FLIP-FLAP (アフタヌーンKC)

  • 講談社
4.06
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063145137

感想・レビュー・書評

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  • 「ラブロマ」で好きになったとよ田作品
    ある女の子を好きになり告白する男の子
    女の子は快諾、ただし条件が…それは
    ゲームセンターにある「ピンボール」台の最高記録を超えることだった。

    通い詰めてピンボールに明け暮れる中で、熱中していく主人公が見つけた「好き」の景色
    とよ田節のちょっと変なヒロイン、登場人物達が愛おしいくて、熱い。

  • これはピンボールに懸けた青春マンガです。青春小説というものには、成長ですとか、何かに夢中になるというファクターは自分の小説の中では、必要だと思っています。ですが、それがメジャーなものである必要は無いですよね。僕は、主人公が成長のために通過するものとして、ミステリーを設定しています。ミステリーを通して、主人公が成長していくという青春小説を書いているつもりです。そういう同じ成長を描いた作品を作っている上で、、主人公が懸ける物としてあえてピンボールというマイナーなものを選んでいるという点にシンパシーを感じます。

  • 趣味ってなんだろう。充実ってどういうことだ。
    仕事とどう付き合っていけばいいのだろうか。
    いつもそんなことを考えながら、仕事にも必死になれず、
    趣味にも没頭できない、そんな人間は多いと思う。

    この漫画は、そんな人生観にひとつの答えを示している。
    それくらい重みのある作品だと思った。

    題材はとことんマイナー。
    それは、ゲームセンターにある「ピンボール」。
    “ただ、100円を入れて遊ぶ”という生産性のない行為に
    飲み込まれていく主人公と、それを応援するヒロイン。
    なぜ、こんなことをし続けるのか、それに意味があるのか、
    主人公と一緒に、自分も自問自答しながら読み進めていく。
    明確な答えが描かれているわけではないけれど、
    なんとなくスッキリする読後感に、自分自身、少し救われる。

    また、本編終了後に収録されている短編漫画も侮るなかれ。
    少ないページ(で、同じような話なのに、)のなかに
    “読ませる”魅力が凝縮されていて、漫画家さんの力を感じた。

  • 趣味は無益。


    音楽活動だったり、ゲームだったり、ノートに落書きかいたり、

    好きなものが無益なものであればあるほど、

    「非生産的なのにやってて意味あるんかなぁ。」

    なんて思っちゃうと思います。

    そんなちょっとした葛藤と、

    「やってて楽しきゃいいんだよ!」

    という純粋に好きなことを楽しむ良さっていうのが描かれていると思います。
    場末のゲームセンターに置かれた「ピンボール」。
    そんな「ちょっとした遊び」をやり続けるだけでも、ドラマが起こる可能性を秘めています。

    趣味は純粋に楽しめ!

    と後押ししてくれる漫画です。
    人に自慢できない趣味をもってる人が読むといいでしょう。
    僕もその一人です。

    趣味で繋がる人間関係や、趣味を通じて激動する感情を馬鹿にする方にはオススメしません。
    もちろん趣味に振り回されて自分がやらなきゃいけないことを見失ってる人へ推奨する漫画でもありません。
    あしからず。

  • 徹底した娯楽性!! それでいて熱血ストーリーが陳腐でなくグイグイ惹き付けられる。
    ピンボールというテーマの特殊性か演出の独自性か絵柄の独特さか、とにかく定番の熱い話でありながら「ひと味違う」という境地に達しているのはスゴイ。

    何かが好きでたまらないという情熱、そしてそれを皆と一緒に共有する嬉しさを、てらいなく真正面から熱く描いていて理屈なしに気持ちのいい大快作。
    奇妙でいびつでありながら不快感のない画風も魅力的。こんな顔のヒロインがここまで可愛く見えるものかよ……!

  • 好きだから頑張る、それ以上の理由はないしむしろ不要だという、作者はいつでも澱みがない。

  • この題材でここまで描き切るとは。

  • ピンボールでここまでアツくなるとは思いもしなかった。
    作者の感情の入り具合が最高にクールでホットだ。(?)

  • 久しぶりに読んだけど、熱くてとっても良かった。
    見開きページが多いから、電子書籍とかで切れ目がないのを読みたいなぁと思った。

  • ラブコメでもありながらスポーツ漫画のような達成感がありすごく好き。見ててスカッとする。

    個人的に長い話が少し苦手なので、このまとまり具合も大変ちょうどよい。

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