逃げるは恥だが役に立つ(6) (KC KISS)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063409680

作品紹介・あらすじ

定例のハグの最中、想いが募ったみくりが発した一言を津崎が否定したことから、ふたりの距離は遠ざかってしまい……?そして訪れた津崎の37歳の誕生日。彼らの結婚生活を急転させる、長い長い夜が始まる──!話題の契約結婚ストーリー、急展開!!

定例のハグの最中、想いが募ったみくりが発した一言を津崎が否定したことから、ふたりの距離は遠ざかってしまい……?そして訪れた津崎の37歳の誕生日。彼らの結婚生活を急転させる、長い長い夜が始まる──!話題の契約結婚ストーリー、急展開!!

感想・レビュー・書評

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  • すれ違いがありつつも、お互いの気持ちを確認し合った平匡とみくり。
    「相手が自分をどう思っていようと 相手を無視するわけではなく尊敬と信頼をもって接する 信じるとは結局 相手への自分の気持ちを信じること」
    「人を好きになることは結構 勢いというか簡単で 誰かを誠実に愛するというのは なかなか努力のいることなのではないか…」
    というみくりのモノローグが印象深い。結局は自分次第だったりするんだよね。

    今までつかず離れずだった二人が急接近!いちゃいちゃムードにこちらもにやけてしまう。しかし、ここからが逃げ恥の本領発揮。入籍した後の家事は仕事としてこなすのかどうか。契約結婚からの流れだからこそ、家事のコストを新鮮に見つめ直すことができる。

    あと、風見の「同じ女性なのに関係性で見え方が変わるんだ」「役割で見てるわけじゃないから」って言葉が好き。イケメンへの偏見の話とも似てるよね。役割という表面ではなく、その奥を見ようとする気持ちは大事だよね。

  • 平匡さんがとても可愛い!!
    甘い2人が見れる巻でした。もどかしい関係だったりもしたので、良かったなと思わずにはいられません!しかし、ラブラブなだけではない「逃げ恥」。恋愛と仕事をどうこなしていくか…?新たな課題とともに、最後のページも気になるところ。次巻も楽しみです。

    講談社漫画賞受賞おめでとうございます!

  • 平匡の誕生日を境に急転していく二人。そしてイチャイチャ回。
    相思相愛で合って良いかといえばそうではなく、プライベートと仕事の区別がつかなくなり、みくりはモヤモヤすることに。
    どのような関係になろうとも、対話は必要。互いの思いを伝え、折り合いをつけたりする行為は、どのような仲になろうとも、むしろ仲が良いときはそれらが、なあなあになりがちだからこそ、なおさら必要という話。

  • 平匡さんとみくりのじれったい関係にモヤモヤしていたが、なんと!ついにこの巻で急展開。
    がしかし、両思いになったはなったで、契約結婚としての報酬などはどうなるの〜?とか、いろいろ問題提起してくるあたりはさすが。
    でも平匡さん。アナタ、変わりすぎです(笑)
    あと、ゴム製品は劣化します。くれぐれもお気をつけて。

  • 恋愛モードになった途端の、平匡さんの思考回路の変化っぷりに目を見張った。
    男からすると、「結婚」=「支配」、または「独占」ということなのか。

    男女によって得られるものが著しく違うというのがネックなのかなぁ。
    勿論そこには性役割とか社会的性別とか、求め(られ)るもの自体が違うということもあるのだろうけど。
    これで本当に子どもができたりしたら更にややこしいことになるだろうなぁ。
    それはそれで、その時のビジネスモデルがどういうものになるのか見てみたいけれど。

    だんだんとクライマックスに近づいているような気配。
    1巻だったかの後書きで、「これはお仕事マンガ」「結婚=ゴールではない」という旨のことが書かれていたのが思い出される。

  • いつもながら中身の濃いマンガ。
    今回は二人が両思いになっていちゃいちゃ度高いけど、それでもやっぱり「恋愛」と「仕事」のバランスへの模索はなくならない。
    作者のナィーブな感性と、陳腐な結論に逃げずに考察を深める姿勢とに、毎回感心する。
    いろいろな人に、特に独身男性に、読んでもらいたい作品。

  • 話し合っていくしかないんですよね、
    結局のところに折り合いをつけるには。
    どうすればお互いが納得できるのか、
    争い事を続けている限りは、絶対に納得なんて出来ないのだから、
    自分の主張をして
    相手の主張を聞いて、
    お互いが少しずつ譲り合って、
    落ち着ける点を模索していく。
    多数決で決める問題ではないからこそ、
    気長にじっくりと
    自分たちなりの結論を出すことができれば、
    外野からとやかく言われる筋合いはなくなります。
    多少の妥協があるのかもしれませんが、
    多少の妥協は必要なんでしょうね。

  • いちゃいちゃ回。

    みくりが「自信のない私をひたすら信じて好きでいてくれる相手」なんて都合よく現れないし、自分はそんなスペックの高い人間じゃない。むしろ私はどこまで信じ続けることができるかの側だと気付く。→誰かを誠実に愛するというのは努力のいること。

    「相手が自分をどう思っていようと、相手を無視するわけではなく、尊敬と信頼をもって接する。信じるとは結局、相手への自分の気持ちを信じること」

  • ついに一線を越えてしまった。その割に物語は淡々と進んで
    プロポーズまで一気に。
    結婚にまつわる役割や意義の考察が独特で面白い。

  • "「月2のハグはどうなるでしょう」
    「そうですね
    そこは基本ラインとして残しておくのはどうでしょう
    そこがあってそれ以外に追加していく形で」
    「月額固定に課金システム的な感じですかね」"[p.44]

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著者プロフィール

8月9日、しし座生まれ。B型。兵庫県出身。1989年、第8回なかよし新人まんが賞入選の『お月様にお願い』で「なかよしデラックス」(1989年秋の号)よりデビュー。代表作は、『逃げるは恥だが役に立つ』『回転銀河』『後宮』など。

「2021年 『Travel journal』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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