未来S高校航時部レポート TERA小屋探偵団 (講談社ノベルス)

著者 : 辻真先

• 講談社 (2014年7月3日発売)

作品紹介・あらすじ

江戸の長屋で密室殺人事件が発生！　事件現場で住人たちが目撃したのは、天翔ける巨大な白猫だった……。不可解な事件は続き、現場の状況から町娘・お美濃が疑われてしまう。そこで、彼女の無実を信じる五人の少年少女が行動を開始！　圧倒的美少年・黎、おしゃれ歴女・真琴、おっちょこちょいな小坊主・越人、クールな戦闘少女・凜音、そして抜群の推理力を誇る学。個性豊かなこの五人、実は江戸の町人ではない。はるか遠い未来からタイムスリップで訪れた、未来S航高校時部のメンバーなのだ！　江戸の町を騒がせた不可能犯罪の真相は、やがて彼ら自身の時代と、時間旅行の秘密に迫っていき――？

感想・レビュー・書評

[bandit250fさんのレビュー · 2015年8月19日]

設定はコニーウィリス「オールクリア」によく似た設定。
向こうは大学でこっちは高校。
むこうは学部でこっちは部活だ。
あぁ、それなのに！筆力が余りにも違う。
辻真先と言えば鉄腕アトムの頃からの名脚本家とのイメージが有るのに小説と脚本ってやっぱり随分違うのね？
面白いけど物語が深くない。場面場面は面白いけど話がてんで繋がらない。
う〜ん、コニーウィリスが偉いのか？凄すぎるのか？
タイムトラベルものは好きだからいいんだけどね。
続編も有るみたいだし、続きもよみます！

著者プロフィール

1932年3月23日生まれ。愛知県名古屋市出身。愛知県立旭丘高等学校、名古屋大学文学部卒業。日本のアニメ・特撮脚本家、推理冒険作家、漫画原作者、旅行評論家、エッセイスト、デジタルハリウッド大学名誉教授。1981年「アリスの国の殺人」で第35回日本推理作家協会賞受賞。2009年本格ミステリー大賞受賞。本格ミステリ作家クラブ第3代会長。日本アニメ界を黎明期から支えた人物の一人。

「2017年 『義経号、北溟を疾る』 で使われていた紹介文から引用しています。」