黄色い本 (KCデラックス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 252
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063344882

感想・レビュー・書評

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  • 貸してくれた先輩に感想をなんて伝えようかとても迷う。

    読書の終わりはお別れなんだ。
    最後のページを何度も開き、この世界に入り込みたい、この人達のここからの時間を共有したい、と思った時の気持ちを鮮明に思い出す。

    「好きな本を一生持ってるのもいいもんだと俺は思うがな」
    というお父さんの言葉に頷きながらも、実ッコちゃんは買わないんじゃないかなと想像する。
    そしてなんとなくその気持ちも分かるような気がする。

  • 図書館で本を借りてきて夢中で読むということをしなかった私の学生時代と対照的。羨ましい。
    そして、自分にとって一生持っておきたいと思う本はなにか考えている。
    作品によってガラッと絵柄の変わる高野文子さん、好きです。

  • 様々な人間関係の中で生じる空気感や会話の中での間が上手に表現されていて独特の世界観がある。
    少し難しい表現もあったが、面白かったのでまた読み返したい。

  • よく分からないのだけれど、かといってうっちゃってもおけない。またいつの日かに再読した上で、再評価としたい。

  • 卒業して就職して結婚して子どもを育てて。時代的にも土地柄でも専業主婦になるしかないかもだけれど、子どもが手を離れたらパートに行って、ちまちま溜めたお金で全巻揃える。
    私がミッコならそうする。
    それまでは町の図書館や本屋さんで見かけても、決して手に取らない。
    そして新しい本の1ページ目を開くとき(勿論目次は飛ばして)「久しぶりねジャック、懐かしいわ。わたし戻ってきたわ」って言うんだよ。もうずいぶん年上になってしまったから、敬語は使わない。(2021-05-01L)

  • 高野文子さんの作品『黄色い本(2002)』を読んでみた。”CLOUDY WEDNESDAY”と”マヨネーズ”が特にGood!!

  • ヤマザキマリさんが絶賛していたので、読んでみる。
    難しい。
    小説、しかもかなりしっかりとした小説を読んだくらいの読後感。
    絵でこうしたものを表現できるのは凄い

  • さすがの画力、デザイン性。

    一コマ、一コマに意味があり、コマとコマの間のつながりを理解し、それをストーリーとして味わうのに、時間がかかる。なので、するする読めない。じっくりじっくり読む。

    生活の一場面を職人芸のように、きりとるような。
    マンガ。

    この本にでてくる女の主人公何人かは、ダメな男に弱いのかな?と、感じた。

    イヤで、せこいけど、魅力的という書き方なのかな?
    それとも、男なんて、そんなもの。という突き放しつつ、暖かく見守る母性本能なのか?

    私が女だったら、普通にかっこよく、やさしい男がいいな。

  • チボー家の人々が全5巻
    チボー家は飽きずに読めたが、こりゃなんだ。

  • ふわぁ〜、っと不思議な浮遊感。

著者プロフィール

高野文子(たかの・ふみこ)
1957年新潟県生まれ。漫画家。1982年に日本漫画家協会賞優秀賞、2003年に手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。作品集に『るきさん』『おともだち』『絶対安全剃刀』『ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事』『棒がいっぽん』『黄色い本』がある。漫画作品の他に、絵本なども手掛ける。

「2022年 『増補 本屋になりたい この島の本を売る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高野文子の作品

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