彼女の想いで…大友克洋短編集(1) (KCデラックス ヤングマガジン)
- 講談社 (1990年4月19日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063131451
感想・レビュー・書評
-
MEMORIESでアニメ化された「彼女の想いで…」「武器よさらば」が読めて嬉しい!!!
惑星TAKO年代記も無駄に壮大で面白い。
それからやっぱりAKIRAと童夢の原点である「Fire-ball」を読めて良かった!!
ハードSF、テンション上がる!!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白いなぁ。
高校生の頃に見てた「宝島」における藤原カムイ氏の短編を思い出す。
超能力ものの先駆「FIREBALL」、映画「MEMORIES」の原作は突出しているし、大友さんにはぜひ安部公房のSF系の作品を描いていただきたい(「第四間氷期」とか。「方舟さくら丸」もいいかも)。
そして何より、本書は大判というのがよい。大友さんの作品はできるだけデカい判型で見たいのであります。 -
緻密に引かれた線の一つ一つを
目で追いかけてるだけで
体に幸福が溢れて浸透するような多幸感。
なんと言っても
機械のデザインとその内部を構成する
パーツの細かさにうっとりする。
【FIRE BALL】
【武器よさらば】
【SOUND OF SAND】の三作が、
特に好きな絵柄で、インパクトもあった。
ありがとうございました。 -
初版
-
再読。SF多めの短編集。大友さんがいろいろな媒体に描いていたのだと分かる。『SF宝石』とか『SFアドベンチャー』とかみたいな、小説も漫画もあるようなごった煮の雑誌(想像です)に描くような漫画家さんって少ないのかも(想像です)。今、そういう雑誌自体がないのか(想像です)。「武器よさらば」に使われているモニター越しみたいな描き方は斬新。結末が暗いものになりやすいのは時代のせいかもしれない。あとがきに書かれた大友さんのコメントが貴重。
-
大友克洋短編集。1977年から1982年に掛けての作品集。それぞれのストーリーは特に繋がっているわけではないが、こうやって見ると大局的には一つのストーリーのようにも見えるから不思議だ。まるで「AKIRA」を作る為に必要なピースを揃えているかのよう、必要なスキルを磨いているかのよう、壮大な序曲を見ている気がする。大友本人もそう述べているように「Fire-ball」がのちのAKIRAのストーリーや世界観の元となっていくのだが、物語中で取り沙汰されるATOMがまさに今のGoogle HomeやAmazonエコーで草だった。やはりSFは未来なんだと再認識した。SFというジャンルの面白さがある。星新一とかと親交あったりしなかったのかなあ?あと名作シリーズ(勝手に命名したが)みたいな元ネタからアレンジを加える話も面白いと思った。また他のも(もう残り少ないと思うが)読もう。
-
表題作は、映画にもなったけれど、やっぱり、いい。面白い、と感じているところが、たぶん、他の作家さんとはちょっと違うなぁって思うことが多い、この人は。(11/8/14)
-
完。