雪に眠る魔女 霊媒探偵アーネスト (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 64
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062990462

作品紹介・あらすじ

霊媒師一族の末裔、アーネストと、霊感ゼロの喫茶店店主、佐貴。

二人が挑む新たな事件とは?

感想・レビュー・書評

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  • アーネストと佐貴の関係が気になりすぎて、一気に既刊全部読んだ。
    3巻目にしてふたりの関係が安定したというかはっきりしたというか。それと、今回はちゃんとミステリしててよかった。
    由緒ある占い師の家、地守家において「予言は絶対」であるという、その意味の重さが明らかになる謎解きが、なかなか辛い。
    謎解きのあとの浄霊は、だから必要なのだろう。それを終えたあと、アーネストが「本当に綺麗な笑顔を見せる」ことに救われる。

    アトロポス、クロートー、ラキシス。人形見てみたいなー見てみたいなー
    それと、時彦さんが佐貴のアップルパイを食べるくだりが欲しかった…

  • 今までの中で一番好きだな

    2017.10.5

  • 図書館より。

    斜め読みするはずが(失礼)勢い余って、夜更かししながら読了。
    久しぶりに本格物?を読むので、ついつい読み飛ばししてしまう。雰囲気で読むと何がなんだか分からなくなる。慎重に読まねば。
    なつかない動物がだんだんと心を開いてくる感じ?別に恋愛を期待している訳じゃないけど、そっち方面では人気があるんじゃなかろうか(笑)
    イラストレーターさんが代わったら読まなくなりそう(ごめんなさい)。

  • アーネストの出自について明かされるけど、まだまだ何かある感じ。

  • やはり「霊媒」探偵のインパクトがない。ガレット美味しそう。

  • 霊媒師一族の末裔、アーネストと、霊感ゼロの喫茶店店主、佐貴。二人が挑む新たな事件とは?

  • 2015/07/26読了

  • 佐貴の元に「死者に紅茶を淹れる」いう奇妙な依頼が・・・依頼人は予知能力があるという一族「地守家」の人間だった。奇妙な依頼に首を捻りながら地守家を訪れた佐貴はそこにアーネストがいることに驚く。

    今回は雪女に関する事件。能力者の代償や苦悩などが出てきて、私の好みの話だった。シリーズで一番好きかも。ラストにわかる地守家とアルグライト家の関わりに吃驚。そこは予想してなかった。
    読了後、帯にある「アーネストと佐貴の因縁が明かされる」っていう文に気が付いたけど、その部分はそうでもなかったような・・・他のところのほうがインパクト大きかった(^_^;)

  • 予知能力を持つ“視人様”を輩出する地守家ゆかりの土地で幾度に渡って見つかる、喉元に刃物を突き立てられた死体の謎と雪女の正体とは。深々と降り積もる雪の白さと冷たさが物語全体に静謐な印象を与え、静かな余韻を残します。デビュー作以来続く優等生のように丁寧な本格に霊媒探偵ならではの超常の論理が組み込まれ、三椿荘の能面と脅迫者の動機に秘められた“ある可能性”の指摘には思わずぞっとさせられました。これをできるのがこのシリーズの強みであり、面白さでしょう。イロモノなミステリ好きの身にはたまりません。

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著者プロフィール

3月7日、東京都調布市生まれ。『渦巻く回廊の鎮魂曲 霊媒探偵アーネスト』で第49回メフィスト賞を受賞し、デビュー。ほかの著作に、『私たちは空になれない』などがある。

「2023年 『獏の掃除屋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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