繕い屋 月のチーズとお菓子の家 (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 356
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062941044

作品紹介・あらすじ

夢を行き交い「心の傷」を美味しい食事にかえて癒やしてくれる不思議な料理人・平峰花。リストラを宣告されたサラリーマンがうなされる「月」に追いかけられる夢も、家族を失った孤独な女性が毎夜見る吹雪の中で立ち尽くす悪夢も、花の手によって月のチーズやキノコのステーキにみるみるかわっていく。消えない過去は食べて「消化」することで救われる。心温まる連作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 悪夢を見る原因を突き止めて、それを料理した上で当事者に食べさせるってなんか凄い発想だなって思いました。男女関係なく、悪夢は見る。特殊な能力を持った花とオリオンは、命をかけて救っているんだって後半になってから分かりました。
    続きもあるようなので、読んでみたいです!

  • なんとなく物足りない気がするけど、漫画や映画、アニメなんかで観たらとても素敵な気がする。

  • 心に傷を負った人々の悪夢に入り、心の傷を美味しい料理に変えてくれる繕い屋、花ちゃんの話。私の悪夢も料理してほしくなる、よく悪夢見るんよなぁ。料理の描写がまぁ美味しそうで、読んでて癒されると共にお腹が空く。

  • 2023.2.28 読了。
    主人公・花が悪夢に悩まされ心に傷を負った人々を救っていく連続短編集。

    すごくファンタジックな世界観なのだけれど、今ひとつ刺さらなかった。裏表紙のあらすじに「心温まる」とあったけれどそれほど感動もせず、一冊丸ごと不思議な世界でありその不思議の謎(というのだろうか?)が何一つ解決されないで終わってしまった……という感じでした。

  • 夢を行き交い「心の傷」を美味しい食事にかえて癒やしてくれる不思議な料理人・平峰花。リストラを宣告されたサラリーマンがうなされる「月」に追いかけられる夢も、家族を失った孤独な女性が毎夜見る吹雪の中で立ち尽くす悪夢も、花の手によって月のチーズやキノコのステーキにみるみるかわっていく。消えない過去は食べて「消化」することで救われる。心温まる連作短編集。

  • 悪夢の素を料理して、食べちゃうというのが面白い発想だなぁと思いました!
    こんな風に消化しちゃえたら、いいのになぁ…
    アニメとか漫画になったら、もっと面白そうだなぁと思いました。

  • こんな漫画みたいな話書く方でしたっけ…?
    最近良くある若い女性向け癒し系ライトノベルかと思って読んでたらラストに収録された「透明な夢の中に」で急にこれまでのあらすじ的な設定を畳み掛けられてどうしていいかわからなくなる…
    主人公もなんかよくわからんぼやっとした感じだし、続編もでてるから人気なんだと思ったけど、ティーン向けなのかな。

  • 可愛くてフワフワの布が出てきそうな作品名だったのに、最後の終わり方がチョット・・・でした。

  • 心の傷を美味しく食べるっていうことが現実にあったら自殺する人は減るんだろーなって率直に思った

    表紙が好きで買って見たけど面白かった

    夢の中で生きてみたい笑

  • いろいろ分からないことだらけだけど、悪夢の原因は美味しいって設定が面白い。
    でも解決しても忘れられちゃうのは少し寂しいな。

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著者プロフィール

一九六四年、埼玉県生まれ。八五年、矢崎麗夜名義で星新一ショートショートコンテスト優秀賞を受賞し、八九年『ありのままなら純情ボーイ』で作家デビュー。主な著書に「ぶたぶた」シリーズ、「食堂つばめ」シリーズ、「NNNからの使者」シリーズ、『あなたのための時空のはざま』など。

「2022年 『おいしい旅 想い出編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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