働きマン(1) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
3.63
  • (509)
  • (469)
  • (1261)
  • (32)
  • (9)
本棚登録 : 3807
感想 : 569
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063289992

作品紹介・あらすじ

週刊『JIDAI』の女性編集者、松方弘子29歳元巨乳。寝食も忘れ、凄まじい勢いで仕事に没頭する彼女のニックネームは人呼んで『働きマン』。仕事人間の松方だけでなく、松方の周りで働く様々なタイプの人達の視線を通して、「働くとは何か」を問う! 2006年10月には、フジテレビでアニメ化。2007年10月には、日本テレビで菅野美穂主演でドラマ化。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 働く人を描いた漫画。完結してないが、4巻の終わりで一つの区切りがあり、そこで完結でもそれほど違和感はなかった。現在休載中。主人公は出版社で働く20代後半の男勝りな女性。ただ回によっては、全く別の人物にスポットが当てられっぱなしで終わることもある。

    面白い、というより考えさせられる漫画ですね。仕事、休暇、私生活、恋愛、結婚、人間関係、どうバランスをとってそれぞれと接していけばいいのか、そんな常日頃悩み続けるテーマをまた少し考えてみようか、といった感じでした。

    「誰にでも代わりはいる。それは私達の仕事において誰でも同じことです。だから無理をしないで下さい。どうぞ体を大切に。あなたの出来ることをして下さい。」

  • 基本的に一話完結で、松方さんを中心とする出版に関わるすべての人をフューチャーして描いている。
    販売の人の話とか地味に感動するよね・・・。

  • 登場人物が独白するところがイイね。

  • てっきり表紙の女性の話なのかと思っていたら、彼女を中心には据えているけれど周囲の人間を主人公にしたオムニバス形式でした。

    「女の働きマン」
    メイン主人公の松方弘子の話。
    ガンガン仕事して私生活が若干いただけない感じになっていたけれど、最後の「仕事したなって思って死にたい」に激しく同意した今日この頃。

    「おいしいところを持ってきマン」
    松方の上司の話。
    傍から見ている分には好きなキャラだけれど、こういう飄々とした上司の下で働くのは楽しいのかイライラするのか…。

    「張り込みマン」
    マジ乙。

    「ラーメンマン」
    松方の同僚の話。
    一番強かな人だと思う。

    「あやまりマン」
    松方の彼氏の話。
    こういう性格だから松方と付き合っていけているのかなぁと思う反面、松方とずっと一緒にいるとコンプレックスを抱え込んでしまうんじゃないかなぁと思えました。職場が変わって何か変わるかしら。

    「振り向きマン」
    やっと取れた仕事が人の手に渡ったら悔しいに決まっている…!
    会社の都合とかそれが仕事とか確かにそうかもしれないけれど、そんなことが続いていたら心が折れる。仕事は仕事と割り切ってこなすことは大切だと思うし全てに全力投球すれば問題ないといえるのかもしれないけれど、生産者に情熱が無かったら消費者がついてこないと思うし全てに全力投球できる人間はそうはいないと思うのです。

    「お姫さマン」
    性別ってめんどくさくて悲しくて悔しい。
    結局、割り切れる人が割り切って我慢するしかないような気がする。
    野川さんはその芯の強さで割り切って仕事しているけれど、その強さをそんなところで使わなきゃいけないのが悔しい。

  • 菅野美穂主演のドラマは見ていましたが原作を読むのは始めて。
    働くことに勇気と元気をもらえるマンガでした。
    通読して心にしみたのは3巻のリスキー田中エピソード。
    田中本人がちゃんと熱い男だったことと、それ以上に熱い成田デスクの絡みに燃えました。
    いいな、情熱もってるサラリーマンって。

  • 「ハッピーマニア」ほど取り乱すこともなく、大人になった様子。リアリティをとらえる能力がズバ抜けていると思う。
    でもこの方の人間観はきびしい。

  • 2021.5.22市立図書館
    いまさら芋づる式に安野モヨコ、その2。
    とある週刊誌編集部が舞台、仕事に貪欲でスイッチはいるとなりふり構わない主人公松方弘子と同僚、恋人、友だちのエピソードで仕事と人生を描いていて読み応えあり。一話完結の連作短編風。
    いろんなタイプの人がいて、いろんな仕事の仕方がある。ぱっとみ共感できない、気が合わない、好きになれない、と思ったとしても、付き合ってみるとその人なりに筋が通っていたり、思いがけない一面があったり、意外と悪くなかったりするものだな、という話。続きも借りてみよう。

