きみはペット(1) (KC KISS)

著者 :
  • 講談社
3.81
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本棚登録 : 1512
感想 : 202
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063259186

作品紹介・あらすじ

スミレちゃんが教える美少年の正しい飼い方! 高学歴、高収入、身長170cmのバリキャリ新聞記者・スミレ。そんなスミレがある日拾ったのは……!?

感想・レビュー・書評

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  • 90年代は女性の社会進出が進んだと言われるけれど、それはあくまで表向きの話であって、実際には仕事のできる女は、女はもちろん、男からも疎まれたのである。2000年に刊行された「きみはペット」は、女性の社会進出なんて建前に過ぎないということを、女性自身が自覚し始めた時代にどんぴしゃにはまった作品だろう。

    巌谷スミレはバリキャリの新聞記者だが、上司ともめて生活情報部に左遷されてしまう。そこでの同僚の「女の幸せにキャリアはいらないってコトね」という陰口が時代の雰囲気をよく表している。

    仕事も恋愛もうまくいっていないスミレは、道端で寝ている若い男を家に連れて帰り、モモと名付けてペットとして飼い始める。付き合う相手に三高を求めるスミレにとってモモは恋愛対象ではないのだ。草食男子のモモは、そんなスミレの条件を受け入れ奇妙な共同生活が始まる。世話と癒しの交換で成り立つセックス抜きの関係性である。

    スミレは、ダンサーという夢に向かっているモモに次第に感情移入していく。ペットに対する愛なのか、異性に対する愛なのか本人にもまだよくわからない。

  • あらすじ見たとき、年下の男をペットに?つまらなそう…と先入観丸出しで思った自分を殴りたい。
    バリキャリヒロインのキャラがなんとなくイヤミに感じないし、働いたことのある方は職場シーンにも共感できるのでは。毎話クスッと笑って共感して…最後まで面白かったです!

  • 全巻読了!タイトルがいかにも妖しかったので、今までなんとなく避けていたけど、読んでみたらはまるはまる。
    飼い主のスミレが現実場馴れしたハイスペックなのに人間としての脆さ弱さを抱えていたからこそ、引き込まれました。

  • 全14巻。
    これ、大好き!
    しいて言えば、主人公が27歳でバリバリ働いているところが一番違和感があった。どうせなら35歳以上が主人公だとかなり嬉しい。
    とはいえ、こんな生活に憧れてしまう、媚薬的な漫画。サブキャラもうまく個性が出ている。
    25歳過ぎの女性の心情をリアルに書き出してるあたり、25オーバーの彼ナシに特にオススメしたいかも。
    読み終わって、よし、仕事頑張ろ!と思える。

  • 嫌いな漫画。アテクシは他の馬鹿とは違うのよと影で煙草ふかしながら愚痴ってる気持ち悪い女が主人公。そのことは全く自覚せず「誰も強がってる私を分かってくれないの。ホントはか弱いオンナノコなの」という妄想を持っており、その妄想に都合の良い女の腐ったような男が現れ主人公のうんこな性格を全肯定してくれる…というよくわからないオナニー的ドリーム漫画。これを働く女子の本音とか言われると世の女性がかわいそう。まあこれが私の本音なの♡とか言っちゃう馬鹿を見分ける指標にはなるか。

  •  だいぶ前ドラマ化されて観てました。その時この原作を読んではいなかったのですが、漫画を読んでみると、このドラマは絶妙なキャストだったように思えます。小雪、松本潤、田辺誠一、酒井若菜がでてました。うわ!ぴったり!のはまり役ばかりですね。

  • 昔、小雪と松潤でドラマ化された原作漫画です。ドラマをDVDで見て、かなり面白かったのでついつい、漫画もそろえてしまいました。やっぱりドラマよりも漫画のほうが面白いです。モモがかわいい〜〜。バリキャリなのに、家に帰るとスミレちゃんもモモに癒されて可愛くなっちゃうのがよかった!

  • 友人におススメされて一夜にして読破。
    30代半ばで仕事も恋愛もうまくいっていないときに読むと刺さるかもしれない‥w

    1巻が2000年発行ということで、
    固定電話や、バリキャリのイメージなど
    時代の変化を感じる部分も多く面白いと感じた。

    小雪さんと松潤でドラマ化されているので、
    そちらも時間あるときに見てみたいなと感じた

  • 東大&ハーバード卒の新聞社で働くバリキャリ主人公
    ある日バレエダンサーの男を拾い、ペットとして飼い始める
    もちろん(一部を除いて)みんなには内緒

    彼氏的な人はできてドキドキするがちょっと疲れる
    モモにはドキドキしないけど癒やされる

  • 大好き。少女漫画なのにヒロインがバリキャリな女子っていうのがいいな…唯一無二だわ。

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著者プロフィール

12月1日生まれ。神奈川県出身。1994年、講談社「mimi&Kiss秋の新人まんが賞」に入選、同年12月の「Kiss」本誌にて『素顔にキスして』でデビュー。代表作の『きみはペット』は2003年、小雪、松本潤主演でドラマ化され、同年、第27回講談社漫画賞受賞。累計400万部を超えるヒットとなった。現在は「Kiss」で『キス&ネバークライ』を、「月刊少年シリウス」で『BAROQUE ~バロック~』を連載している。

「2013年 『BAROQUE ~バロック~(6) <完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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