蝶の力学 警視庁捜査一課十一係 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062990608

作品紹介・あらすじ

資産家の男性が殺害されて、妻が連れ去られる殺人誘拐事件が発生。遺体には猟奇的な装飾が施されていた。捜査を開始してすぐ、新聞社宛に、警察を挑発し妻の居場所を示唆するメールが届く。懸命に捜査する新人刑事・如月塔子と指導役の警部補・鷹野だったが、犯人の魔の手が二人を襲い、鷹野は捜査の一線から退くことに……。エースを失った十一係は犯人を捕らえることができるのか!? 死体に残された装飾の意味は? 人気警察ミステリ最新作!

感想・レビュー・書評

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  • うーん、なんだか微妙。
    塔子が鷹野を心配するあまり捜査に身が入ってないし、尾留川に失礼過ぎな気がする。
    証拠集めもなんかなぁ。

  • 前半は今まで通り楽しめましたが、後半は少しこじつけ感を感じました。
    鷹野主任の過去も出てきたので、シリーズとして楽しんでいきたいです。

  • 調布の資産家の男性が殺害され首に青い花を4本挿された猟奇的な状態で発見される。妻は行方不明。塔子達十一係が担当となり捜査が始まるとすぐ新聞社に妻を連れ去ったとメールが届き、彼女を見つけられるか?と警察を煽る。必死に捜索するが次の犠牲者が出てまた青い花が添えられている…。足で稼いだ証拠をきちんと消化して事件を解決する流れは安定。ちょっとした所が鍵となるので気が抜けない。今回高野主任が途中で犯人に襲われ戦線離脱。チャラい尾留川の有能さや他の十一係の助けも借りて塔子が一人で解決!と思っていたら最後は高野の安楽椅子探偵に持っていかれてまだまだかー。でも始め自分の評価に悩む塔子が最後吹っ切れるのは成長したということで次が楽しみ。高野主任との関係がお互い無自覚に怪しげなんですがそれもまた楽しみ。

  • 評価は3.

    内容(BOOKデーターベース)
    資産家の男性が殺害されて、妻が連れ去られる殺人誘拐事件が発生。遺体には猟奇的な装飾が施されていた。捜査を開始した直後、新聞社宛に、警察を挑発し、妻の居場所を示唆するメールが届く。懸命に捜査する新人刑事・如月塔子と指導役の警部補・鷹野だったが、犯人の魔の手が二人を襲い、鷹野は捜査の第一線から退くことに。エースを失った十一係は犯人を捕らえることができるのか!?死体に残された装飾の意味は?人気警察ミステリ最新作!

    安定しているが今回はミステリー部分に今ひとつワクワクせず、入り込めなかった。如月の成長が中心だった。

  • 警視庁捜査一課十一係シリーズ第7弾。
    んー。刺激は少し足りなかったかな?少し物足りなさを感じてしまった。
    だけど、塔子と鷹野の関係性がちょいちょい動き出してきて
    大事なシリーズなのかなとも思う。
    鷹野の後輩の真相もここにきて不信感が出てるし。


    自分を窮地から救ってくれたからといって
    保険金のためにここまでできるのかな。
    しかも自分への利はほぼゼロに近い。
    まあ、でも未来への投資なのかな?無茶苦茶だけど。笑

    犯人の破壊欲みたいのと合致したのかな?
    犯行理由は切ない。

  • もう少し証拠を揃える必要は無いのか?
    と、感じる。

  • 塔子も成長してる。そして鷹野との関係も動き始めてる?元相棒の件も動き始めるのかな?気になる。

  • WOWOWでドラマ化
    放送の前に読む

  • 相変わらず、きちんと捜査を重ねて犯人に迫っていく様子は読んでいて楽しい。今回初めて塔子がちょっと鬱陶しい感じがした。相棒とはいえプライバシーや言いたくない事はあるだろう。どの立場からの言い方なのか・・・とちょっとイライラと。悲観的な所も、頑張ろう!と思いすぎ&言いすぎな所も、既読の作品よりも目に付いたのはこのイライラのせいだと思われ。事件は最後はちょっとお金に目がくらんで「あぁ、家族でもか・・・」と嘆きたくなった。尾留川さんへの当初の先入観もちょっと上から目線なのが・・・どうなのと。次も読みますが。

  •  シリーズ読破中。

     安定感があります。

     塔子の鈍さも安定していて、思わずニヤニヤしてしまう。

     

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著者プロフィール

1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。『石の繭』から始まる「警視庁殺人分析班」シリーズで人気を集める。その他著書に「警視庁文書捜査官」シリーズ、「特捜7」シリーズ、「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ、『深紅の断片 警防課救命チーム』『共犯レクイエム 公安外事五課』『骸の鍵』『擬態の殻 刑事・一條聡士』などがある。

「2023年 『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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