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Amazon.co.jp ・マンガ (347ページ) / ISBN・EAN: 9784063132489
作品紹介・あらすじ
西暦2029年。より複雑化していく犯罪に対抗すべく結成された特殊部隊……公安9課に所属するその組織の名は、攻殻機動隊と呼ばれた。
西暦2029年。通信ネットワークに覆われ、膨大な情報が世界を駆け巡っている超高度情報化社会。しかし国家や民族、そして犯罪は依然として存在していた。より複雑化していく犯罪に対抗すべく結成された特殊部隊……公安9課に所属するその組織の名は、攻殻機動隊と呼ばれた。
みんなの感想まとめ
サイバーパンクの世界観が魅力的な本作は、未来社会における人間性や哲学的な問いを深く掘り下げています。高度情報化社会における犯罪と、それに立ち向かう特殊部隊の姿を描く中で、読者は人間の本質について再考さ...
感想・レビュー・書評
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初めて原作に準拠した映像作品だったTVシリーズも終了してしまった。原作を読んでみた。1991年に第1刷が発行されている。まだWindows95の発売前で、ネットの黎明期以前である。この時期に描かれたのだからスゴイ作品である。ちなみに読んだ本は2026年8月発行の第88刷の版である。
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攻殻機動隊SACから攻殻を知って原作に手を出さないまま、10年以上経ってしまった…いま思うともっとはやく読んでおけばよかったと思った…
このサイバーパンクの世界観が好きなんだなと再確認できたのはとても良かった。人間性に対する問いが所々あってもっと読めば別の発見もできるのかなと思った。 -
世田谷文学館で実施している「士郎正宗の世界展」に先日行ってきた。
その前に家の本棚の奥に眠っていた本書を約20年ぶりに読み返した。
1989年から1990年に書かれた漫画だけど文系の自分としても古く感じない。
「ミーム」という言葉が既に使われていたり、
オンライン陪審員制度があって全国の陪審員の判断結果が閉廷から12分で判明する、といった描写などある。また、神道の生魂、足魂、玉留魂の話はフロイトのイド(エス)、超自我、自我のモデルに随分似ているとも思った。
確か映画でもあった描写だったと思うのだけれど、手の10本の指先がロボットになってさらに分かれていてキーボードを多数の指で高速で打つ描写を、昔、素直にすごく未来だなあと感心していた。
だが原作漫画では欄外の著者コメントに「老人の時代に逆行するアナログな悪あがき」と否定的な記述があって面食らった。確かに無線で記憶や感覚、動画画像情報等が一気に転送されるような描写がある中で「キーボード」というインターフェースはアナログだ確かに。
インターネット空間でAIの一部が自らを「生命体」と認識するようになる本書の設定は、近年やっとAIが発達してきて少しリアリティが出てきた。
ちなみに展覧会の入り口は「ネットは広大だわ」のコマを引き延ばした暖簾をくぐって中に入る。
展覧会は原画が多数展示されていた。
著者の年表や仕事の履歴などの展示もあり。
姉妹の影響で子どもの頃は少年漫画でなく少女漫画がほとんどだったそうだ。
40年近く活躍している割には寡作な印象。
コミックになっている本は10冊程度のようで、年表にすべての実物コミックが展示されていたけどスペースをほとんど圧迫していなかった。
逆に言うと1作1作の世界に与えた重みがでかすぎる。 -
サイバーパンクな世界。
戦闘ジャンキーの語る哲学的な世界。
書き込みがすげぇ長いけど、そこがまた楽しいんだ。 -
前に持っていたコミックスが紛失していることが判明したので、購入し再読。
映画版がいかに効率よくリミックスしているかを再確認。
上部構造へのシフトを、天使の足と羽根で表現しているのが今回印象的だった。
そしてネットの海から発生した生命体が素子と融合することでさらに生命に近づくという結末……
壮大な不気味さといったものを感じさせる。 -
アニメや映画は見たのに原作を見たことがなかったので。
もっとシリアスな漫画かと思いきや、意外とコミカルな内容になっていて驚いた。かなり難解ではあるものの世界観に引き込まれて読み切ることができた。
AIが当たり前な現代だからこそ、人間とは、AIとは、物凄く考えさせられる漫画でした。 -
西暦2029年。通信ネットワークによって膨大な情報が世界を駆け巡っている社会。しかし国家や民族、そして犯罪は依然として存在していた。より複雑化していく犯罪に対抗すべく結成された特殊部隊……公安9課に所属するその組織の名は、攻殻機動隊!
