恋と禁忌の述語論理 (講談社ノベルス)

著者 : 井上真偽
  • 講談社 (2015年1月8日発売)
3.30
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  • 本棚登録 :213
  • レビュー :43
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062990387

作品紹介・あらすじ

解決したはずの殺人事件。
癒やし系数理論理学者の証明で
世界は反転する……!!


真実は、演算できる。

大学生の詠彦は、天才数理論理学者の叔母、硯さんを訪ねる。独身でアラサー美女の彼女に、名探偵が解決したはずの、殺人事件の真相を証明してもらうために……。
詠彦が次々と持ち込む事件――「手料理は殺意か祝福か?」「『幽霊の証明』で絞殺犯を特定できるか?」「双子の『どちらが』殺したのか?」――と、個性豊かすぎる名探偵たち。「すべての人間の思索活動の頂点に立つ」という数理論理学で、硯さんはすべての謎を、証明できるのか!?

恋と禁忌の述語論理 (講談社ノベルス)の感想・レビュー・書評

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  • アンケートに答えて頂いた本。
    表紙も登場人物も漫画のようで戸惑っているんだけど、謎を解く過程がまた難しくて。
    申し訳ないけどほぼ飛ばし読み。
    最近、うちで家の人とチビずが見ているEテレの「ロンリのちから」みたい。あの番組でさえ内容が頭に入ってこないというのに。

    3つの殺人事件がある。
    それぞれに個性的な探偵が登場する。探偵の出した結論に違和感を抱く詠彦くんは叔母の硯さんへ相談に行く。
    探偵があまりにも個性豊かすぎるので、彼って作家志望?と途中から思い始めた。
    現実味が薄いというか。
    けど、ラスト章でそうきたか!
    なるほど上手く絡めたのねー。

    ミステリよりも彼と彼女の思わせぶりな態度と言葉にジレジレしてニヤニヤする。
    それが楽しかった。

  • 最近流行りの理系ミステリー。数理論理学を使って謎解きをするという発想と他の名探偵の推理を検証するという筋立ては面白いが、論理学ならではの切れ味が十分生かされているとは言えず、謎解きのすっきり感は薄い。今後に期待。

  • 数理論理学。チンプンカンプンである。無能な私は、探偵である美人叔母さんにひれ伏すしかないのであった。論理学とミステリの組み合わせは、本格ミステリファンは歓喜喝采である。本作は一般のミステリファンを取り込むには素晴らしい設定をこしらえた。叔母に気に入られながら、なんともこそばゆい関係性の主人公。ライトな語り口と、ガチガチの論理の応酬。表紙に騙されて買った少年たちよ…こちらの世界は楽しいよ…

    「スターニアスと命題論理」
    「クロスノットと述語論理」
    「トリプレッツと様相論理」
    連作短編。別の探偵が解いた事件を、論理学によってさらに追求する。この趣向がたまらなかった。誰に機会があったのか?大勢の人物から犯人を絞り込めるか?複雑に見せて、実はシンプルな解。特に双子の洋館事件には感動した。論理学でトリックを導きだす。絶対に穴なんてない筈の案件を、みごとに裏返してみせる。

    本作はここで終わらない。最終章こそ真の論理学の骨頂。
    ここにきてメフィスト炸裂である。論理学の鋭い刃。こういう趣向だったのかと唖然とするであろう。

    そのかのシリーズは大好きである。デビュー作からこの作者は、切れ味抜群のロジックで本格ミステリ界へ降臨しているのであった。

  • そもそも数学的な事がちんぷんかんな上に、キャラクターの個性がかなり強くて。ラノベな感じは嫌いではないけど、男性向けなのかなあ?あまりハマらないと言うか。論理を除けば読みやすくはあるけれど。うーん。シリーズものだけど続きを読むか少し悩みます。

  • ライトノベル的な設定ではあるなぁと思う。数学的なスキームを持ち込んで謎解きという形は、結果として少々無理がある設定だったかなぁと思う。推理や操作を専門とする人ではない人が素人探偵として参加するものは数あれど、ロジカルといえば確かにそうなんだけども、そのロジカルさはどの程度「人」に応用できるのかという点でなんとなく無理さを感じてしまう。ロジカルじゃないとそれはそれで不満なので、わがままだなと思う(笑)

  • ミステリにつきものの「論理」だが、きっちり数理論理学にまで落とし込むとは、何ともためになるお得な一冊である。キャラ・駆け引きのわかりやすさもあるし「数学ガール」のように漫画化しても良いと思う。その辺を差し引いたミステリとして読むと意外性は少ないが、新機軸として評価していいと思う。7.5

  • <真偽の審議は神技の真義>
    推理小説,(本格)ミステリと切っても切り離せない「論理」.
    では,「論理」をつきつめる「論理学」でミステリにアプローチするとどうなるか,を考えた一作.
    まさにメフィスト賞っぽい一冊.

  • 予想してたけど論理的な解説は頭に入らなかった。特に3話目。

  • 事件の経過で気になる点がいろいろ。
    動機を問わないのは、同意見。

  • デビュー作。『その可能性はすでに考えた』は既読。
    論理的といわれるミステリーはあるけど、この作品の論理は別もの。難しいけど面白い。
    最後の話は『その可能性はすでに考えた』に繋がってるなぁ。

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