- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062950732
作品紹介・あらすじ
被災地支援、空調節電、節電レシピ、風評被害対策etc.…。幾多の社会的難題にぶち当たってきたカリスマPRマンが動き、見つめ、そして見出した"ポスト3.11"のソーシャル・マーケティングとは-。人知をインテグレート(統合)する。
感想・レビュー・書評
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古巣のCOOの本
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人知をインテグレートするには?
→競合との比較競争ではなく、顧客課題の解決、さらに社会課題の解決への貢献を目指した本質的価値の追求へのシフトチェンジを目指す必要がある
課題解決コミュニケーションの二大要件は、アイディアを集積する統合知と運営上におけるコミュニケーションリーダーシップ -
著者の指摘とおり、顧客と消費者が直接向き合い、ブランドという「約束」を果たす時代がやってくると、いままでのマスメディアを使ったマーケティングの手法が通じなくなってくるということを、痛切に感じました。この点について、ケーススタディを交えて紹介いただけるのは、非常に有難い一冊です。
あとは、問題解決型の社会にどんどん移行してきており、競争を勝ち抜くことで差別化をしてきた時代から、町内会の世話役のように問題を解決できるヒトが求められているというのも、特に3.11以降強く感じられて、個人的に共感できる部分でした。 -
社会課題の解決という視点をマーケティングに組み入れたところ、人や企業の「志」を基本に置いているところが読むべきところと思います。ソーシャルメディアがマーケティング的に持つ力、またその課題、を読もうとしたのですが、ちょっと違ったかも。