- Amazon.co.jp ・マンガ (116ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063376647
感想・レビュー・書評
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伊藤潤二先生と言えばホラー漫画の巨匠ですが、その先生が「猫」を描くとこうなるのかという驚き。最初は猫嫌いだった先生が、瞬く間に猫の魅力の虜になっていくのです。かなり不気味だけど、かわいい「よん」と「むー」に振り回される先生の姿に、新しい愛のカタチを見ました。
呪い顔の猫をはじめ白目剥き出しの奥様という禍禍しい絵柄と飼い猫への溢れんばかりの愛情のギャップが、ファンにはもうたまらんです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ページがしっかりした厚い紙なのでそんなにページ数は無く、思ったりよりサクっと読み終わる1冊でした。普通のネコ漫画としてはちょっと物足りず…、作家さんのファン向けな作品という印象を受けました。
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ダンナにすすめられつい購入。
ネコ漫画を描いても可愛らしいオサレマンガにならず、いつもの不気味タッチなのが、さすがホラー漫画の第一人者。
猫の愛らしさ(と不気味さ)に振り回されつつも、虜になっていくセンセイが笑えます。奥様も味があります。
が、なにより、
<span style="color:#0000ff;"><b>なんで、中年のホラー漫画家と結婚する気になったんだろう…奥様…</b></span>
個人的にはこの点が何より気になりました。 -
なにこれ読みたい。
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これはいい猫漫画。
伊藤潤二のホラー漫画は、どことなくギャグ漫画と紙一重と思っていたけど、この漫画では、ギャグのセンスがいかんなく発揮されている。
結局のところ、「猫あるある」なんだけど、セルフパロディ的なホラー調を交えつつ、作者夫婦と2匹の猫との楽しい共同生活が面白おかしくつづられている。猫への愛情たっぷりで、猫好きなら絶対読んで損はない一冊。 -
コメディをホラー風に描いていてとても面白かったです。
猫に好かれたくて空回りするJ君が自分とかぶります(笑) -
お話がちょっと少なくてもの足りない感あり。
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恐怖マンガが好き、と言っても
楳図かずお先生が大好き…ハハハ
楳図先生が恐怖マンガ界の王様なら
私の考えるプリンスはこの方、伊藤潤二先生!
高校生の頃、夢中で読んだものだ。
恐ろしいモデルの女の人の話が忘れられない…
あと、一番怖かったのは、戦争が終わってないと思わせ、
部屋にかくまっているふりをして、
ある男に復讐している…、でも…と言う話、
怖くて布団から手足を出して眠れなくなったっけ…。ヒャー
そして潤二先生も楳図先生と同じく、
怖い時はものすごく怖いけど、
ギャグになる時はひっくり返る程おかしい事。
本当に怖い漫画を描ける人は必ず面白いギャグ漫画も描けると言う
法則がある、と誰かが言っていたっけ。
さて、この本はそんな(?)潤二先生が
婚約者さんとの同居を機に、
猫と暮らすことになった、その顛末を描いた漫画、なのです。
犬派だった潤二先生がだんだん愛着を感じ、猫好きになっていく…
と言うとほのぼのした感じですが、
婚約者さんはやたら白目ばっかりで描かれているし、
潤二先生自身も、横目で睨んだり驚いた時の顔が
恐怖マンガそのまんまで、なんだか怖いよ~。
漫画を徹夜で描いていて、へろへろの時、猫が…
と言うところ、面白い!
あと廊下に霜…?と言うところ。
いつでも被害者の潤二先生、
でもいつしか二匹の猫が大好きに…。
潤二先生の担当の人が漫画に出てくる猫が
今までと変わったので、
「猫を飼いだしたな」とすぐわかって、
そこから猫漫画を描くことになったそう。
編集者という職業の人は、凄いですねえ。 -
ネコに対して唐突にムラムラくる感じがすげえよくわかる。
それにしても、この人こんな漫画も描く人だったのだね。
相当印象が変わりました、いい意味で。