    1 女の働きマン(松方弘子)
    2 おいしいところを持ってきマン(成田君男)
    3 張り込みマン(菅原文哉)
    4 ラーメンマン(小林明久)
    5 あやまりマン(建設会社現場監督・山城新二)
    6 振り向きマン(渚マユ)
    7 お姫さマン(野川由実)

    世界的に売れる雑誌を作るという野望を抱いたサバサバした主人公は自分からは遠い人物に見えるけど、かばん(裏表紙)に入ってる本が内田百閒ってあたりに親しみを感じる。初出2004年「モーニング」だけど、このころはまだスマホはなくてケータイだったし、(2巻の編集長もそうだけど)みんな新聞や手帳や本を持ち歩いてたんだなぁ、と思う。

  • 1巻
    菅野美穂はハマり役。ドラマの方が見やすいかも。

  • ずーっと読みたかった本。
    一気に4冊大人買い。
    一気読み。

    やっぱり面白かった。
    けど、まだ続いているのね。

  • 買ったまま1年以上積んでた。
    友人から評判は聞いていたけどやはり面白い、けど分かりすぎてイタイやつ。
    続きはまた積んどこう。。。

  • この漫画があるのは知っていたのだけれど読まないまんまドラマ化されてそれでも何となく読まないまんま早数年。
    ふっと読みたくなって図書館で借りて読みました。

    (おそらく)仕事はできるのだけれど恋愛では引き気味になってしまう週刊誌編集者が主人公。
    それぞれの仕事への姿勢や思いが描かれていて面白いです。

    文芸担当はもしかしたら私もそうなっちゃうかもと思っちゃいました。
    人に悪いところも良いところも含めてズバッと言うのは難しい…。

    最後の女の子らしく振舞うは結構好きです。
    女性として男性と真っ向勝負せずのらりくらり働くのも方法ですね。

  • いろんな人のいろんな働き方、人生観がおもしろい。

  • 週刊誌の女性編集者のお話。

    バリバリ働く女性・ヒロ。
    いつも突っ走っているけど、多くの人に支えられているな。

    何をもっての「男スイッチ」なのかは不明。

  • 色々な働き方を描いた作品。
    就活生とか見ると良いかもしれない。
    情熱的に仕事に取り組む姿は好きだ。

  • 主人公はめっちゃ忙しくなると、「男スイッチ」なるものを入れるらしいんですが、どこが男になっているのかよく分かりません。格好もむしろ、キレイ目できる系OLになってます。
    そして、主人公全然優秀に見えないんですよね。。感情だけで突っ走ってて、ポンコツ新人て感じです。
    1巻だけ流し読み。
    さくらんがすごく面白かったので読んでみたのですが…。

  • ダ・ヴィンチ プラチナ本 2005年10月号
    -------------------------------
    週刊『JIDAI』の女性編集者、松方弘子29歳元巨乳。寝食も忘れ、凄まじい勢いで仕事に没頭する彼女のニックネームは人呼んで『働きマン』。仕事人間の松方だけでなく、松方の周りで働く様々なタイプの人達の視線を通して、「働くとは何か」を問う!
    -------------------------------

  • 愛読書。ハッピーマニアよりこちらが好き。働くに対してのスタンスは人それぞれで私にも成田的な所や田中的な所がある。理想は何度も言うが梶先輩♡(ムリ)新社会人の君!松方のように働いてみろ!

  • 仕事が忙しくなりそうなのでつい。
    松方世代になっちゃったなー!

