百舌谷さん逆上する(1) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
3.75
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本棚登録 : 802
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063145120

感想・レビュー・書評

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  • 本編面白かったけど巻末のオマケ漫画、心が痛むよ…(´・ω・`)

  • ツンデレの小学生の話。

    これをツンデレと呼ぶのか、どこまでをツンデレと呼ぶのかがやや分からないが、暴力的なセリフ回し、太めの線で描く子供たちの表情、どちらも面白い。

    何より、途中で実はこの漫画の主役的な存在は竜田君ではなく樺島君であることがモノローグで分かる設定が秀逸。

    この樺島君の鈍臭さ全開のキャラは、主人公の百舌谷さんを超えるほど。
    忍者みたいな変装の異様さも良い。

  • 言葉回しと樺島君に対して行われる暴力がとても面白い。これは全巻買って読みたいな...と感じました。

  • 【※コミックス注意】

     ツンデレが病気である、という設定にして、それで人間関係がうまくいかない女の子の話。
     ツンデレだから、人を好きになればなるほど暴力的になるし、ツンデレじゃなくても、自分が相手のことを好きになっちゃったら、結局、暴力的に振る舞ってしまうから、あんまり人を寄せ付けないようにしていて、更に「ツン」。
     いやあ、そう考えていくと、ツンデレって大変な生き物なんだなあ……って思ってしまいました。

     この本、友人から借りた本なんですけど、なんだか小難しいことを言って貸していただいたんですけど、読み終わって感想書き始めるまでには、何のことだかわからずに読んでいたんだけど、「ツンデレ」って難しいねってところまで書いて、理解しました。
     どっちに転んでも不幸な結果しか生まないのに、人間はよってたかって、彼女を普通の人間として扱おうとする。けれど、彼女は不幸な結果を生まないために「無視してくれ」と言う。
     そこからクラスから浮いてしまった彼女をどうしていくのかって話なんですけど、まあ確かに彼女の言うとおり放っておいた方が一番いいのは確かなんですけど、でもだからと言ってそんなことが小学生に出来るわけもなく、案の定、ちょっかい出してくる男子はいるし、百舌谷さんはその男子のことを好きになっちゃうし、泥沼。
     好きになっちゃったから、思い切り暴力をふるってしまったけれど、彼の兄から彼は金で釣られ、百舌谷さんとデートすることになってしまうというしっちゃかめっちゃか。
     全然、百舌谷さんの望んだ幸せは訪れないけれど、これはこれで幸せなのかもしれないけど、お互いに自分の気持ちに素直になれなくて、それどころか相手の男の子まで「実は自分がツンデレ」なのでは悩むことになって……という負の連鎖。

     子どもといえどもそこには社会があり、そこから外れるということがどれだけ大変かってことなのかな……と思います。
     そういうことがわかって欲しかったのかなあ……まあ、わかんないですけどね。
     それに、一冊目だけ読んで結論を出すのは尚早な気もしますし。

  • 「変態漫画だよ」と言われて読んでみたのだけど、変態ってか…ツンデレでした。病的なまでの、というかすでに病気となってしまっているツンデレ。
    最近かるーく扱われているツンデレということば、突き詰めるとこんなもんだぞっと突きつけられたような気がしました(笑)。

    百舌谷さんの毒づきが、裏返しなのか本心なのかなど解釈が難しく、また非常にセリフが細かいので読むのは結構疲れたけど。
    一気に読むよりはちびちび読み進めたいタイプ。

    あとがき漫画が非常におもしろかったです、というか共感できすぎて泣いた。

  • 樺島が三島由紀夫にしか見えない。
    なぜだろ

  • ごちゃごちゃしてる。
    自分には合わなかった。
    読み飛ばした。

  • けっこう話が横道にそれるんだけど、それさえもおもしろいんだよねえ。
    (~最新刊)

  • 中途半端なネタ系だが逆にそこが良し

  • それぞれのキャラと位置づけがこれでもかとクッキリしている作品。

    セリフの端々にネットスラングが使われていて面白い。会話劇だけでも楽しめます。

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著者プロフィール

漫画家。1998年アフタヌーン四季賞にて、『やさしいこどものつくりかた』で四季大賞を受賞、同年『アフタヌーン』6月号に掲載されデビュー。著書に『百舌谷さん逆上する』(講談社)や『おやすみシェヘラザード』(小学館サービス)など。

「2022年 『描きたいものを理論でつかむ ポーズの定理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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