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- / ISBN・EAN: 9784063127300
感想・レビュー・書評
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ガッツリ推理と言うより物語を読んでいるような感じ。
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猟奇的要素、怪人の出現、レギュラーキャラを排した異色作。
雪が似合う切ない話。 -
(本当は金田一は全巻(Caseまで)持ってますが、この巻だけ登録)。何年経っても、ふと思い出す作品。『金田一少年の事件簿』なのに、怪人も猟奇殺人も登場しない、寂れた東北の港町で久々に旧友と再会するうちに起こる、悲しいすれ違いの殺人事件を描く異色作。美雪すら登場せず、金田一がひとりだけで物語を進めてゆく。
とにかく全体に漂う寂しい、静かな、そして情緒的で悲しげな雰囲気が貫かれたストーリー。ひとり殺されるたびにお葬式のシーンがあるんだぜ……。最後も「みんな集まってくれ!」じゃなくて、犯人をひとりだけで呼び出して自首を説得する、というシナリオ。凄い……。
インターネットで、「『金田一版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』だ」と誰かが書いていて、まさにそれなんだけれど、個人的には『あの花』よりもこっちがずっと好き。最後の、写真の裏に描かれた言葉が切ないんだ。叶わなかった未来こそが輝いているから、明日もこの町で生きてゆくんだね。
日本映画っぽい感じもして、これだけを原作にして実写映画を撮ってもいいのではと妄想します。雪の設定そのものがかなりアリエナイことだけが、残念。 -
金田一で一番すきな話。
雰囲気が一番きれいだと思う。 -
はじめが中学時代に二週間過ごした雪影村で起こる事件。五年会わないとこんなにも変わるもんなのかね。妊娠検査薬のくだりは小学生にはよくわからないんじゃ・・・
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金田一は、すれ違いの悲劇がたまらないのが多いです
その中でも特にこれは…悲しすぎる
あと、個人的には都のおばちゃんが作ったあら汁が好き。
(葬送銀貨ではブドウパンが好き。意外と毎回食べ物に注目してましたw) -
千家の話は未だ納得出来ません…新装丁になってからの話では雪影村(表紙も)と、金田一少年の決死行が好き。