- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062941037
作品紹介・あらすじ
「あんたの秘密。聞かせてくれたら、金はいらない」
屋台の料理店「ほたる食堂」。風の吹くまま気の向くまま、居場所を持たずに営業するこの店では、子供は原則無料。ただし条件がひとつ。それは誰も知らないあなたの秘密を教えること……。
闇夜にまぎれるように佇む路地裏の食堂を舞台に、足りない何かを満たしてくれる優しい物語。
感想・レビュー・書評
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路地裏のほたる食堂2作目。
姿を消した少女捜しを手伝いながら、出来事は意外な方向へ。
その方向が今回のメインかな。
それぞれの行動に隠された真の思い。優しさ。
前作では謎の存在だった遥太が主人公の回でした。
個人的には前作より面白かったかな。
また次のシリーズも読んでみようと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんとなく、読み終わるとホッとする。
うまく言えないけど… -
アイドル探しからの、探偵物語。
1作目より、推理?っぽく。
遥太が前向きに食い探能力を使うのが、じいちゃん譲りなのがなるほどと思ったり、翔ちゃんが、思い出で「世界をキラキラさせる人たち」に感激してたり、読んだ後ほっとするのがやっぱりいい。 -
神出鬼没の屋台「ほたる食堂」店主の神宗吾と、冬休み限定の高校生バイト鈴井遥太には、秘密がある。それは「料理を食べると作り手の思念や過去が見える」というもの。奇妙な力を隠したい神と力が役に立つことを信じる遥太の前に、思い詰めた一人の客が。彼の悩み――姿を消した少女の行方捜しを手伝ううちに、屋台の元常連客・倉持翔平のきな臭い失踪事件に巻きこまれ……。
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路地裏のほたる食堂の2冊目。
去年発売されてたのに気づかず…!
3巻が出てることに気付いて、ビックリして急いでどっちも購入。
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『真夜中のパン屋さん』の大沼紀子さんの作品らしく、さらさらと読めるのに中々に重い展開もあって。
そして、その重い展開の台詞に感動してしまった。
駄目なのに「分かるなー」って、共感しちゃうんだよね。
最近、また怠惰になって来てるから頑張って行こうって気持ちになった。
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遥太の真っ直ぐで優しいところがすごく好き。
そして、宗吾が格好良かったー!!!好き。
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舞台と主役を東京に移しての2作目。
今度は主人公らの能力に焦点を当てていて、前作とは方向性が違う面白さ。
群像劇が得意な著者の作品であることから、そのうち1作目の主人公らも出てきたりするのかなぁ。最終的にどうなるんだろうな、とわくわくする。 -
一巻と比べると重たい部分が少なくて読みやすかった印象。やっと表紙イラストと内容があってきたような気がします。
遥太くんの無邪気ゆえのまっすぐな一言がよかったです。神さんは一体何者なんだろう…? -
人の料理を食べると作り手の思念や過去が見える為それを避ける屋台店主と、同じ能力を持ち役立てようとする冬休みで東京まで追い掛けて来たおにぎり占い高校生の遥太。方言が消えた。登場する料理は楽しくもスパイス程度で密な重量感のある物語に読み応えがある。常時ダイエットに疲弊したアイドル女優に引き寄せられた。
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いよいよ人間関係ドロドロまよパンみたくなってきたぞ~~