後宮(1) (KC KISS)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063405934

感想・レビュー・書評

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  • 鎌倉時代後期の「とはずがたり」のコミカライズです。この作品では、後深草院の愛への渇望が切なく描かれているのが印象的です。

  • みんな顔が同じように見えて最初はイライラしましたが、途中からはわりと夢中になりました。

  • 後宮ものは好きなので買ってみたら、「とはずがたり」をモチーフにしたものでした。

    正直、最初は女性の眉毛が太いのが気になりましたし、絵も余り上手ではない感じですが、内容が内容だけに、こういう絵の方が生々しすぎなくてよいのかなって思いました。

    1巻は名門久我家の娘で、小さい頃から院御所で過ごして、14歳で女房となった二条。好意を寄せられる実兼と結婚の約束をしていたのに、院に強引に奪われちゃいました。14歳の女の子に29歳の男性って、現代だと淫行で捕まってしまいそうだなぁなんて。

    無理矢理奪われたのに、院のことは嫌いになれない。でも、前々からの実兼も好ましい。文のやり取りなんかして、たぶん次巻では契ってしまいそうな感じです。

  • すっごいドロドロしたものを淡々と描く。
    可愛らしい絵柄じゃなかったらただひたすら胸糞悪くなってただけだと思う。

  • どこまで原作?に忠実なのかわからんが
    古典特有の血縁とか年の差とかいろいろぶっとんだ恋愛模様が
    全然受け付けない。
    淡々と描いていくさまが教科書の解説本みたいな雰囲気。


    面白くはなかった。

  • とはずがたりの漫画。
    解りやすいし、切なさが良い……

  • 鎌倉時代の後深草院二条の『とはずがたり』を漫画化した作品。
    古典だけをよんでたら、
    「ただの貴族の暇つぶしの恋愛を綴っただけのもの」と思いそうな物を、
    作者は「愛」を中心に上手く登場人物の心情を描いている。
    愛に飢える院や御室、二条の姿は現代人に通ずるところがあり、
    考えさせられるところがある。
    これが史実とはいわないけれど、原作を上手く理解した深い作品だと思う。

  • ブックオフでタイトルに惹かれ、どの後宮だろうと思って手に取った。最初、へたうま(死語)というか子供のお絵かき風な絵に引いたが、パラパラ見ると、いや、この絵だからよいのかも、戦略的にこの絵なのかも、と思えて購入。解釈は子供用ではありません。

  • 全5巻

    今まで知っていた「とはずがたり」とはまったく違う
    あたらしい物語。

    海野つなみさんらしい
    痛さと切なさに溢れてます。

    ちょっとしたボタンの掛け違いで
    どんどん運命って変わってしまうのよね…。

  • 2009/08/24 初読。
    2009/09/11 再読。最終巻の購入に合わせ、改めて1巻から通して読み直し。

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著者プロフィール

8月9日、しし座生まれ。B型。兵庫県出身。1989年、第8回なかよし新人まんが賞入選の『お月様にお願い』で「なかよしデラックス」(1989年秋の号)よりデビュー。代表作は、『逃げるは恥だが役に立つ』『回転銀河』『後宮』など。

「2021年 『Travel journal』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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