- Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063107913
作品紹介・あらすじ
西暦2038年、夏。人類が地球から宇宙を見上げている、それぐらいの未来。団地に住んでいる小学4年生の沢渡ゆうまは、間もなく地球に大接近するという“SH・・アールヴィル彗星”に夢中になっていた。そんな中、ゆうまは謎にみちたモノと出会う。どうやら地球のモノではない──しかも例の彗星とも何か関係があるっぽい! これって何!? 『ハックス!』の今井哲也が描く宇宙スケールの最新作!!
2038年、夏。小学生の沢渡ゆうまは、地球外から来た知的存在と接触する。そいつは28年前に地球に降りて、故障したまま動けなくてっていた“宇宙船”──。“彼”が地球に降りた当時の技術では、なすすべもなかったんだろう。だけど今なら、もしかしたら、なんとかなるかもしれない。“彼”を母星に帰すんだ! 技術力より情報力より、何よりぼくらの行動力で──! 太陽系に収まらない極秘ミッション、最終話まで収録!
感想・レビュー・書評
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この秋劇場アニメ化。キャラクターデザインが残念以外は楽しみしかない。読めば読むほどよくなるスルメコミックです。夏休みにオススメの1冊です。
夢と、夏休みと、団地と、少年少女とかつて子どもだった大人と、宇宙と、科学と、AIと未来と現実と。好きが詰め込まれた珠玉の作品です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本当に素晴らしい。話の合間には小ネタを記述するほど細部まで練り込まれた未来を描きながらも、現在の読者たちの生活との地続き感を失わないSF。その安定感は、未来を描きながら団地を一つのメルクマールとする人間関係の様々な機微を、主人公組以外の人々や、さらには機械すら巻き込みながら描きあげていったことが根底にあるであろう。読者としてはもっと長く描いて欲しかったという点が最大の欠点として挙げたくなるほどであるが、逆にひと夏のほんの少しの時間を濃縮して描くことができた作者の力量を褒めたたえるべきである。
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友達になるための「ファーストコンタクト」もの。
大人は嘘をつく。子供たちは約束を叶える。感情。しぬ。 -
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ジュブナイルSFかくあるべし、って感じ。
裏庭には宇宙船があるべき。
それぞれの親たちが、子供の頃のエピソードが絡んでくるのもいいな。
ところどころ近未来的なアイテム(高性能絆創膏とか携帯電話で出席取ったらスクールモードに切り替わるとか、家庭用ロボが家電掌握してるとか)も出てきて楽しい。 -
すごい情報量とノスタルジックを感じさせる少年少女の描写がとても良かった。
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「宇宙 日本 阿佐ヶ谷団地」
大傑作だ…。小学生の夏休み、団地、宇宙、約束。過去から現在、そして未来へ繋がっていくこの感じ。
2巻完結とは思えぬ満足感。すごい。 -
未知なるものへと遭遇したワクワク感と、それを親の立場から嗜める絡み合いがとてもよかった。彼らのなんとなくむしゃくしゃしたするという感覚がよく分かる。あと、“自律的にウソをつく人工知能”ってとても夢を感じた。
いじめの描写は展開が陳腐というか中途半端だった気がする。