ψの悲劇 The Tragedy of ψ (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.71
  • (27)
  • (68)
  • (61)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 547
感想 : 59
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062991223

作品紹介・あらすじ

遺書ともとれる手紙を残し、八田洋久博士が失踪した。大学教授だった彼は、引退後も自宅で研究を続けていた。
失踪から一年、博士と縁のある者たちが八田家へ集い、島田文子と名乗る女性が、書斎にあったコンピュータから
「ψの悲劇」と題された奇妙な小説を発見する。そしてその夜、死が屋敷を訪れた。失われた輪を繋ぐ、Gシリーズ後期三部作、第二幕!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • うわーっ!そうなるんだ!!(゚A゚;)手紙を残し失踪した元教授、そして殺人事件が起こる!まではサラサラっと読んだけれど、島田さんが登場した後は続きが気になって、気になって…(゜゜;)そして最後はやっぱりあの博士が登場だね( ̄ー ̄)と思った後にもう一度ゾクゾクが…((( ;゚Д゚)))

  • 後期三部作の二作目。もうここまで来ると,Gシリーズというかこの三部作だけ別のシリーズなんじゃないかって思える程,時間軸も登場人物も異次元の世界。他シリーズの架け橋的な役割なのかしら?
    前作ではχとして登場した海月くんもいないし…。島田文子のキャラがどんどん濃くなっていく。でもこの世界こそが,紅子や犀川先生,萌絵が言っていた真賀田先生の作ろうとしている,私達に到底理解できない仕組みの最初のステップかと思うとどこまでが伏線なのか,森博嗣の壮大な世界観の中で迷子になり続けている自分がいる。
    ミステリィにSF要素が随分入ってきて,これから先自分の頭がついていけるのか心配。

  • 森ミステリはミステリの要素とSFの要素が上手くミックスしていい味を出している。本書はそれが顕著だった。

  • 今回は親切設計でしたね。
    そろそろ読み直しをしないとかな。さすがに記憶が怪しくなってきたし。
    でも、すべてが終わってから(きっと)刊行される森博嗣世界年表と共に読み直す、という老後の楽しみにとっておきたい気もする。

  • やっぱり、このシリーズだけではなく、他のシリーズに繋がっていくのかな?

    もう1回、他のシリーズも読み直した方がいいのかな?

    とりあえず、他のシリーズを読み、また後で読み直してみます。時系列もよくわからなくなってきましたが、この話単体で読むなら、面白かったです。

  • 島田さんいたし年月の経過も書かれてたから、時間経過は分かったけど思ってたより世界の技術が進んでましたね…。とはいえ前作から10~20年は経っているとは思うので、Wシリーズの時にその年数でそこまで技術が発展する?と思ったけど、このペースで進んでいったらそう勘定が合うんですかね。そして八田洋久も貢献した一人。

    作品紹介・あらすじ
    遺書ともとれる手紙を残し、八田洋久博士が失踪した。大学教授だった彼は、引退後も自宅で研究を続けていた。
    失踪から一年、博士と縁のある者たちが八田家へ集い、島田文子と名乗る女性が、書斎にあったコンピュータから
    「ψの悲劇」と題された奇妙な小説を発見する。そしてその夜、死が屋敷を訪れた。失われた輪を繋ぐ、Gシリーズ後期三部作、第二幕!

  • 完全にサイエンス・フィクションの世界でなかなか理解が及ばない。人工知能の飛躍的な進化とロボット。この世界に果たして人間はどのくらいいるのだろう? 真賀田四季の目指した世界は、おぞましい。Gシリーズは次作のωの悲劇で終わりとのことだけど、どのような結末を見せるのか分からなくて少し怖い。

  • ここまでディックの世界に接近するとは。

  • 久々に驚いた・・・驚愕のラスト・・・
    鳥肌モノのラストに、絶品のSFミステリ見たですよ。
    しかし、毎度のことながら四季さんの世界には驚かされますねぇ〜
    もうかれこれだいぶ経ちますが、未だに最前線であること再認識です。
    でも、ちょっとクラゲくんとかあのへんのほんわかミステリーが読みたいなぁ〜

  • 2020.03.03

全59件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森博嗣の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×