謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー (講談社タイガ)

  • 講談社
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本棚登録 : 263
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940948

作品紹介・あらすじ

「館」の謎は終わらない――。館に魅せられた作家たちが書き下ろす、色とりどりのミステリの未来!
奇怪な館、発生する殺人、生まれいづる謎、変幻自在のロジック――!
読めば鳥肌間違いなし。謎は、ここにある。新本格30周年記念アンソロジー第三弾。

収録作品:
はやみねかおる『思い出の館のショウシツ』
恩田 陸『麦の海に浮かぶ檻』
高田崇史『QED~ortus~ ―鬼神の社―』
綾崎 隼『時の館のエトワール』
白井智之『首無館の殺人』
井上真偽『囚人館の惨劇』

感想・レビュー・書評

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  • 予備知識なしに読みました。
    はやみねさん、恩田さん、高田さんの作品は前提となる本を読んだ方がよかったかもしれないですが、楽しめました。
    綾崎さんの作品は青春を感じさせる良い話でした。時と時計の作品も書かれているので読んでみたいです。
    白井さんの作品は好みが分かれるかも。かなり強烈な印象です。インパクトが強すぎて忘れられない作品となること間違いなし。
    井上さんの作品は少し前の事故をモチーフにしたのでしょうか。ちょっと怖い話でした。まさに館ミステリー。ラストが良かったと思いました。
    白編もあるので、そちらも読みたいです。

  • Q.E.D.の薀蓄が「節分」だったんですが、これを読んだ日も奇しくも節分。
    こういう偶然嬉しい

  • 恩田陸を目当てに購入。
    まさかまさかの理瀬シリーズのあの人が主人公とは!
    読み終え、なるほどーー!!とファンならば、嬉しい納得!
    もっともっと読んでいたかったーー。
    恩田陸の作品だけに星をつけるなら四つか五つなんだけど、後半の作品がグロくイマイチだったのが残念。

  • 新本格30周年記念アンソロジー。
    『白』と違ってダークな雰囲気の作品集に仕上がっていた。恩田陸の短編はやっぱりいいなぁ。
    井上真偽、余りチェックしていなかったが面白かった。他の作品も読んでみようかな。

  •  特に館モノが好きとかではなく、手っ取り早く読んだことのない作家さんの小説を読みたい!と思い、手に取りました。

     ■はやみね先生といえば児童書というイメージが強いのですが、掲載作は大人が読んでも充分に楽しめるし、青少年が読んでも楽しめる話だと思いました。ガッチガチのミステリーを期待している方には物足りないかもしれませんが、1作はこういった話があってもいいのではないかと思います。
     ■恩田先生の作品はタイトルでわかるように『麦の海に沈む果実』のスピンオフで、私も楽しみにしていました…が、いかんせん話が短い!勿論、このページ数で恩田陸の世界を見事に作り上げる力量は流石ですが、『麦の海に沈む果実』のスピンオフとしては肩透かし感が否めず、他の作品とのバランス的にも恩田先生だけを目当にこの本を読む必要はないかな、と思いました。
     ■高田先生の作品はこれが初めてです。
    QEDシリーズがお好きな方には登場人物の新たな一面が楽しめる作品なのかもしれません。私も短いページ数でふんだんに語られる薀蓄をおおいに楽しめました。でもこれ…館じゃないよね!?
     ■綾崎先生も初めてです。これもまたシリーズものの主要人物が登場しているようですが、キャラ付けがなんともラノベっぽい!ミステリーとして読むとうーん…と思いましたが、館だからいっかな!とも思えました。(掲載順の妙)
     ■白崎先生も初です。
    こちらはなんとも個性的というか、読む人を選ぶ作風だと思いました。でもミステリーとしては面白いと思いますし、はじめはギョッとするしほりんのことも段々と好感を抱いてすまうんですよ。これは純粋に凄いなと思いました。でも本当にグロい!し、品性に欠ける!ので、はやみね先生の作品目当てでこの本を読んじゃった青少年がいたらどうすんだよ!と思いました。とはいえ、責任は編集部にあるので、先生は別に悪くないのではないかな…。
     ■井上先生の作品も初読みです。
    首無し館の後に読むと、この作品だけ取り出して読む時よりも、ものすごく正統派なミステリーに思えてしまうという。そこへきてあのオチ。作品の魅力を最大限に生かした掲載順の妙だと思いました。、ラストを飾るに相応しいしんみりとさせられる話でしたね。本格かというと本格ではないような気がしますが。

     1作ずつ取り出すと、どれもちょっっぴり物足りないところがあるのですが、1冊として捉えると、それぞれバラエティに富んでいて、バランスのいいアンソロジーだと思いました。

  • 館をテーマにしたミステリアンソロジー。さまざまな読み心地だけれど、どの作品に登場する館も魅力的です。
    お気に入りは恩田陸「麦の海に浮かぶ檻」。やはり大好きなあのシリーズ路線なので。この雰囲気がたまらなく素敵です。
    井上真偽「囚人館の殺人」も凄かった! オカルト路線かと思いきや、最後まで読むとしっかり本格。ものすごく伏線がいろいろとあって、やられたなあ、と。事件の凄惨さと真逆の静かな読後感も印象的でした。
    そしてこれまたある意味凄すぎるのが白井智之「首無館の殺人」。よくぞこれほど鬼畜でグロテスクなトリックを考えつくものだなあ……真似できません。

  • 新本格ミステリ30周年を記念して刊行されたアンソロジー。
    『謎の館へようこそ』のタイトルで白と黒の二冊が発売されています。
    どちらもベテランから新人まで、本格推理からミステリーの雰囲気を味わう作品まで幅広く収録されています。ミステリに興味がある人へのはじめの書としてオススメです。あるいは未読作家を新規開拓するための一冊としても有用だと思います。

    黒の方がややクセが強い気がしました。白黒どの作家さんも皆、個性的で特徴のある作品を描かれているのでそういう意味ではそれほど差があるわけではないのですが・・・。

    ぜひ読み比べていただきたいです。

  • 井上真偽:未読

  • 恩田陸だけ読んだ。わー、麦の海に沈む果実ってまだ続き(?)書いてるんだ!と感動。あの校長の過去の話なのかーかわいい時代もあったのね…としみじみ。

  • +++
    「館」の謎は終わらない――。館に魅せられた作家たちが書き下ろす、色とりどりのミステリの未来!
    奇怪な館、発生する殺人、生まれいづる謎、変幻自在のロジック――!
    読めば鳥肌間違いなし。謎は、ここにある。新本格30周年記念アンソロジー第三弾。

    収録作品:
    はやみねかおる『思い出の館のショウシツ』
    恩田 陸『麦の海に浮かぶ檻』
    高田崇史『QED~ortus~ ―鬼神の社―』
    綾崎 隼『時の館のエトワール』
    白井智之『首無館の殺人』
    井上真偽『囚人館の惨劇』
    +++

    正直なところ、途中で読むのを止めようかと思った作品もあった。はやみねかおる、恩田陸、という名前には惹かれるものがあり、惹きこまれる部分もなかったわけではないが、全体を通して、あまりお勧めしたいとは言えない一冊だった。

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著者プロフィール

恩田 陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。幼少期は名古屋、長野、富山、仙台などを転々とする。高校時代は茨城県水戸市に在住。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。
1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。
2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞と第14回本屋大賞を受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。

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