ヨコハマ買い出し紀行 14 (アフタヌーンKC)

  • 講談社
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (147ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063211764

感想・レビュー・書評

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  • 全1~14巻
    時の流れを感じる作品。
    話の余韻に浸れる作品。
    ほんわかしてるけど、ちょっぴり切ない。
    そんなお話。

  • 雰囲気がすごく好き。
    切なかったり暖かかったり。
    時間の流れとか、人やその土地の記憶とかを考えさせられるような作品です〜
    イラストも好みです。

  • ついに最終巻…切なくも暖かい。

  • 長く静かに続いてきた本作品も最終巻です。このシリーズは、ストーリーよりも作品の持つ雰囲気が好きな作品でした。
     この巻では、一気に時間を進めてしまった感がありました。ですが、主人公のアルファからの視点を取る限り、こういう時間の進め方が正しいのかなと、再読したら感じるようになりました。
     又、アンドロイドで在るが為に時間に取り残されるといった面を押し出して往くのかと思っていましたが、そこを控えめに表現したのは、アルファの前向きな性格がそうさせたのでしょうか?
     この作品は、音や空気を自然に感じ取ることの出来る数少ない作品でした。アニメにもなったようですが、見なくて良かったと思います。
     作者の次回作にきたいしています。次回作も、似た雰囲気の作品を描いてくれるとよいのですが。よく意欲作として描きだすと、作者の特色が消えることが往々にし有りますので・・・。

  • 1〜14巻 何度読んでもそのたびに心に染みいるような時間を楽しむことができる本当に素晴らしい作品。

    久しぶりに最後まで読んだけど、やっぱりいいなー。ラストの美しさは最高。コーヒー飲みたくなる、スクーター乗りたくなる、海に行きたくなる、空と雲を眺めたくなる。
    -----

    ヨコハマ買い出し紀行 メモ 080831
    ■水没都市
    鶴田謙二、エヴァ

    ■世界/人類の終末、黄昏

    ■草原、雨、雲、風の感覚
    ラグナ、アタゴオル、日本的というよりも遊牧民的

    ■ターポン
    なるたるの竜? 上空から見つめるもの、もう降りられない

    ■明確なストーリーがなく、ふっと始まってふっと終わる(片岡義男)

    ■生活はむしろ昭和の田舎
    テレビ、ケータイ、電話、メール、ネットがない
    通信手段は手紙

    ■アルファ=過ぎ行く時代と人類を見つめるもの
    異形の者の哀しみ
    「血」かなあ… ←ある意味残酷?

    ■終わるのは世界じゃなく人類の文明でもなく人類。アルファや信号や電灯は残る。だから切なくて哀しいんだ。

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    20101227
    ひさしぶりに全巻読了。読み返すたびに新たな発見やしみじみとした感動がある。

  • 時々ハッとするようないい風景を描く。それだけで一読の価値あり。登場人物に月日を重ねさせるのが抜群に上手い。というか、そこが本作の主眼となる部分だろうけど。

  • 2013-11-04に読んだ。
    13巻まではリアルタイムに単行本で読んでたけれど14巻買い損ねて、その後廃刊になってしまったのか読む機会がありませんでした。
    14巻が最終巻なのは知っていたので読んでしまうとヨコハマ買い出し紀行が本当に終わってしまうので、それを避けていたのかもしれません。
    一月前位に古本屋で14巻手に入れたのを今日よみました。読んでいると今までの記憶がよみがえり懐かしいようなさみしいようなそんな一冊でした。

  • アルファに会いに来たマッキ。かなり大人になっていた驚いた。身の回りの風景なども変わっていき、人物も成長していた。結末は予想と言うか希望の通りだった感じで終わった。あー、終わったんだなと思った。

  • 1-3を読んでしばらくたって4-14まで一気に読んだので感想はココにまとめて書く

    ある程度登場人物が描かれるまでは舞台準備って感じで、タカヒロが大きくなってきた描写から物語はテンポよくなってくる。

    小道具としてのカメラが秀逸だった。あとスクーターも。

    ARIAが好きな人が好きな作品とよく聞いていたけど、アルファさんと灯里ちゃんはかなり重なってる。特に笑顔とか、ふっと考え事をするところとか。

    衰退していく世界の中で人々がのどかに暮らしているというなんだか心温まる作品だった。

    郷愁が人間の年輪なのかもしれないと思った


    メモ
    個人的に最後までわからなかったのが空のアルファ室長あたり、まあSF雰囲気をだすエッセンスだと思ってスルー。
    ココネ、タカヒロ、マッキとの絡みが見ていて楽しかった一方、じいちゃんと先生のあたりのエピソードはあまり盛り上がるものがなかった印象。
    マッキの声は斎藤千和さん(テンション高い時)になったり釘宮理恵さん(ぼやくとき)になったりした。ミサゴは斎藤千和さんで再生された。

  • 夕凪の時代と呼ばれた、未来の物語。
    手元になくてもいつでも触れられる、僕の心のバイブルです。

    ※ブックシェアのポップ用として記載しました。


    ◆レビュー・感想

    自分の核となる部分に大きな影響をあたえまくってくれた作品の最終巻。

    長い時を生きるロボットのアルファさんだからこそ感じる、人の夜の切なさや、それを安らかであるように願いながら見届けていこうとするアルファさん達の優しさが、ゆったりと詰っています。

    巻を追うごとに流れる時間が少しずつ加速していって、この最終巻ではページをめくる度になめらかに加速していき、アルファさん達が感じる時間の速さとリンクするような感覚を憶えました。

    読むというよりは、今までの物語を思い出しながら、見て・感じるといった方法で楽しんだほうがより一層楽しめるかと思います。

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著者プロフィール

アフタヌーン四季賞1994年春のコンテストにて投稿作『ヨコハマ買い出し紀行』が大賞を受賞、同作を連載化してデビュー。アニメ化もされた同作は2006年の連載終了まで幅広い層の支持を集め、2007年には第38回星雲賞コミック部門を受賞した。

『カブのイサキ』(2007年~2012年)を経て、待望の最新作『コトノバドライブ』を発表。

「2017年 『コトノバドライブ(4)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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