百鬼一歌 月下の死美女 (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 72
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940856

作品紹介・あらすじ

歌人の家に生まれ、和歌のことにしか興味が持てない貴公子・希家は、武士が台頭してきた動乱の世でもお構いなし。詩作のためなら、と物騒な平安京でも怯まず吟行していた夜、花に囲まれた月下の死美女を発見する。そして連続する不可解な事件――。御所での変死、京の都を揺るがす「ぬえ」の呪。怪異譚を探し集める宮仕えの少女・陽羽と出会った希家は、凸凹コンビで幽玄な謎を解く。

感想・レビュー・書評

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  • 壇ノ浦の戦いで平家が滅び、武士が台頭してきた平安末期。和歌のことしか興味がない貴族と、お仕えする中宮のために怪異譚を集める少女が、御所の怪事件に立ち向かう。
    この時代の人にしては怪異をあまり信じず恐れないキャラが多くて全体的に軽いが、読みやすく面白かった。ラストで事件の黒幕は暗示されているが続編に続きそうな終わり方で気になる。

  •  軽っ……という印象に既視感を覚えたと思ったら、ずいぶん昔に同じ作者さんの平安ものを読んで、全く同じ言い回しでレビューを書いていたという……ええ、はい、異様に軽かったです。人死にが出る話とは思えない軽さでした。
     「和歌にしか興味がない貴公子」と「怪異譚を探し求める少女」のコンビというコンセプトは面白いのに、話の中でいまいち生きてこないないのが残念;

  • 寂漣がなぜ…?
    やはり中宮を自分の手元に戻すため?
    中宮にキスしたのは寂漣が中宮のことを好きだからだよなあれは。
    で、思い断ちきれず、主上から引き離すために鵺騒動を起こしたのかな。
    それとも何か他に思惑でもあるのか…。

    陽羽と希家のコンビ良いわ、和む(笑)
    年の差は陽羽がもう少し大きくなれば気にならないレベルの差だと思う。
    くっついてほしいな〜。
    それに希家は既に陽羽に惹かれつつあるよな。
    美女を前にしても心を動かされなかったのはそういうことだと思いたい。

    陽羽は凄いな。
    まさか鵺みたいな鳥に矢を当てるなんて。
    度胸もほんと凄いあるし(笑)
    あんな場面で弓を射ろうと思えるとはメンタル強いわ。
    陽羽の出生について何か裏があったりするのかなぁ。
    讃岐様の陽羽への肩入れ具合を見てるとまだ書かれていない何かがあるのかな。

  • 歌人と怪異の組み合わせ。美しい死体を見て歌を詠んじゃう空気読めない人。怪異のように見せかけて人の仕業。半端なとこで終わったけど、問題が解決したら悲しい結末が待ってる気配。

  • 作者お得意の、おとぼけ平安怪異物かと思ったら、死人もバタバタ出て、宮中の権力闘争と、主人公の実家の養子兄弟問題など絡んできて、結構問題が根深いお話のようです。キャラ立ちの面白さは今一歩かなという気も今はしますが、主人公の義兄・寂漣が闇を抱えていそうで気になります。

  • なかなか面白かったけど、暗夜奇譚シリーズの方が好みだなぁ。
    どー収束するのかと思ったら、まさかの犯人があの人とは?
    なぜゆえに!
    いいところで終わらすなぁ

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プロフィール

1964年生まれ。91年『闇に歌えば』でデビュー。
「ばけもの好む中将」、「暗夜鬼譚」シリーズ(ともに集英社文庫)、『怪奇編集部「トワイライト」』(集英社オレンジ文庫)など著作多数。

「2018年 『百鬼一歌 都大路の首なし武者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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