秒速5センチメートル(2) <完> (アフタヌーンKC)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063107395

作品紹介・あらすじ

熱狂的な支持を受ける新海誠氏の長編アニメーションを漫画化。漫画家は、これがデビュー作ながらも新人離れした実力で繊細で精緻な描写を誇る清家雪子。物語は東京で幕を開け、種子島を経て、また東京へ還る。少年と少女、淡い想いが幼いながらも本物の確信に育ったとき、二人を襲う別れ。遠く離れ、奇跡の再会があったために、その想いが長くふたりを縛ることになる。その出会いは幸福のためにあったのか、それとも呪縛でしかなかったのか。距離と時間が人間を分かち、また出会わせる。1巻で大きな反響を呼んだ恋物語、完結!

遠野貴樹は小学生のとき転校してきた篠原明里と出会う。二人はすぐ意気投合し淡い想いを育む。その気持ちの名前を知らないまま訪れる突然の別れ。明里は栃木へ、貴樹も中学入学後に鹿児島へ転校が決まる。幼い想いは本物の恋へ変わり、二人はそれを確信する。栃木で再会した二人は、距離の遠さ、未来の遠さに将来の希望を実感できない。そして種子島での中高時代を経て今、貴樹は東京にいる。

感想・レビュー・書評

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  • とにかく、全ページに切なさが漂う。
    若くて一途さゆえに、うまくいかない。
    そんな自分に戸惑いながら、けれど受け容れながら
    大人になってゆく。
    美しい心のままでは生きられないけれど、
    美しい思い出を、そのままに大切にして
    生きることができる。
    そんな、甘くてやさしい気持ちになれた
    久々に心の中でヒットしたコミックだった。

  • 原作を元にしたコミカライズの第2巻。第1巻は原作に沿って描かれていた世界も、第2巻では少し分岐することになります。しかし、貴樹が追い求めていたものがなんだったのか?原作、最後の場面での貴樹の表情が表したものがなんだったのか?それを、このマンガではとても分かりやすく、マンガならではの表現で伝えることができているように思います。原作を見てから本作を見たからかもしれないですが、「秒速~」が持つ、繊細な世界観を深く感じる事ができました。ただ、最終話はいらなかったんじゃないか・・・。ちょっと、蛇足気味だったような。

  • 最後は逢えたのかな?
    逢えてたらいいな!

  • 自分を縛るものなんて自分自身以外いない。

  • 小説を読んでから読むと〇?

  • 読了。漫画が、良かった。どうしても、わからんのは、そない好きならなんで、と思った。遠距離恋愛はそない大変なのか。なんでやねんという怒りに近い感情が、沸き起こる。メールもできたんやったらもっと意思疎通ができたのではと思った。だから今の「君の名は。」の主人公は立派だなと思う。時空をねじ曲げるのだから。「秒速…」は、なんか、なんか。ぐっとなる。

  • 主人公、もうちょっとどうにかならんのかなあ。
    重くって。

  • アニメ視聴済み
    終章にてアニメでは描かれなかった次へのステップが暗示され好感
    気に入りました。

  • アニメ版の最終回のその後も書かれている。
    貴樹と自分を照らしあわせてしまって、切なくなった。

  • DVDをみた事があるのですがあっちより補足してある話の所がいいです。
    汚れたけど心が童貞な男には好きな話だと思います。
    あの時期は永遠に好きでいる自信があったんだけどなーって思い出させてくれますので・・・。

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著者プロフィール

四季賞2000年夏のコンテストで、応募作『孤陋(ころう)』が大賞授賞。アニメーション監督・新海誠氏の『秒速5センチメートル』のコミカライズ企画に抜擢され、月刊アフタヌーン2010年7月号から連載開始。オリジナル連載『まじめな時間』を2012年2月号から連載開始(全2巻)。日本の近代詩歌俳句を2次創作し話題を呼んだ『月に吠えらんねえ』(全11巻)は 2017年第20回メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞。

「2021年 『月に吠えたンねえ(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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