取締役 島耕作(2) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 131
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063288551

感想・レビュー・書評

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  • 当時の中国への考え方がよく分かる巻でした。

  • 島耕作を読んでいると、その時代の背景が結構説明されていて興味深いと思う。
    上海に赴任した島耕作だが、なかなか厳しい戦いが待っていそうだ。柳燕生は避けて通れない難所になるか。かつてワインで活躍したロバート・ベイカーでさえも中国での経営では柳に負けてしまった。チャコママが助かったのにはホッとしたが。
    しかし、頼もしい部下がついてくれたようで、これから柳との対決が楽しみになって来た。今後の展開が見たい。

  • 取締役 島耕作 全巻セット(1-8巻)で16.00

  • 上海で暮らし始めた耕作は徐々に現地での生活にも慣れ中国の実情をおぼろげながらも掴み始めた。それは多くの日本人が10年後20年後まで気づく事が出来なかった残酷な現実である。ようやく目下2019年の現在では当たり前の認識として受け入れられつつあるが(というよりなし崩し的に受け入れざるを得なかった方が正しいが)日本はこのままゆっくりと衰退に向かって行くという現実である。この時期にそれに気づいていた耕作と弘兼先生の慧眼は流石だが、ここからどんな日本になっていくのだろうか。おそらくこのまま日本は観光立国を目指し外国人を受け入れ、徐々にその外圧に押される形で日本としての個性を変貌させつつ折衷しながら新たな精神面での、また文化面での最高峰なものを生み出すフロンティア国家を目指すのではないか。世界の行先のキャスティングボードを握る哲人国家を。だが実際は衰退の一途を辿るかも知れない。悲観的に過ぎるかも知れないがそれ以上の悲惨な現実がやって来るかも知れない。歴史上日本が中国を上回っていたのは直近の200年間だけである。あとはうまく付き合っていくしかないだろう。それはともかく本編ではなんとあのチャコがヘロインの魔の手に捕まってしまった。賢い人でも一度ハマると抜け出すのは難しいらしい。なんと恐ろしいのか。そしてまだまだ闇社会が蔓延っている中国の現実。日本を同じようなシン・シティやゴッサムシティにしてはならない。

  • 2015.09.18-18

  • 新天地、上海
    強敵の出現と、味方の出現。

    :)

  • さすがに、毎回のもてぶりに現実離れの感がしていささか疲れが・・・

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著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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