でシューンとなっちゃうこと。そのままフェードアウトだし。もうちょっとなんとかしてあげてほしかった。
    上巻で妹ちゃんには派手にやらかしたトリック返しもしないから、ちょっとつまらない。

    主人公に魅力がない。

    紗霧はもったいつけて登場したわりに後半空気、亜謄蛇と朱鳥は貫禄あるけど人任せで結局なんもしてない、天后は手数が多いぶん頑張ってた感があったけど、人たらしの才能の説明はふわっとしててなんだかな。逆になんもしてない竜精のほうが勘は冴えてるし人を見る目もあるしちょっと見直したほど。
    名前が十二天将なのは面白かったけど、全体的に上巻のほうが楽しめた。

  • 事件が起きる前に解決しちゃうというのは究極の理想の探偵ではなかろうか。
    最後橋田の感情がよく分からなかったけど、楽しめました。一華とその友人が良い子で嬉しい。

  • 下巻は、特に最終章は怒涛の展開、冗談みたいなものを含む、壮絶な数の企みが展開されます。いくところまで行ってしまって、続編は難しいだろうな。本書の枠組み(事件発生前に解決する探偵)は興味深いのだけれど、何か物足りなさが残るのは何故だろう。

  • 探偵の苦悩で真相が暴けても事件を防ぐことはできないというものが様々な作品でよく描かれていると思います。しかし本作は起きる前の事件を防ぐ探偵の物語です。ある種最大の証拠である事件が起きない中で、犯人にたどり着くきっかけは意外なものばかりで驚いてしまい、探偵の論理が美しく、非常に楽しめた作品です。

  • 後編。四十九日を舞台にした暗殺競争。チャンスは寺での読経時、墓での納骨時、ホテルでの会食事。後編は仕込みの部分が雑だけど、スピード感重視でこれはこれで面白い。

    事件を未然に防ぐ探偵の物語。斬新で面白い!

  • 最後の落としどころが詰まらない.自身のレゾンデートルに回帰させるならば,それ相応の布石があって然るべきかと思う.エピローグとそれ以前とのテーマが乖離している点に違和感がある.ミステリィとしては面白く,独自の世界観が構築されていて次作に期待が持てる.

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著者プロフィール

井上 真偽(いのうえ まぎ)
神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞。
第2作『その可能性はすでに考えた』は、恩田陸氏、麻耶雄嵩氏、辻真先氏、評論家諸氏などから大絶賛を受ける。同作は、2016年度第16回本格ミステリ大賞候補に選ばれた他、各ミステリ・ランキングを席捲。
続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』でも「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位を獲得した他、「ミステリが読みたい!2017年版」『このミステリーがすごい!  2017年版』「週刊文春ミステリーベスト10 2016年」にランクイン。さらに2017年度第17回本格ミステリ大賞候補と「読者に勧める黄金の本格ミステリー」に選ばれる。また同年「言の葉の子ら」が第70回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に。
2017年刊行の『探偵が早すぎる』は2018年に滝藤賢一・広瀬アリス主演でテレビドラマ化された。

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