小説 スイートプリキュア (講談社キャラクター文庫 024)

  • 講談社 (2016年11月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784063148794

作品紹介・あらすじ

アニメの翌年、中学3年生になった主人公の響(ひびき)は、ドイツに音楽留学をする準備中。幼なじみの奏(かなで)もパティシエ学校の受験準備で、響は孤独を感じています。ある日、響や奏の先輩、王子先輩が行方不明になり、犯人捜しが始まります。同時に黒い雲が加音町を覆って町の人々を吸い上げ、響と奏が取り残されます。黒い雲の正体は何か、響と奏はみんなを救うことができるのか。全編、響の一人語りで綴られる物語です


2011年2月から2012年1月まで放映していた、プリキュアシリーズ8作目。音楽がテーマのプリキュアで、幼なじみの2人から始まり、3人目は敵方、4人目は小学生がプリキュアに変身する、プリキュアシリーズのなかでも話題の多い作品です。2016年10月末映画公開中のプリキュアノイズの多いタイミングに合わせて、小説プリキュア文庫第5弾として刊行します。アニメの翌年、中学3年生になった主人公のキュアメロディこと響(ひびき)が、ドイツに音楽留学するための準備に入っているところから物語はスタートします。幼なじみのキュアリズムこと奏(かなで)も、パティシエ学校の受験準備にまい進し、キュアビートことエレン、キュアミューズことアコもそれぞれの道にいそしんで、響は孤独を感じています。ある日、響や奏があこがれている王子先輩が行方不明になり、犯人さがしが始まり、二人が住む加音町に不穏な空気が広がります。同時に黒い雲が立ち込め、その雲が加音町の人々を吸い上げ、町に人がいなくなり、最後に響と奏が取り残されてしまいます。黒い雲の正体は何か、響と奏、エレンとアコはプリキュアになってみんなを救うことができるのか。全編、響の一人語りで綴られる物語は、読みやすく、思春期の女の子の気持ちにぐいぐいと読者を入り込ませる構成です。

みんなの感想まとめ

思春期の葛藤や成長を描いた物語が展開され、主人公の響は仲間たちとの関係の変化に直面します。物語は、彼女たちがそれぞれの道を歩み始めた後、王子先輩の行方不明をきっかけに加音町に不穏な空気が広がるところか...

感想・レビュー・書評

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  • 最終回から半年後。
    4人それぞれの道を進み始めていたが、ある日王子先輩が行方不明に。
    そこから不穏な空気が加音町を覆い、4人の仲もすれ違い始め、響は奏をも疑い、誰を信じたらよいかもわからなくなってしまう。

    という、アニメではやりづらい重めのお話。
    小説としての体裁は整っているので他のプリキュア小説よりは読みやすく、入りやすい。

    成長することは変わること、というテーマもスイートプリキュアっぽくて、かつ本編とは違うアプローチで良い。
    誰もを疑ってしまう暗い雰囲気も良い。

    スイートプリキュアが好きな人に薦められる。

  • 本編の後日談的な話ですが、響ちゃんの脆いところがよく表現されているように感じました。スイプリらしいお話だと思います

  • あれから半年ほど経った加音町が舞台。半年という時間と小説という媒体の違いから、あの四人+一匹は私の知る四人+一匹とは少し違う。あの一年を見守って来たのに、半年の間に彼女らは生活し経験し、私の知らない姿に変化している。それに気付いた時に感じる寂しさ、悲しさが作中の響のそれとシンクロし、かなり没入して読んでしまった。
    全てが終わった後の響奏デートシーンが素晴らしく美しい。最濃百合キュアの称号は伊達じゃない。
    響の出した結論共々、より彼女らを、スイートプリキュアという作品を好きになれる小説だった。

    所々の雑な構成を敵の設定のファジーさに吸収させようとするあたりもスイプリらしいっちゃらしい。そういうところは変わらないのね。

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