- Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063406054
作品紹介・あらすじ
ドラマティック・アイスダンスワールド、開幕!! 大人気モデル田中美保ちゃんもオススメ!「……恋愛、ミステリー、スポーツ、私の好きな要素たっぷりです。」
感想・レビュー・書評
-
有名なアイスダンサーを両親にもつみちるは、ハーフの礼音をはじめとする幼馴染に囲まれアメリカで幸福な幼少時代を過ごしていたが、ある日を境にその状況は一変する。
みちるの帰国に端を欲した失踪事件。
「一緒に家出しよう」と誘うみちるの手を振り切った自責の念に苛まれる礼音。
数日後帰還したみちるは、失踪中の記憶を失っていた。
「I was lost……」(道に迷ったの)
まず恋愛漫画の王道をちょっとずつずらした設定と展開に唸らされる。
みちるとぺアを組む事になる晶はきらきらしい美形で正統派王子なルックス。なのに中身はわがままで自分勝手なナルシストときて、今まで何回もペアを解消されている。
みちるの幼馴染でずっと片思いしてきた礼音(調べ物中だけ眼鏡になるのが美味しい)は、ハーフらしからぬ外見と素朴で純粋な性格で好感をもてる。
そしてヒロインのみちる。
幼い頃の事件をきっかけに性格がダウナーに転向、アイスダンスに打ち込む事で「自分は汚い」という強迫観念から逃れてきた少女。
ぼーっとしてる。テンポがずれてる。食いしんぼう。だがそこがいい!
前歯に青のり事件に全裸コート事件、妖艶なダンスを披露しながらひたすら食べ物について考え続けるシーンは爆笑もの。
普段がワンテンポズレてるだけに、たまに見せる笑顔や子供っぽいふくれつらがなんとも可愛らしいこと!
ヒロインが王子系の年上に憧れるのが恋愛物の王道だが、みちるは一見地味な幼馴染の礼音が大好きで、八つも年上の晶がそれに大人げなくやきもちを焼くというラブコメ要素が激しくツボを突きまくる。
みちるの過去もサスペンス風味で読ませるし、アイスダンスシーンは体の線がシュビッとしてとても綺麗。
晶は「いちばん近い人」、礼音は「希望」。
「最初から完璧だった。おれたちは同じものに縛られてそれを解くためにチームを組んでる」
晶の台詞が象徴するように、みちるの過去が影を落としているため単純な三角関係になりそうでならず、絶妙な匙加減で踏みとどまっている。
大好きな人を亡くし、記憶をなくし、幸福な幼年時代をなくし。
おのおのが過去と向き合い前へ進む為に協力し信頼を築いていく三人の関係性はむしろ同志や戦友に近く、「こういうのっていいなあ!」と胸がきゅんとするやらじんとするやらで大変。
アイスダンサーとして成長していくみちるが礼音と晶どちらを選ぶのか、みちる失踪事件の真相は?
気になって目がはなせない!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
んーわからない
-
姉の蔵書より拝借
最後まで読みたいなー -
全11巻
-
全11巻 完結
-
感想は最終巻で
-
フィギュアスケートやバレエの漫画は今まで数え切れないほど読んだけど
アイスダンスは初めて。
といいつつ連載当時は立ち読みしてたけど。
ミステリー・恋愛・スポ根と見所満載。
そんでもってフィギュア好きには元ネタが分かって面白かったりする。 -
全巻読破
スケート好きには堪らないであろう漫画
ちょっと大人な少女漫画で、性描写もあるし、虐待を受けた主人公の心情がリアル
話的にはちょっとのんびりしてるかなーとも思ったが
絵が綺麗
私はヒーローよりも晶くんの方が好きだったな
結局は元の鞘に落ち着いた感じだったね
やっぱり少女漫画だ
ああいうよく分からない恋愛模様はまさに少女漫画
砂時計とかNANAとか好きな人は読んでみるといいんじゃないかな