神の時空 ―鎌倉の地龍― (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062990073

作品紹介・あらすじ

「QED」「カンナ」を超える! 歴史ミステリの最高峰、シリーズ開幕!

 女子高生・辻曲摩季が、意識不明の状態となり由比ヶ浜で発見された。同じ頃、鎌倉幕府二代将軍・頼家と源氏一族の遺跡が荒らされ、鶴岡八幡宮の鳥居が倒壊する!
 霊感が強い摩季の兄姉と友人の陽一は、二つの事件の背後に怨霊の影を感じ、鎌倉時代について調べ始める。すると、数多の謀殺と陰謀が渦巻く、闇の鎌倉殺戮史に気がつく。歴史に隠された、鎌倉将軍暗殺事件の真相とは……!?

感想・レビュー・書評

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  • カンナシリーズの終了から5年。途中、毒草師は読んではいたものの、とても久しぶりに高田崇史の作品を読んだ気がする。すでにシリーズ8巻中、7巻が発売になっているが、何の知識もないまま、読み始め、主人公・陽一の設定にいきなり「?」主人公の割に、何歳なのか、何をやっている人なのか、何の説明もない。結局、ネットで調べて、物語自体の設定を理解してから読まないと、少し理解しがたいかも…QEDやカンナと違い、主人公たちの知識だけではなく、少しSF要素も加わった感じで、1作読んだ後の感想としては、とりあえず、このまま読もうかと。大好きな「怨霊」がテーマのシリーズらしいし。今作では、鎌倉時代に不遇の最後を遂げたと言われる範頼と頼家の怨霊をテーマとしている。修禅寺にまつわるこの二人の詳しい話を知りたいと資料を探していたところなので、意外なところから知識を得られてラッキーだった。

  • 鎌倉で女子高生が意識不明で見つかることから話が始まる。
    鎌倉にある源一族の遺跡が荒らされたり、突然の地震で鶴岡八幡宮の鳥居が倒れたり、色々な事件や事故が起こる。
    女子高生の親族が一連の事件に怨霊が絡んでいることを疑い、鎌倉の歴史を調べる。
    怨霊と見せかけた事件かと思ったら、本当に怨霊も絡むので、そういうホラーちっくなものが苦手な人は注意。

    私は苦手なのに知らずに読んでびっくり。
    しかし、源の本当の歴史を知ることができて勉強になった。

  • 北条政子、怖い。史実はこうだった可能性はある。そういう説得力は感じる。

  • 「QED」「カンナ」を超える! 歴史ミステリの最高峰、シリーズ開幕!

    女子高生・辻曲摩季が、意識不明の状態となり由比ヶ浜で発見された。同じ頃、鎌倉幕府二代将軍・頼家と源氏一族の遺跡が荒らされ、鶴岡八幡宮の鳥居が倒壊する!
    霊感が強い摩季の兄姉と友人の陽一は、二つの事件の背後に怨霊の影を感じ、鎌倉時代について調べ始める。すると、数多の謀殺と陰謀が渦巻く、闇の鎌倉殺戮史に気がつく。歴史に隠された、鎌倉将軍暗殺事件の真相とは……!?

  • 女子高生・辻曲摩季が、意識不明の状態となり由比ヶ浜で発見された。同じ頃、鎌倉幕府二代将軍・源頼家と源氏一族の遺跡が荒らされ、鶴岡八幡宮の鳥居が倒壊する!摩季の兄姉と友人の陽一は、二つの事件の背後に潜む怨霊の影を感じ、鎌倉時代について調べ始めた。すると、数多の謀殺と陰謀が渦巻く、闇の鎌倉殺戮史に気がつく。歴史の闇に隠された、鎌倉将軍暗殺事件の真相とは…。

  • 歴史好きなら楽しめる

  • 前のシリーズでも鎌倉扱ったのに、書く事たくさんあるんだなあと。しかし、新シリーズは何かひっかかりつつ読んだら、そっち?!と驚き…とりあえず見守り予定。

  • 本の終わりで、「おお?!」という事実が判明するが、
    それは本筋の謎とはあまり関係ない。
    が、シリーズのはじめということで、
    事件が解決するのでなくここから
    どんどん引っ張り込まれていく感じである。

    QEDシリーズみたいなのを想像していたので
    まだ知らぬ/とんでも真実系の薀蓄小説かと思いきや
    けっこうサスペンス寄りの進行。
    QEDは好き嫌いが分かれそうだけど、
    これはサスペンスや謎解きすき読者にも
    受け入れてもらえそう。

    でも個人的にはQEDのあくの強さが好き。

    この作者さんはシリーズによって質が
    けっこう違うので、色々読んでみることを勧める。
    個人的にはQEDが最高にすきだけど…
    アク強い。

  • おぉ、軽くなったし、ちょっとファンタジー!
    と、QEDを同時並行で読み進めている私としてはちょっとびっくり。

    既にQEDで蘊蓄多少なりとも身についてる者としては読みやすかったし、好みの問題ではあると思うが蘊蓄少なめでシンプルなので読みやすかったですよ。

    そもそもで系統違うか。

    まさかの主人公が妖怪とはねw

  • ど、どこに行くんだ、この話…

    という衝撃の結末が待っていました新シリーズ。
    うっかり続刊から読まなくて良かったです。

    鎌倉、行ったことないんですよね。
    全く知識もないですし。
    正直、かなり長いこと、近畿地方にあると思っていました。
    我ながら酷い。

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著者プロフィール




「2023年 『江ノ島奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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