- Amazon.co.jp ・マンガ (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063288247
作品紹介・あらすじ
終戦直後の日本に生きる家族を縛る「血」と「土地」。そこに一人の少年がいた。永遠の生を持って「人間」を見つめる不思議な少年が。
人間て不思議だ。戦後の日本、神に愛された声を持ちながら、誰にも理解されずに生きる男の生涯。その飽くなき探究心で、死をも知ろうとする古代ギリシアの哲学者・ソクラテス。遙かな未来。人からも神からも忘れられた土地に、2人きりで静かに生きた夫婦。無罪を主張する青年と、妻を介護する老人が起こす、百万年に一度の奇跡。永遠の時を旅する不思議な少年が見た、「人間」の煌めく光と深い闇。
感想・レビュー・書評
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「人間らしく」ってどういうことなんだろう。
いいことも悪いことも一人一人の価値観によって変わるし
幸せなのか不幸なのかも価値観に左右される。
自分の思いが他者と共通というわけではないから
《人間らしく》
が難しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●ソクラテス
可愛かったソクラテス。w
知らないと言うことを知っている。
それが始まりだね。 -
少年に人間臭さが出てきておもしろい。
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観察者として第三者ぶってた少年が、人間に思い入れを始めた。
ソクラテスの話は史実に基づいているんだね。勉強になった~ 「知らないというこを知っている」
タマラとドミトリの話は、なんだかせつない。お互い選択肢がそれしかない人生で、それを受け入れるしかなかった。やるせない。 -
ソクラテス、ドミトリの話は人生観に影響するほど影響を受けた
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ミソジニーが目立つ巻だな~、と。
ルミ子(しかも舌をいきなりちぎる)、琴子、渋谷のギャル、レスリーを恐喝した女。
「ソクラテス」
ナチスは悪、原爆を落とした米は悪、じゃあ日本は?原爆を落とされた被害者?
「タマラとドミトリ」
14歳が36のDV男と強制的に結婚させられ、忍耐の一生を終える。それもまたいい人生。
ってなんだそりゃ??
この著者の作品を読むことはもうない。 -
時に笑い、時に涙する少年のキャラをあまり理解できないまま読んだ。
・鉄雄・・・被爆したけどいい歌声
・ソクラテス・・・知らないということを知っている
・タマラとドミトリ・・・人は闇の中で光を求め光の中で闇を探す
・レイリー・ヘイワードと山田・・・殺人の起こらない軌跡の日 -
昔友人に借りて読んで好きだったのに続きしか買っていなかったので、
じわじわ買い直すことにして、2巻。
ずっと食べてると苦しくなるし、こればっか食べていてもだめだけど、
やっぱり正しくおいしい、という感じで、
カツみたいだなと思った。
少年は少年で、神ではないのがたまらないです。 -
ソクラテスは話し合おうと様々な人に語りかける。自分が何も知らないということを知る彼は未来を見て何を感じるのか。
そして、世界で初めて殺人がなかった一日を少年が追う