永劫回帰ステルス 九十九号室にワトスンはいるのか? (講談社タイガ)
- 講談社 (2017年7月20日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062940825
作品紹介・あらすじ
春から大学生になる秋太郎は「仮面応用研究会」へと足を踏み入れる。そこは荒れ果てた部屋の主、来見行が独占専有する謎の哲学研究サークルだった。いかにも変人めいた来見行に興味を持ち秋太郎は入部を願い出るが、一切拒否される。強引な交渉を続けようとしていた秋太郎は、サークル棟内部で不可解な死体を発見するが──。わずかな時間の間に消え去った死体をめぐり、来見行は推理を展開する。
感想・レビュー・書評
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猩猩緋色の逢魔が時「まあだだよ」「murderだよ」。現実と異界のあわいで、ぐるぐると回り回る終わらないかくれんぼ。反復、円環、永劫回帰。ステルス。境界。さまざまなメタファーや哲学と心理学用語、ミスディレクションに目をくらまされていた。なるほど、殺人事件ならぬ『殺・主観的人格・事件』か。死者も生者も、文字通り境界の人も、掴みどころのなさが気になっていた秋太郎も、再読すると……ああ、これは確かに怖いや。ワトソンは「要(い)る」のか「存在(い)る」のか。次の謎を楽しみに待とう。おもしろかった。
旧のオーラバシリーズとイズミシリーズが大好きだった若木未生さん。新版も追っかけたり積んだりしているけれど、読んだのは……うわぁ何年振りだろ。久しぶりに読んだ若木作品、面倒くさかったり、ややこしかったり、残念だったりなキャラたちは健在(笑)ちょっと気の強いきれいな女の子もね♡電子書籍(ネットのゲラ版をいただきました)で読んだせいもあるけど、構造がややこしいのと、現実の事件なのかオカルトものなのか判別つかずで、こんがらかりつつ、まずは全体を把握するために通読。すぐさま再読。 -
若木未生先生の作品、久しぶりに読んだけど、文体であっという間に当時に引き戻された〜!軽妙な会話でテンポよく読めるし、キャラクターがやっぱ超魅力!!続刊出たら絶対読もうっと。
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ただの探偵物かな?と思って購入したら、心理学をかじったことがない私には少し難しかったのですが登場人物が魅力的なこともあり楽しめた。
恐らく続編は出るとは思うけど、出たら買う -
死者はいかにして存在するか。
人間嫌いのあまり、人間の研究に執心する”探偵”による証明。
『ハイスクール・オーラバスター』の若木未生、渾身の心理学ミステリ
大学に入学した秋太郎が足を踏み入れたのは、異常に人間を嫌う来見行が専有する謎の哲学研究室「仮面応用研究会」だった。コウに興味を持った秋太郎は入部を願い出るも、断固拒否される。直後、サークル棟で墜落死体を発見するが--一瞬にして消失。この超常現象を推理するコウの裏で暗躍する彼の兄の真意は? ラスト10ページ、存在の証明が不可能な「あるもの」が出現する。 -
若木先生がミステリーを書くとこうなるのか!
ってかカップルかわいいな。いいな。主人公も好きだけど! -
キャラがキャラキャラしくて(?)割と最後の方までとっつきにくかったけど、最終的に少しはワクワクした。シリーズが続くのかな。
哲学とか心理学とかも触れていけそうな話。 -
若木未生さん!!
昔、ハイスクールオーラバスターめっちゃ読んだ。
やっぱ読みやすいですね。
まだ1つの謎しか解けてないから、もっと続くのかな。
著者プロフィール
若木未生の作品






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またこちらでお会いできて嬉しいです!!
さっそくですが「猩猩緋色」がいきなり読めませんでした...
またこちらでお会いできて嬉しいです!!
さっそくですが「猩猩緋色」がいきなり読めませんでした(笑)
また、ぼちぼちでもレビューを載せてくださいませ。
無理のないぺースでぜひ!ワタクシもノロノロのペースです。
面倒な時も確かにありますが、本が好きという気持ちは変わりませんので、
載せたくなったら載せる、で良いかと思いますよ。またよろしくです。
ご無沙汰しています。
お元気でしたか?
お聞きするたびに増えていた にゃんこ家族は、いまはいったい何...
ご無沙汰しています。
お元気でしたか?
お聞きするたびに増えていた にゃんこ家族は、いまはいったい何匹にゃんになっているのでしょう?( *´艸`)
迷っていたのですけど、nejidonさんが喜んでくださったので、投稿してみてよかったです。ありがとうございますー(*´ω`*)
短文レビューはずっと書いているんですけど(まったく上達しませんが;)、おかげで今度は長文が書けなくなりました(/・ω・)/
たぶん、別サイトからの転載になっちゃいますが、これからちょこちょことこちらにも・・・と思っています。
本当はきちんと書き分けできるといいんですけれども(汗)