寄生獣(6) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 856
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063140545

感想・レビュー・書評

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  • 宿主である高校生のシンイチと、彼の右手に寄生したミギーが、人を喰らう寄生獣たちと闘うホラーバトル第六巻。

    自分の身辺を洗う探偵とのやり取りに、改めてミギーの冷酷さと、自分の置かれた立場の危うさを知るシンイチ。その流れで久々に寄生獣の田宮と再会する。人間の利他行動に興味を持つ一方で、赤子を盾にシンイチを挑発する彼女の真意はどこに?

    苦しむシンイチにかけられた、占い師の思わせぶりな指摘。彼は一笑に付すが果たして?

  • 面白い

  • ■書名

    書名:寄生獣(6)
    著者:岩明均

    ■概要

    寄生生物・田村玲子が放った私立探偵・倉森によって正体を知られた新一とミギー。
    彼らは寄生生物に加え、人間からも追われる立場となるのか!?新一は自分と同じく、
    不完全な形で寄生生物と共存する宇田の協力を得て、倉森の口封じに出る。
    一方、田村玲子にも徐々に変化が現れ始め――?
    (amazon.co.jpより引用)

    ■感想

    予想通りといえばn予想通りですが、加奈が死にます。
    基本的に新一と関わった人間はほぼ死ぬので、恐らく死ぬだろうな~とは思ってましたけど。
    新一が人間で亡くなっていく様は、人が壊れていく様を描いていて面白いです。
    今回は違うけど、精神が壊れるってこういう事なんだおろうな~

  •  不良グループの女王的存在で、新一を含むパラサイトを感知してしまう超能力を示す加奈の存在は随分前のほうから伏線となっているが、その能力のために加奈は危機に陥り、新一は加奈を助けることができない。しかし加奈を襲ったパラサイトを新一とミギーは鮮やかに倒す。
     そして「田宮良子」は「島田秀夫」に代わって新一の動向をうかがうために人間の探偵を雇う。人間を探るには人間を,という発想に「田宮良子」の深化が見られるのだが。この探偵がからんで、いよいよ新一の正体が世間にばれるのではないかという危機に陥るとともに、新一にはパラサイトたちを殲滅する戦いを起こさねばならないのではないかという決心が芽生えてくる。
     他方、パラサイトたちは市長に当選した「広川」を中心にパラサイトを組織化しようという動きが生じ、「田宮良子」は一定の距離をおきながらそれにからんでいる。

     いよいよ個人レベルの問題が社会と否応なく絡みを持ちはじめてくる。連載されていた頃、私は『寄生獣』を『デビルマン』のある種の異版のように思って読んでいた。だが、パラサイトの存在の公表による社会のパニック、闇雲な悪魔狩り、といった『デビルマン』の後半的展開になりそうで実はならないのである。『デビルマン』では魔界からどんどんデーモンが入り込んでくるのだが、『寄生獣』のパラサイトは生殖機能を持たぬゆえ、その数を増やすことがない。するとパラサイトの影響は局所的に留まってしまうのである。恐らくエボラ出血熱の感染拡大のほうがよほどの大事件なのだ。そしてそのエボラ出血熱ですら、マラリアの死者数に及ばないといった議論もあった。
     つまりすべてを賭して生存を目指さねばならないのは、実は人類ではなくパラサイトのほうだったのだ。

  • 第33〜38話収録。
    探偵・倉森に姿を見られた新一とミギー。彼らは宇田(と、ジョーと名付けられた顎w)と協力し倉森を説得するものの、次は田村玲子の調査に出る倉森。ミギーが穏便に済まそうとしたのにね。でも彼の立場と性格上、どうしても引き下がれないか。田村もだいぶ変わってきた。ミギーとは別の意味で頭が良い。彼らが仲間同士だったら良かったのにと思う。さて、倉森が調査を続行した結果、新一と倉森は広川たちパラサイト集団に命を狙われることに。緊迫した雰囲気の中、38話ラストのピアノには別の意味で戦慄w後藤どうした!?

  • 新一の上に乗っかるミギーがかっこいい!

  • 寄生獣の集団を敵に回したシンイチ。
    シンイチは寄生獣を殺して回ることに決めたが、果たしてその決断が生むものとは……?
    加速するサスペンスに期待。

  • 中盤を迎えて新たな人物が登場。終盤に向けて立ち始めるフラグ。この辺りまで読むと、自分の感覚が麻痺してきていることに気がつきます。

  • 人を喰らうパラサイトを「敵」として、自分の使命感に目覚めた新一。
     
    田宮良子の赤ん坊に対する感情。
    何か芽生えるものがあってほしいと願う。

    新一の目が乾いている・・・
    潤いをとりもどしてほしい。

  • 岩明均

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著者プロフィール

1960年7月28日生まれ。東京都出身。1985年、ちばてつや賞入選作品『ゴミの海』が「モーニングオープン増刊」に掲載され、デビュー。『寄生獣』で第17回講談社漫画賞(1993年)、第27回星雲賞コミック部門(1996年)受賞。2003年より「アフタヌーン」にて『ヒストリエ』の連載中。

「2004年 『雪の峠・剣の舞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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