いちごカルビ (別冊フレンドKC)

南波あつこ

• 講談社 (2013年10月11日発売)

作品紹介・あらすじ

これまで大ヒット作「隣のあたし」「スプラウト」「先輩と彼女」などで、王道ピュアラブストーリーを描いてきた南波あつこが、なんと「お笑い」漫画を描いた!!　しかもマジで泣けちゃう感動傑作ストーリー！　アイドルを目指す「いちご」と自分を変えたい「カルビ」の二人の女子高生が、文化祭でステージに立った時、奇跡は起きた！　読めば絶対勇気が出ます！


アイドル志望だけど、オーディション全戦全敗の杏奈。人前でうまく話せなくて、自分を変えたい優希。そんな２人がお笑いコンビ「いちごカルビ」を結成!!　文化祭で一緒にステージに立つことになって…!?　青春お笑いライブ・ストーリー、開幕☆

感想・レビュー・書評

[naaaaatsuk1さんの感想 · 2017年3月25日]

南波あつこ先生大好き！
友情ものだからどうかなー？と思ったけどやっぱり面白かった。杏奈ちゃんも白雪ちゃんもかわいー。
しかも講南高校って！隣のあたしの三宅くんが行ったところだよね？もしや三宅くんが隠れているのでは！とか文化祭に仁菜が来ていたりして！と思って何度も読み返してしまった。テイク3、テイク4があれば読みたいな。
最後の短編もやっぱりこの作者さんの作品だなって思う終わり方だった。

[mikiyabuchiさんの感想 · 2015年12月28日]

アイドル志望の杏奈（表紙左）と引っ込み思案の優希（表紙右）がお笑いコンビ「いちごカルビ」を結成するおはなしです。

性格も育った環境もまるで違うふたりがお互いを尊重し、認めあいながらステージを作り上げる過程が楽しく、読んでいて明るい気持ちになれます。

2話掲載されているうち、1話目はやや手堅い印象です。
しかし、2話目はローカルオーディションを題材に、ふたりらしいスカっとする展開が見られとても面白いです。

特に一見勢い重視に見える杏奈の冷静で機転の利く一面や、おとなしい印象の優希の見せる不断の努力やここ一番の度胸など、意外性のある人物描写が魅力的で、さわやかな読後感が味わえます。

単巻として発表された作品ですが、ぜひとも続編を読みたくなる内容になっています。

著者プロフィール

9月28日生まれ。てんびん座。O型。『バランス』で第16回新人まんが大賞佳作を受賞してデビュー。代表作は、『先輩と彼女』『スプラウト』『隣のあたし』『青夏』

「2022年 『カモナ　マイハウス！（6）』 で使われていた紹介文から引用しています。」