  • 編集社で頑張る子

  • 「いいじゃないすか生き方が下手な方が!!器用に立ち回るよりその方がスキです」

    主人公の弘子の様に有能でも、頑張っているわけでもないんだけど、「あー仕事したなー」って思って死にたいっていうのはすごい同感。

  • 就活しながら色々考えて読むのがかなり面白い。

  • 漫画喫茶で読みました。
    再読。

    連載再開待ってたのですが、漫画喫茶では「完結」扱いになってました。

    菅野美穂さん主演でドラマ化にもなりましたね。
    でもイメージと違ったので見てません。

    一番好きで、共感したのは松方ではなく「お姫さマン」(笑)
    けっして媚を売るわけではないけど、女性ならではの扱いってのもあると思うので。

  • 2012.12.27 推薦者:ヒメ(http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-252.html

  • 日経新聞が選ぶ「職業を学びたいなら読むべし オススメの漫画20冊」における第8位の作品(2013/12/29)。

    読むと色々な働き方があることを再認識できると共に、自分はどんな働き方なのか考えさせられる。

  • 先日ちらっとドラマを見てしまいふと気になってしまい借りてみました。

    これを見るとやる気がおきますね・・・
    頑張りたいと思った時に見たいドラマ&漫画かも。

  • 安野モヨコが初めて青年誌(モーニング)での本格連載に取り組んだ作品。女性編集者の主人公が男以上に男らしく働き続ける様子を、各話完結形式で描いている。現在は長期休載中となっており、コミックスは4巻までで止まっている。安野モヨコの従来作品と比べると、青年誌向けに思い切って絵柄を変えており、話も面白い。私にとってマトモに読めた初めての安野モヨコ作品であり、連載復帰が待ち遠しい。

  • 週刊誌を創る女性記者の物語。
    他業種の自分が呼んでも共感できる場面がてんこ盛り。
    出版業界の知識はほとんど無くてもサラリーマンしたことある人ならグイグイ読んでいけると思います。

    ”頑張りたい”時の一冊。
    何度読んでも効きます。

  • むっちゃ忙しくて嫌気がさしてた頃に出会った漫画。
    松方に比べたら、まだまだやわ。と頑張れます。笑

  • 週刊誌「JIDAI」の編集部にいる主人公松方弘子(28歳独身)を中心に、様々な人間模様が描かれる。みなそれぞれ、周りにいるような人たちばかりだ。松方は言いたいことは言うし、やりたいことは強引なまでもやり通すし、会社に泊まるし、デートは仕事が忙しいとすぐキャンセルだし、滅茶苦茶な女性。冷たい目で見られながらも人が集まり、頼りにされるのは仕事が出来るから。「男スイッチ」がオンになると、無我夢中で自分の世界に入り込んで仕事を片づけてしまう。女を武器に媚びたり、お願いしたりなんてしない。男性よりもはっきりしているから、気持ちがいい。
    しかし、私も大差ないことにふと気づく。いつでもどこでも、デザインのネタを探しているし、仕事があれば約束をキャンセルし、時間がなければ夜中まで作業をする。仕事モードにはいった時の集中力も恐ろしいほど。あそこまでくたびれていないのは「実家」にいるからだろうな〜。親に感謝。
    彼女の場合は、女性という外見を持った男性だということ。男スイッチが入るというが、普段もたばこを吸いながらネタを考え、納豆巻きをほうばりながら現場へ向かい、仕事のために家に帰って寝るし、デートは食事だけだし。どー考えても常に男性だ。それがよりリアルにしているのかもしれない。

  • bakumanみた後に読むとさらに面白い。
    あっちはジャンプだから夢と理想って感じだけど、こっちは現実ってまあこうですよねって感じ。
    リアルワールド!!編集者も人間です!!
    編集者で働いてる人間が色々な視点で見れるところが面白い。
    立場とか才能とかうまい事やる人真面目な人とかね。
    でもなんかこれみてるとうおおおおがんばらにゃーってなる。
    なんか元気になる。
    寝ててパソしてる場合じゃねえよなって

全569件中 1 - 30件を表示

著者プロフィール

3月26日生まれ。おひつじ座のO型。東京都出身。
1989年、別冊少女フレンド増刊「Juliet」より『まったくイカしたやつらだぜ』でデビュー。
代表作は『シュガシュガルーン』『ハッピー・マニア』『さくらん』『働きマン』『オチビサン』など多数。
『シュガシュガルーン』で第29回講談社漫画賞受賞。

「2020年 『シュガシュガルーン 新装版(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安野モヨコの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×