ES(Eternal Sabbath) Vol.1 (モーニングKC)
- 講談社 (2002年2月22日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063288018
感想・レビュー・書評
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全8巻
1~7巻 ☆☆☆☆
8巻 ☆☆☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全8巻
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淡々とした(静的な)絵とマッチした、底冷えするような恐怖を感じさせるストーリー。この先どうなるのか楽しみ。
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『マース』で惣領さんを知りました。気になって、手にとりました。
ES、超能力とか、そういうもの。『わたしたち』は『めのまえにあるもの』を意識していて、それは『ホンモノ』なのか?
人の心にはいりこんで記憶を操ることができる青年・秋庭亮介と、どうしてもこころを読むことができない女性・九條美祢。
SF。愛情がキーになるんだろうなあ。美しい。まるまる読んで、世界観に圧倒されることが、いい。 -
【あらすじ】
彼は他人の心に入り込み、少しだけ他人の記憶を改竄(かいざん)する。しかし『ES』に悪意はない。ただ、心という不可視な世界で混乱と調和を弄ぶ。これは、『ES』としか呼ばれなかった青年・秋庭亮介(あきばりょうすけ)と、東鵬医大の研究員・九條未祢(くじょうみね)の物語――。
【拙感想】
圧倒的な画力で描かれるSFの世界。特に「#00 ES」で見せる他人の脳内(心理)描写がすごい。女体が連なる蔓のような網から現れるドラゴンの爪を持つ馬や女王蜂のような姿の女性など不気味で幻想的なビジュアル描写は圧巻です。
「#01 遭遇」から本格的に長編のお話が始まりますが、秋庭を調査しようとする未祢が追い詰められていくくだりはハラドキものです。
続きが楽しみです。
【書籍情報】
タイトル:ES -エス- Eternal Sabbath Vol.1
作者 :惣領冬実
発行所 :株式会社講談社 [モーニングKC 801]
ISBN等 :4-06-328801-3 C9979
雑誌42663-37
9784063288018 / 1929979005054
価格 :505円[税別]
初版 :2002/02/22 [第2刷:2002/12/02]
装丁 :ARTEN
印刷所 :株式会社廣済堂
製本所 :誠和製本株式会社
収録作品:
#00 ES [モーニング 2001年 38号掲載]
#01 遭遇 [モーニング 2001年 41号掲載]
#02 接触 [モーニング 2001年 43号掲載]
#03 追求 [モーニング 2001年 45号掲載]
#04 確信 [モーニング 2001年 47号掲載]
#05 寄生 [モーニング 2001年 49号掲載]
#06 遺伝子 [モーニング 2001年 51号掲載] -
こわかった。とってもこわかった。
とても良かった。
こうして書いてたらまた読みたくなってきた。
でもこわい。 -
ES(超自我)
深層心理に関するお話。
研究者側の視点と実験体側の視点
の相違が面白い。 -
人の心を読み、記憶を操作する力を持つ青年シュロ。
彼が、唯一心を読めない女性:未祢。二人の出会いは、シュロの心の開放と同時に、二人が守ってきた平穏な世界の崩壊を招くのだ。
シュロは完全な人間を求めて行われた、遺伝子工学の「研究成果」なんですね。
にもかかわらず、研究者たちの善意の中で育ち、その能力(副産物なんだけど)を濫用することなく、市井に埋もれて暮らしているの。対してもう一人、同じように生まれたシュロという少年が登場するんだけど、こちらはひどい。むごい。
この二人の差に、やはり「愛情」という要素が大きく関わってくるように思えるのさね。
中に虐待ループにはまっちゃった親子とのエピソードがあるんだけど、合わせ鏡のように、本編と絡む見事な展開。かなり完成度の高いサスペンスだと思います。
作者の絵が、とにかく美しい。少女漫画の人はほんとに絵がきれいだもんね。
そこへきて、ハードなストーリー展開に、首から血がびゅっ!てな感じ・・・・日本人離れした人物の顔もあいまって、SFサスペンスの味わいが増しますです。
それから、遺伝子という未知であり、基本であるものをいじることへの畏れを感じずにはいられませぬ。
映画にしても面白そうだと思ったけど、アクションなんかのけれん味には欠けるので、ここは秀作コミックでストップして・・・・・・・ドラマだったら演出しだいでかなり面白くなるかも。そのときは是非シュロは竹之内豊で・・・・・・・*^^*。 -
全8巻
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全巻あり。遺伝子もの(?)。
脳っておもしろいよねぇ、養老先生。