極東学園天国 4 (ヤングマガジンコミックス)

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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063368956

感想・レビュー・書評

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  • 10年以上前に3巻まで買って読んだ。
    今回最終巻がようやく読めた。
    ...やっぱり日本橋ヨヲコは熱かった。

    筆で書いたような男性的で力強い線の絵と、青臭く魂を感じさせる台詞は好き嫌いが分かれるかもしれない。
    でも私にはフィットした。

    物言いがストレートで飾りがなくって、グサッとくるんだよな~。

    小説じゃなくて漫画で、あの絵で、あのコマ割りで書かれると思わず胸と目頭が熱くなる。

    この作品の登場人物たちも大好きで、シンゴやリーチ達の存在はずっと私の心の中にあった。
    こんな「生きてるって実感」するような青春送りたかったなー。
    まあ薄らぼんやりとした自分は何度生まれ変わっても(笑)この学園に入れそうにないんだけど(笑)
    あ、でも漫画家志望(でも絵が下手)の武者小路君にはシンパシーを感じた。

    作者さんの中には第3部の構想があったのに、途中で終了してしまったのは残念。
    彼ら彼女らの「続き」が読みたかったな。

    城戸先輩のこの言葉が心に残った。

    「『もしオリジナルでありたかったらどこまでも自分に忠実であるように』とドストエフスキーは言いましたが(中略)己の身のほどを自覚して、凡人であることを肝に銘じて、オレは何者でもなく生きる」

  • 最終巻です。荒っぽさ、武骨さ、熱さ。全てが胸にグッと来ます。あとがきも素晴らしい。14年前……連載当時って何してたかなぁ。

  • 未レビュー消化。日本橋ヨヲコ作品はコンプレックスを克服するとか解消させるワケではなくまたそれも自己の心を形成する上で大切なモノだと言っているメッセージ性があるなとこの作品をみて改めて思いました。
     才能だったり、外見、性格色んな劣等感、その場所にいてだれかと繋がれた時の喜びなど数多の感情をしっかり描いてるからこそどんな場面でも日本橋節のセリフは直接心に響いてくるのだと城戸先輩のピアノシーンで気づきました。
     最後の日本橋先生のあとがきは必見

  • 完結巻。作者の根本である青春群像劇。人物相関がやや煩雑で整理仕切れていない感があるが、リアリティのない人々をうまく動かして見事なストーリーにしている。
    古さを感じさせないのは絵が完成しているからかな?

  • 一巻は早く続きを読ませたくなるストーリー作りだったのだけど、その後は色々な人物の背景を描こうとしすぎて話があっちゃこっちゃ行ってしまいどこか落ち着かないイメージがあった。
    まあそれが高校生の生き急ぐ青春模様をうまく描けているってことだと言われてしまえばそうかもしれないけど、一つの作品としては納得いかない面も多かった。
    もしこれがドラマだったらいい視聴率取れそうだなあと思ったり。
    漫画向きの話ではないと思う。

  • 初めて日本橋ヨヲコさんを知った作品で、はまるきっかけになったお話し。
    今読み返してもやっぱり面白くて、どうして打ち切りになったのかが本当に不思議なくらい続きが読みたいです。
    絵やキャラクターその他にある独特のちょっと自己陶酔した雰囲気で好き嫌いが分かれる作家さんかもしれない。
    青い空を「青いね、綺麗だね」とにっこり笑って言うような人は好きなんじゃないかな。

  • 完結。打ちきりらしいがきれいな終わり方。
    過去を乗り越えていく若人達。
    著者はまだまだブレイクしていないし過去の作品なので知名度は低いかと思うがもったいない作品。多くの人に読んで欲しい。
    学校の話なので商業的には難しいのだろうが、こうした良作が埋もれたり打ち切られたりするのは何とも。
    この打ち切り体験がG戦場につながっていくのか。
    熱い話が好きな人はどーぞ。

  • 永遠の青春バイブル

  • 最後に 人は誰しも教育を受ける場所を選ぶ自由があると私は考えている
    誰かに用意された道には何もない
    この先何があろうとも君達は自分で考えるんだ そして自分の信じた場所を選んで欲しい
    以上だ

    (COLOR.35 「なにもない」)

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著者プロフィール

1974年10月3日、香川県生まれ。1996年、『爆弾とワタシ』が第34回ちばてつや賞佳作を受賞。同年、『ノイズ・キャンセラー』でデビュー。単行本は『プラスチック解体高校』(全2巻)、『極東学園天国』(全4巻)、『日本橋ヲヨコ短編集 バシズム』(全1巻)、『G戦場ヘヴンズドア』(全3巻)がある。現在、「イブニング」にて『少女ファイト』を連載中。

「2014年 『新装版 プラスチック解体高校(2)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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