ぼくが攻殻に入門したのはSACから。スカパーが見られず、DVDを買っては何十回と繰り返し見ていた。SACでも圧倒的な情報量を誇るも、刑事ドラマ+文学的で入りやすかった。その後に原作へ挑戦。キャラクター性も物語も全く違う雰囲気で面白い。91年でこれを描いていたというのが凄まじい。
物語は難解。解説しろと言われてもできない(笑) ただ、噛めば噛むほど味が出る。電脳などの設定は画期的だし、取り上げられる社会問題も今読んでも新しく思える。社会情勢、利害関係を潜り抜けていった先には、人形使いなる存在が立ちはだかる。生命とは?という哲学性も飲み込んだ広大な物語。
最後に好きなセリフやコマ外の注釈を印象して終わります。
「『気持ち』は判るが邪魔だからしまっとけ」
「俺はロボットじゃねぇんだぜ!」
現実には「力は正義」である事が多いわけだが、これに反発して「力は正義にあらず」といった理想もある。しかし正義を通そうとするならそこに力が必要であり、理想は実現が難しい。更に正義と言っても「全体と個」や「キリスト教社会とイスラム教社会」等両方が互いに正義から生じて互いを悪とみなすケースも多く、もはや正義などという言葉は古めかしくさえ感じられる。「より多数の合意」が正義であるならば、情報というものはものすごく重要になる。
「偽善よ 消費優先の生活こそが貧困国に対する暴力だわ」 -
情報量が多い割に説明的台詞が少なめ。難解で不親切。
でもそのとっつき難さも含めて魅力。 -
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士郎正宗を実際読んだのは初めて。細けー。脳内劇場どうなっているんだろうw。
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サイエンスSARU版のアニメ化に触発されて再読。
押井守の映画版や神山健治の『SAC』シリーズなど、映像作品は数々あれど、原点は漫画版に集約される。
各クリエイターが原典のエッセンスを抽出し、昇華させていたからこそ、派生作品だけでも『攻殻機動隊』という巨大な世界観を語ることが可能であった。むしろ、原典がこれまでアニメ化されていなかったというのは、ある意味で盲点であったかもしれない。
もっとも、漫画版ならではの緻密なSF表現、難解な専門用語の洪水、そして80年代特有のポップさとそれなりの癖がある。
それでも、サイエンスSARU版が優れた「翻訳書」としての役割を果たしているので原典である本書に立ち返り、初期衝動としてのサイバーパンクの熱量を体感してほしい。
30年以上前の再読に耐えうる歳月を経てもなお新しい気づきを与えてくれる不朽の名著である。 -
岡田斗司夫にならないと読めない
士郎正宗展へ行った。GWでたいした関心もいだかずに、ふらふらっと寄ってみただけのハンパ者だが、巷で言はれてゐる称讃の声は理解できた。
要するに、絵への熱意。
最初はモノクロで掲載されたものが、単行本化にあたってカラー化される。しかも、下書きを消しゴムで消す工程はなし。丹念に書き込まれた下書きに、また紙を重ねては光で透かしてペン入れする。執念深い手法。
見れば(凄さが)分かる。
しかし、最近の作者――シロマサさんはエロティック・イラストばかりエロ雑誌に掲載して、攻殻機動隊もアップルシードもつづきを書かなくなってしまった。後期はタッチもガラリ。リアリスティック路線で、肌がテカテカ。ピカピカ。たぶんみんな、中期の絵柄がすき。
この攻殻機動隊は、衒学チックなアクションSFである。背景。説明。そんなものは飛ばされて、初心者お断りのセカイ。岡田斗司夫のヴィデオでやっと理解できるんだな。これが。
とゆーわけで、あまり★はあげない。★、欲しい?
ちなみに、シロマサ展は、中年のをぢをばが多かった。ぜんいん、ほんとーの士郎正宗ファンがだったかは……わからない。ほぼ押井守ファンだったりして(残酷)。
【追記 2025/5/12】
ストーリー。
1話。ソ連と日本の通商部が秘密の会談。そこへ乗りこむ公安。しかし、ソ連側はサイボーグの草薙素子に暗殺されてしまふ。
このことがきっかけで、後に草薙は公安の攻殻機動隊に配属になる。
サイボーグは脊髄と脊髄にケーブルを繋げて意思疏通(=脳潜入)・同調できるし、無線でも(盗聴の心配を除けば)できる。脳の中核はゴーストと呼ばれる。
おひおひ語られるが、この脳をハックされることで、夢と現実をごっちゃにさせることも可能。 -
アニメ映画が超有名なシリーズの原作。かの映画やその後のアニメシリーズはもっと重厚なイメージがありますが、原作はもう少し親しみやすい印象があります。
ところで「おまけが本編」という言葉がありますが、この漫画に関しては欄外注釈が本編ってくらい深みがあって楽しいです。なので、どちらかといえば物理本がオススメですね。 -
より複雑化していく犯罪に対抗すべく結成された特殊部隊……公安9課に所属するその組織の名は、攻殻機動隊と呼ばれた。
(1991年)
--- 目次 ---
01. PROLOGUE
02. SUPER SPARTAN
03. JUNK JUNGLE
04. MEGATECH MACHINE I[ロボットの反乱]
05. MEGATECH MACHINE II[メイキング・オブ サイボーグ]
06. ROBOT RONDO
07. PHANTOM FUND
08. DUMB BARTER
09. BYE BYE CLAY
10. BRAIN DRAIN
11. GHOST COAST
12. EPILOGUE -
原作を読んでなかったので読んだ。1991年にこれが出て付いてこれてた人少ないんじゃないかと思う。今読んでもテクノロジーや宗教、世界情勢にかなり明るくないと意味不明だと思われる。絵柄は古いと言えば古いが、安っぽくないため、通時代性があるのではないか
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アニメの『S.A.C』を観たので、久々に再読してみた。まず攻殻機動隊シリーズは原作がすごい。原作が持つ先見性と、様々な解釈を生む可能性に星5つ。シリーズに通底している「人間とは:人間の定義とは」という哲学的で宗教的でもあるテーマがずっしりと提起されている。その深みと奥行きはアニメシリーズで随分と万人受けするものに変換されて、世界中にファンを生むに至ったが、原作の価値は今なお衰えることがない。
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「ネットは広大だわ」
映像作品から入っているのでキャラは違うし、読みにくいマンガだが、やはり面白い。
人形使いとの会話、接続が見どころか。
欄外の士郎氏のコメントは、1991年を初版発行漫画ということを忘れさせないくらいビビットである。
この本が好きな人におすすめの本
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